猫、Siege、F3

メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

MENU

シージ試合雑感想#27 Secret vs Liquid - Allied Esports Las Vegas 2019 - Semi Final -

Secret vs Liquid - Allied Esports Las Vegas 2019 - Semi Final -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあると思います。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



Rainbow Six Siege - Allied Esports Minor - Day 3

※00:31:51〜(時間指定済み)




(感想)

Secret vs Liquid


Map:領事館(Liquid)、クラブハウス(Secret)、国境




1Map目:領事館(Liquid)

グラズ、ヴァル、Secret ban
火花、エコー、Liquid ban
Secret攻撃スタート



1ラウンド目、2階防衛
Liquidがテラスを2人で飛び出して、エアジャブを無効化して、待合室ラペカット。ジーニアス!

Secretはラペが厄介で、かつノマドがいるであろう状況では、素晴らしいと言える連携だ。

Secretは取れているところが少なかったが、それでもPlant場所の工夫で設置を成立させる。(画面を見ている限りではLiquidは止められただろうに)

非常階段窓から飛び出しはエアジャブ的に下策だった。


2ラウンド目、2階防衛
Secretはラペに対してや管理事務を戦場にして戦う。
Secret攻撃に関しては正しいとしか言えない防衛。よくわかっている。

Secretは下からの突き上げを察知したのか?設置場所の移動や殲滅への移行はよかったが、Liquidのタイミングを合わせた逆ラッシュに倒れた。


3ラウンド目、ビザ防衛
Liquidは2階に遊撃が配置されている。

Secretの囲いこみやローテーションカットがしっかりしていて、Secretが圧倒。

LeonGidsの撃ち合いの強さというよりは、Liquidの射線管理や警戒の薄さが問題だったように見える。
撃ち合わずにカットされていっている


4ラウンド目、ビザ防衛
Secretの2階全体を囲いこむような攻めが上手すぎる。

いつの間にか領事オフィスに入っていて、管理事務や会議室から逃げる遊撃を楽々カット。
その瞬間にテラスからFerralがエントリーして、管理事務と挟み込んで?カット。

チームのタイミングと瞬間的な連携も優れていて、Liquidはどうしようも無くなっているようにも見える。


5ラウンド目、2階防衛
Liquidはまた、テラスを2人で飛び出すが、Secretがしっかりと警戒していた!
飛び出した2人は2方向からのロックに狩られる。

非常階へのフラグもしっかりしている。

Liquidは飛び出し方を工夫するべきだった。


6ラウンド目、地下防衛
Secretの螺旋階段からの裏ラッシュ。
素晴らしいラッシュだったと思うが、Muringaの最初の1カットが響いたか。

Liquidの対応も早かった。やはり警戒はしていたか。

結果論になるが、非常階段ロックなど居れば、結果は違ったかもしれない。





Liquid攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
領事オフィスで耐えるFonkersルークが素晴らしい。
廊下へのpeekを全て潰した。

Liquidは領事オフィスか会議を火矢を、使ってなんとでも潰したかった。

Secretの人数差がついてからのだめ押しの飛び出しも素晴らしい。


8ラウンド目、地下防衛
Liquidはガレージだけで攻めを終わらせる戦術か。

ラッシュ的に詰めるが、Secretに読まれていたのもあるし、ラッシュのタイミングが分かりやすすぎるのもあるし、自分達の炊いたスモークに紛れて逆ラッシュしてくるバンディットを抑えるロックが居なかったのもあって、暴れられる。

すこし分かり易すぎたか。
ガレージだけで完結してる割りには、ロックが足らなかったのも問題だ。(散々、Secretは飛び出しているので、他の場所からの飛び出しを警戒していたか?)



Secretマッチポイント
9ラウンド目、ロビー防衛
LeonGidsパルスの突き上げ。
Neskとの1の動き勝負にも勝った。

Liquidは会議を潰す動きが悪く、現地ラッシュと見せかけた誘いも失敗している。


Secretは相手のpick mapで圧勝と言っても良い勝利だ。
Liquidも分析や対応を見せていたが…それ以上にSecretの攻撃が強力だった。








2Map目:クラブハウス(Secret)

カピタオ、ミラ、Secret ban
火花、エコー、Liquid ban
Liquid攻撃スタート



1ラウンド目、ジムベッド防衛
Neskは洞窟をワンパンしてインキャロック。

Liquidのpeekタイミングもあって、Secretは人数が削られていく。
ロックによって室外へのpeekも咎められる。

ジムベッド防衛においては仕方ないことかもしれないが、SecretはなかなかCoverできる距離感に居なかった。


2ラウンド目、地下防衛
Secretは2階に遊撃。
Liquidの遊撃の囲いこみが微妙で2カットされる。

遊撃によって、その後のハッチ割りなどの工事を終わらせた時には、Liquidはアプローチ時間が30秒しかなかった。

それでもLiquidのラッシュ力とCoverが良く、1on1まで持ち込まれる。

Secretは2階で人数有利を取っていなかったら危なかった。


3ラウンド目、金庫防衛
Secretはバリケードや開いた補強壁から室外へのpeekを積極的に行うが、裏目に出た。
Neskがしっかりロックしていた。

Liquidの倉庫、ラウンジを制圧しての下からの突き上げでSecretはさらに人数差を作られる。

最後の詰めでは、おそらくLiquidがガレージ、金庫どちらもしっかりと警戒していて、Secretの逆ラッシュを防いだか?


