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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#2 Secret vs Vitality EU S9 Playoff

 

Secret vs Vitality EU S9 Playoff

 

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。

Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。

・2時からBO3を1回見たあと、試合開始が午前5時とかなので眠気凄い状態で書いてます。半分寝てました。間違っている箇所は多いかも…
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。

 

R6 Pro League - Season 9 - EU - Team Secret vs. Team Vitality - Relegations - YouTube

 

 

(感想)

Secret vs Vitality

1Map目、領事館(Secret pick?)
カピタオ、エコーVitality ban
ノーマッド、クラッシュSecret ban

Secret攻撃スタート。


1ラウンド目、地下防衛
螺旋階段からの途中上がりをkill
トイレの敵に気づいてなかったのか、無視していたのかは微妙だが、最終的には中にいたMuteに敗北。
人数不利を背負った状態で、現地をLeonGidsゾフィアが一人で詰めるものの、裏を取られてdead

2ラウンド目、2階防衛
Secret攻撃は見事な連携で非常階段、トイレを占領。Vitalityがリテイクに来るのを読んで、ガチガチに階段途中上がりをロックしている。
領事オフィスの敵をを発見できなくて(?)窮地に陥るものの、coverを繰り返してなんとかラウンド勝利。

3ラウンド目、ビザ資料室防衛
LeonGidsゾフィアが管理事務室を背後から奇襲。2kill。エントリーフラッガーの能力の高さを示す。
Secretは地下圧力をかけ、アプローチすると見せかけて、素早くrotationして1階に設置。設置に慌てたVitalityに対してLeonGidsが強襲。

4ラウンド目、ロビー会見室防衛
Secretの見事なクロス、射線の敷き方がうまく、Vitalityメンバーが逃げたところにロックが必ずあるような状況。
着実に1人ずつ人数を削る。
加えてそこにLeonGidsがPeekしてきて、さらに人数を削られる。
人数差ができても油断せず、現地を潰しきるような動き。

5ラウンド目、地下防衛
Secret攻撃はイエーガーの早めの勝負やミュートのハイドによって人数差を作られる。
人数不利を負いながらも、現地を潰す判断など良かったが、時間が足りなかった。

6ラウンド目、2階防衛
諸々のRotationの間にSecretは人数を削られる?
2階攻めは人数がいないときつい。

SecretはVitalityの途中でリテイクに来る動きを理解して、かなり警戒していたように見えるが、


7ラウンド目、地下防衛
Secret防衛スタート
LeonGidsミラが上手く飛び出して、その後の還りも含めて2kill、相当な時間を稼ぐ。VitalityのLeonGidsミラの囲いこみは優れていたが、やはり時間がかかりすぎる。
その後はVitalityのお願いplantを許すミスを犯すが、うまく解除で敵を釣って撃ち合い、解除を無理矢理通す。


8ラウンド目、2階防衛
SecretはACOGコンビを持ち出して、ゴリゴリに撃ち合う選択。個人的にSecretが取り入れるべきだと思っていたのでうれしい。
設置は通されるものの、plant後のVitalityの配置が悪く、Secretの飛び出しを次々と許して人数不利になってしまう。
Vitalityはplantまでの時間管理とplant後のクロスや人の配置が課題かもしれない。

9ラウンド目、ロビー会見室防衛
Vitality攻撃はまたもや有効なアプローチを行うまでに2分近くかかる。人数有利を作れても、結局は最後の30秒でのラッシュのような形なので、対応がしやすい。

10ラウンド目、地下防衛
トイレのLeonGidsミラがやられる。
Fonkersカイドが補強にヒートチャージを張り付けたと動じにガレージから飛び出すが、狩られる。
ピアノからの工事も入っていて、plantを止める術もなく、plant後にドローンロックも入ってVitalityラウンド取得

11ラウンド目、2階防衛
SecretはまたもACOGコンビ。
非常階段を守る辛い役目のスモークに対して、ドクが後ろから注射する形で援護。面白い絵面だ。
スモークのショットガンが火を吹いて非常階段を守りきり、SecretがMap獲得。


Secretは得意な攻撃でラウンドを稼ぎきれなかったので危なかった。しかし、Vitalityは攻撃に問題を抱えていて、防衛に不安のあるSecretが連続でラウンドを取得することができた。
Secret防衛、Vitality攻撃においてはVitality側の時間管理等のミスが目立ち、SecretがよいというよりもVitalityがひたすらに悪かった。

