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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#108 G2 vs TSM - Six Major Raleigh 2019 - Playoffs - Quarterfinals -

G2 vs TSM - Six Major Raleigh 2019 - Playoffs - Quarterfinals -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



G2 Esports vs. TSM – Raleigh Major 2019 – Playoffs – Day Four




(感想)

G2 vs TSM


Map:領事館(TSM)、ヴィラ(G2)、海岸線



1Map目:領事館(TSM)

ドッケビ、エコー、G2 ban
カピタオ、ミラ、TSM ban
TSM攻撃スタート



G2はいきなりロビー防衛。
2階や室外で積極的に戦うのではなく、plant周辺のロックと戦うためのACOG多用か。

plantは成立しても、TSMは畳み掛けられて凌ぎきれない。


TSMは地下防衛に対して、ガレージだけで戦術を完結させる。しかし、勢いもガジェットも足りない。

G2は2階から室外や1階、ガレージへの射線をしっかりと使えている。


TSMは会議室をフラグで飛ばして、1階からのリテイクにもロック。
会議室端でplantに対して、plant止めを確実に止められる安全なロック。

TSMは室外飛び出しによる疑似的な人数差を使ってplantを素早く成立させた。


TSMは地下に全ての人員を投入して奇襲的にカットを狙っていったか。

G2は地下の大量の人数に対して気付き、ハッチなどからCoverを入れている。素早い対応が素晴らしい。


TSMはエントリーが若干雑になっているか?
G2は予想がしやすく、自由に遊撃できている。人数やリソースを削って好きなように引けていけている。


TSMは1階や地下に丁寧にドローンを回している。

G2はかなり執拗に室外にPeekしている。NAチームには効きやすい動きだろう。

TSMはG2が突き上げを使ってくるのではないかという読みからか、1階に多くのリソースが注がれている。
その動きが最終的なラウンド勝敗を決めた。


TSMは2階遊撃で時間を稼ぎながら戦う。
G2は2階を前後から挟むように出来ているが、TSM遊撃が積極的に戦ったので生かしきれない。

G2はトイレを排除するアプローチを行う時の味方との距離感や螺旋階段のリテイク警戒の分担など素晴らしいが、時間は足りなかった。


TSMはラペに対して積極的に飛び出して人数を削りに行っている。しかし、G2の警戒が基本的には上回った。

飛び出しによって現地が薄くなると、一斉に現地に詰めていって勝敗を決した。


ラペリングへの勝負、室内からのハードな戦いや飛び出しによって戦うTSMに対して、G2は理解と警戒が強い。

そうなると、TSMの立ち回りはただリスクな行動、リスクな位置取りで倒されやすくなるだけだ。


TSMはかなり咎められているにも関わらず、懲りずに飛び出している。飛び出し方は多彩なのでG2の想定を越えることもあるか。

G2はリスクを背負って素早いエントリーを行うが、Coverの出来る距離感ではない。人数がさらに削られる。


G2はロビー防衛に対して、ピアノで1カットした途端にライオンでラペエントリー、plantした。

TSMは特にピアノ攻めを阻止する工事をしていることもなかったので、G2もやりやすかっただろう。







2MAP目:ヴィラ(G2)

ドッケビ、エコー、G2 ban
モンタ、ミラ、TSM ban
TSM攻撃スタート


TSMは1階に2人エントリーしていて、遊撃を排除していく。
TSMは丁寧な正攻法の攻めとは少しは変化しているか。

TSMは人数有利を作ったが、G2のPenguとGogaのコンビである。


TSMは1階からバックが突き上げ。餅つきを封じる。

TSMのドローン回しは人が着いてこないので、一方的に壊されることも多いが、天文が空になっていることを理解してカットを重ねられた。

G2の背後からのリテイクと真正面からのリテイクのタイミング合わせが良い。

TSMは人数差を生かした逆棟へのローテーションが効いた。


TSMは正攻法にキッチン攻めに対して2階を包囲して人数を削れているが、有利は取りきれない。

2on2の状態だとG2の連携や立ち回り、位置取りの良さが光ってくる。


TSMは天文に向かってバスルームから真正面に馬鹿正直に戦い続けて負けていく。

TSMはbiologicの1の動きなど良いが、主動隊と合わせられてない。CAGが欲しかったような動きを出来ているのは良いのだが…


G2はリビング防衛。
TSMは早めのエントリーでイージーカットを狙ったのかもしれないが、そこには居なかった。

TSMの詰めは個人突破力があるが、Coverは厚くない。
逆にG2は部屋の中でも外でもCoverが敷かれていて、TSMに優位を取らせない。


G2はリテイク重視な形。TSMは突き下げをして、自分達の型を行うことができた。

G2のリテイクの立ち回り、引きにはsenseが感じられるが、現地が壊滅してしまってリテイクが間に合わない。





G2は逆棟から詰めていくのだが、他のチームと違うところは引きロックがしっかりしているところだ。

TSMは状況が変化すると同時に背後からのリテイクなど良い感じ。
G2のリテイクに対する判断が早い。すぐに引きロックに移行した。

G2の現地に対する包囲のタイミングとヘイト管理。


G2はキッチン防衛にラッシュ。ラウンド有利が取れているからこその選択だろうか。

G2のタイミングがバッチリという訳でも無かったので、TSMも対応は用意だった。


G2のライオンとラペリングとCoverと連携による天文潰しと現地殲滅。抵抗は難しい。Coverも封じられる布陣を構築できている。

Fabianジャッカルの1の動きも刺さった。

TSMは積極的に戦わないのだが、領事館で多く咎められてからそれが行えなくなっているかもしれない。


G2はだめ押しのブリッツ。それに対して引いていく遊撃を排除するFabianジャッカルの1の動きも素晴らしい。

TSMの遊撃にはほとんどCoverがなく、G2のチーム連携で淡々と処理されていく。無理な戦いが続いている。








G2 vs TSM
G2 vs TSMもSecret vs SSGも根本の部分では同じだろう。
自分の型を貫き通そうとするNAに対して、対応策が整えられてしまった。強みを潰して弱みを引き出すようにされてしまった。

完璧に刺さっている対応に、NAチームは微妙な変化しか加えられない。それでは根本の部分で覆せない。




TSMはアプローチ対象の共有がチームでなされているが、実際の勝負は個々のことが多い。

それは攻撃では人数有利を取りきれないことに、防衛では孤立した遊撃、そして全体的なCoverの少なさに繋がった。

室外にも積極的に撃ち合う/飛び出す形はG2に厳重に警戒され、段々とその良さは失われていった。




G2はチーム対策はもちろん、Coverや連携、射線の分担など全盛期を彷彿とさせる姿を取り戻している。

確かな距離感による連携は、TSMの個人勝負による優位をなかなか取らせなかった。

高い連携が個人技の発揮を助長させる以前の強さが復活したのか、次のforZe戦でようやく分かるのかもしれない。