4ラウンド目、金庫防衛
Liquidはマーベリックの工事が中途半端になってしまったが、それによって逆になかなか見ない射線とタイミングでカットに成功。

LiquidがSecretの飛び出しやpeek感を読んでいる感じもあって、Secretはきつかったが、相手のPlantアプローチに対して、逆ラッシュ?を成功させたか。
(普通に待ちで捌いただけ?)

Liquidの詰めのタイミングが読みづらい。


5ラウンド目、地下防衛
Secretはまたもや2階遊撃。
1階に入り込んだNeskがやはり素晴らしく、次々に遊撃を狩られる。

しかし、LeonGidsの2階への途中上がりが刺さってしまった。あまりにもリスクのあるリテイクだったためか、Liquidも警戒できて居なかったか。

Liquidはあまりロックのチームではないので、そこを突いたのか。ヴァルカメがあったか?


6ラウンド目、ジムベッド防衛
ついにNeskの洞窟インキャロックが決まってしまった。
あれは予想はできない。

Secretは前のジムベッド防衛と違って、トイレに籠れるようにしている。

Liquidのロックが薄いからか、Secretはきついはずの拠点内をかなり自由に動き回れている印象だ。

外カメによって監視室窓へのロックも抜かれる。

先程のラウンドもそうだったが、Liquidは人数が減ると雑な現地詰めを選択しやすい気がする。





Secret攻撃開始
7ラウンド目、地下防衛
Liquidはガレージ倉庫やラウンジ周辺にキャッスルを貼って1階を守る面白い防衛。

S3xyCakeのガレージ倉庫の位置取りはかなり巧みだった。

Secretは祭壇に決め撃ちを入れたりして、そちらに圧力をかけていると見せかけつつ、武器庫へラッシュ。

予想されにくいロック位置と、報告精度の高さで勝利をもぎ取った。


8ラウンド目、地下防衛
Liquidはガレージ倉庫で積極的に戦う。
1カットはできるが、その後はSecretの連携と決め撃ちでイーブンに。

しかし、Liquidは40秒近くまでアプローチ時間を削ることに成功。
補強が割れていない状態の祭壇詰めだったので、Liquidが優勢だった。

洞窟進行したLeonGidsに暴れられるが、なんとか時間切れでLiquid勝利。


9ラウンド目、金庫防衛
Liquidは現地よりもラウンジ倉庫に人員を多く配置している形。

Secretのラッシュ的な攻めが素晴らしい!
補強が割れた瞬間にガレージに駆け込んで、超重要拠点であるガレージ2階を速攻制圧。

金庫まで取りきって、突き上げされない位置で設置。
後はロックで片が付いた。 (突き上げを狙っていたのだろうが、Liquidの対応はあまり良くなかった)

Secretはキャッスルを見て、突き上げ主体であろう作戦を読んで、現地が薄いと判断してのラッシュだろう。

あまりにも素晴らしい。




Secretマッチポイント
10ラウンド目、金庫防衛
Secretは今度は改装現場や金庫階段上がりを駆使しての攻め。

金庫階段上がりがリスクが大きすぎたために失敗した。
しかし、ここに来てあえて、タイミングがバラバラの攻めを展開したのだとしたら、感嘆に値する。

Liquidの遊撃の戻りの対応が良かった。
飛び越えで頭を抜くNeskには驚愕だ。


11ラウンド目、地下防衛
Liquidは固く現地籠り。

Secretは時間がかかっている+祭壇が割れてないので危ないかと思われたが、武器庫へのラッシュが上手く決まった。

中央階段からの詰め、すこし遅れて青階段からの詰め?

LiquidはSecretの狙いが絞りきれなかったので、地下に広く配置されていたのが、裏目に出た形かもしれない。

タイミング会わせや人数配分で勝っていたとは言え、それでもSecret不利な状況での力業に近い行いを、Liquidに対して通すのは驚愕だ。






Secret vs Liquid
Secret攻撃が本当に素晴らしい。
特にラッシュ的な詰めだ。外から見ていて"綺麗"という印象を多く与えるチームはSecretくらいかもしれない

タイミング合わせの良さ、多方向or1方向、殲滅or設置に対する逆ラッシュを誘ってのロック、激変する状況での報告の精度、挙げればキリがない



また、Secret攻撃は包囲するようなアプローチも堅実で、ロックも強靭、リスクが巨大である下策な攻めも時々取り入れてくる。

選択肢が多く、スピード感も異なっているので、相手は警戒すべき事や対応しなければならない状況が多岐に渡る。
かなり対応しにくいと言えるだろう。



Liquidはエアジャブに対して2人で飛び出したり、Secretの苦手なラペに対する全力の勝負など、対策を練っていることが伺えたのは素晴らしい。

Neskの1の動きも素晴らしく、Secretを苦しめた。

しかし、人数が減った際の雑な詰め、ラッシュに対する対応の悪さ、ロックの不足など、課題も見られた。


Secret防衛はLiquidがあまりロック型のチームではないことを理解しているのか、無理矢理な階段上がりリテイクや、室外への飛び出しなどかなり積極的に行っていた。

途中からはNeskが1の動きよりもロックを優先させていたのは、そのせいかもしれない。


Ferral加入によって、Secretというチームが求める力業の部分が補強され、Secretはただでさえ強かった攻撃を、さらに強化することに成功させた。

かといってタクティクスな攻めが下手になったわけでも無いので、相手は本当にキツいはずだ。

これが世界の上位勢にも通用するかは未知数だが、通用するなら攻撃に関しては間違いなく世界トップレベルだろう。


ぜひSix Majorに出場して、見せつけてほしいところだ。

まだまだ成長が期待できる恐ろしさなので、これからも期待だ。