Secret攻撃は室外からでも射線の敷き方が本当に上手く、LeonGidsのエントリーフラッガーとしての力もあって人数差を作れることが多い。Vitalityは飛び出しなどで室外に積極的に勝負を仕掛けてくることがあまりないので、Secret攻撃はVitality防衛と相性が良い。ロックがしっかりしているSecretと、ラウンド中途でリテイクを行いたいVitalityという観点から見ても、Secretは相性が良い。

 

2Map目、オレゴン(Vitality pick?)
マーベリック、エコー、Vitality ban
カピタオ、クラッシュ、Secret ban
Secret攻撃スタート


1ラウンド目、タワー防衛
子供部屋や共同寝室にいる遊撃を排除するまでは良かったが…
その後のVitalityのハードピーク等により人数差はイーブンに。
なぜか3階のマエストロに気づかずに(左側にいると思った?)ラペ突入。dead.

2ラウンド目、地下防衛
会議の囲いこみがうまく、人数差を作ることに成功。
coverの途中上がりもしっかり警戒できている。
火花が早々に死んだのでひじょうに危なかったが、うまく会議を包囲して殲滅できた。

3ラウンド目、2階防衛
バンディットエリートPL初参戦?
2階防衛にも関わらず、Vitalityは1階を主戦場に選び、時間と人数を消費させることに成功。
キッチンを潰す際にLeonGidsが暴れるものの、会議からリージョンのcoverが入ってdead.
その後は人数不利を背負いながらもブリチャラペ突入など使う面白い選択をするが、ラウンド敗北。

4ラウンド目、地下防衛
タワーで戦闘、1-1交換。
裏攻めで設置に行くと見せかけて、実際は現地を殲滅する判断。Vitalityはリテイクに行くために現地外に人員が配置されていることが多いので、殲滅判断はかなり賢い選択に感じる。


5ラウンド目、キッチン防衛
ロッカーを排除しにいく段階でロビーと2階でdeath発生?
ロッカーは排除して、キッチン攻めに移行するものの、Vitalityに察知されていて、キッチン攻め対応の独特の待ちポジションを取られて、読みきれずにkillを取られる。

6ラウンド目、タワー防衛
2階、3階のラペを駆使して、タワー3階が速攻で潰される。3階を潰して直ぐにSecretはタワーになだれ込み、2階と3階を制圧。設置。パーフェクトラウンド。


7ラウンド目、地下防衛
Vitality攻撃スタート
Secretは2階に遊撃を積極的に出して、2階を主戦場に。
Vitalityが速攻で1killを取って、Secretのcoverも間に合わず、飛び出しも失敗して1分半の時点で2on5

Vitalityは攻めが遅いので、それを加速させられる可能性は高かったが、早めに一人落とされたのが影響して、裏目に出てしまった。


8ラウンド目、2階防衛
Secretはかなり前線を引き上げて戦っているのだが、Vitalityの囲い込むような攻め、ロックによってRotationを狩られ、1人ずつ削られていってしまっている。

9ラウンド目、地下防衛
相変わらず、Secretはかなり早めに戦う。しかし、捌かれて早々に人数不利を背負う。Vitalityは自分達の若年化が出る前に余裕を持って行動できる。

10ラウンド目、地下防衛
ついにSecretは前めの防衛をやめる。
設置を1度は阻止することに成功するものの、ゾフィアLMGの弾幕もあり、次の設置を止めきれない。


Secret防衛の前めの戦いをVitalityが捌き続けられたことが勝敗を分けた。
Vitalityは攻めが遅いので、遊撃を全力で出して、さらに時間を稼ごうという考えは良く理解できる。
しかし、うまくいかなかった。Secretは多少無理をしてでもcoverを入れる意識が必要だったかもしれない。ジャッカルも入っていたので、ハイドもほぼ不可能で、どちらにしろ無理な勝負に挑むか、相手の遊撃排除セットプレイを受け入れるかしかなかった。


3Map目、銀行
カピタオ、エコー、Vitality ban
ジャッカル、ミラ、Secret ban
Secret攻撃スタート

1ラウンド目、2階防衛
キャッスルの窓からの飛び出しを火花がcover
窓からLeonGidsゾフィアがエントリーすることに性交するが、前にPeekしすぎてdead
裏からの(ロビー)Fonkersツイッチもやられて人数不利。
設置は成功しても人数不利を覆せず。

LeonGidsは攻撃においてはひたすら前めにPeekして戦うことを求められるので、特にBO3の試合の後半において、一人だけ前のめりになりすぎてしまうことも多いような気がする。

2ラウンド目、地下防衛
クラッシュ登場、サーバー階段を守る
中央階段から下ってAボムを制圧することに成功するが、Vitalityのリテイクを防ぎきれずに人数不利。

3ラウンド目、資料守り
Secretは相手の前めのPeekを防ぎきれない。
工事はしたものの、plantアプローチの際に活用はせず、平面で続々とやられる。

4ラウンド目、2階防衛
Secretは現地を潰しきる判断。
今度はLeonGidsゾフィアが撃ち合いに勝利し、coverを連続させて現地をせんめつさせることに成功。会議室へのmeepyのエントリーがよかった。

5ラウンド目、地下防衛
火花ペレットとヒートチャージの同時張りでカイド餅つきを半分無効化。
サーバー階段、サーバーを1人ずつkill。
設置後のstiZzeの1on2クラッチ

6ラウンド目、地下防衛
Vitalityは1階に遊撃。資料で時間と人数を削る。
Secretは現地を潰そうとするのだが、Vitalityに若干読まれていて(?)、置きAIMの中に突っ込んでしまう。


7ラウンド目、地下防衛
Vitality攻撃スタート
Secretは2階や1階に遊撃を出して積極的に戦わせる。マエストロがロビーにいるレベルで前に戦っている。Vitalityは遊撃の居場所や数を把握しきれずにエントリーして、人数を削られてしまう。
Secretのジャッカルbanが効いている。

8ラウンド目、2階防衛
Vitalityは前に戦ってくるという事で警戒を強め、相手のハードピークを咎めることに成功。
続々と人数を削る。

9ラウンド目、資料守り
2階に多く遊撃を出して、時間を稼ぐ。1人1人がハイドだったり負担の大きい戦いなので、人数差を作りきれない。

10ラウンド目、地下守り
LeonGidsヴィジルが速攻で処される。
その後も続々と遊撃を狩られ、2on5


Secretは相手を見ての研究/分析が非常に優れていて、編み出す対策というのも刺さることは多い。しかし、打ち出した対策のスタイルに固執しすぎる気があり、中盤〜後半に相手に適応/警戒されてしまって、"対策の対策"をされてしまう傾向にあるように思う。
つまり事前準備した対策は優れているが、試合中にそれを柔軟に変えることができていない。

LeonGidsのエントリーフラッガーや撃ち合いの強さに依存し過ぎている部分もあり、Leonkidsの調子が悪かったり、LeonGidsが撃ち負けると途端にラウンド取得率が下がる印象もある。
LeonGidsは撃ち合いに勝たなくてはならない精神的ストレスが大きいのではないだろうか。
所々で少し無理な戦いをしてしまっているように見える。

Secretはあまりハードピークというのが得意ではなく、現状のハードピークが重要となってくる環境は、彼らにとってマイナスに働いてしまったのかもしれない。

 

前線を引き上げて戦う際は、Secretは個々でかなり無理のあるPeekや飛び出しを多用する傾向にあり、またcoverできる距離感にいなかったり、coverに行かずにハイドを選択したりと、リスクの高い行動が多い。

チームとしての前線や戦いの場は共有されているものの、実際の戦いや勝負は個々で行いがちである。(おそらくkillよりも時間稼ぎが主題なのだろうが)

チームとしてのハードピークが下手くそと言ってもいいかもしれない。

 

 

Secretの事前に準備していた対策は優れていたものの、2Map目のオレゴン以降、Vitalityがそれに慣れ、Secretはラウンドを取れなくなっていった(特に防衛)

Vitalityの弱点である攻撃の遅さが発揮される前に人数を削られ、Vitalityは余裕を持ってアプローチすることが可能。そのままBO3を制した。

 

MnMや92DTのようなハードピークを得意とするチームはどんどん勝ち上がり、SecretやNaViのようなハードピークを得意としないチームは降格していく。

現状のハードピークの重要性を改めて示されたように感じた。