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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#116 Liquid vs EG - DreamHack Montreal 2019 - Final Day - Quarterfinals -

Liquid vs EG - DreamHack Montreal 2019 - Final Day - Quarterfinals -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。


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※00:00:00〜(時間指定済み)
(後ほど、動画を張り付けします)



(感想)

Liquid vs EG


Map:カフェ(Liquid)、領事館(EG)、海岸線



1Map目:カフェ(Liquid)

サッチャー、マエストロ、Liquid ban
ジャッカル、ミラ、EG ban
Liquid攻撃スタート


1ラウンド目、1階防衛
EGは2階を守らずに、本大会で頻繁に見せている2マンセル遊撃での対応。

結果はLiquidが先に1カット。

それでもEGはリテイクを続けて2階を取り返すが、1階現地が平面の圧力に耐えきれない。


2ラウンド目、1階防衛
最初は2階を放置しておいてラウンド中途でリテイクに来る形は既に理解されているようだ。

EGのリテイクが同じ方向なのもあって、Liquidの想定を越えられない。

Liquidはplantと同時に側面からも圧力をかけ、plant成立。

EGのリテイク、逆ラッシュで人数をひっくり返したのはすごいが、plantが成立するとACOGの強みが発揮される。


3ラウンド目、1階防衛
LiquidはEGのリテイク体制に対して、また別の回答。

現地の薄さと入り口がバリケードされていることを逆手に取って、スレッジハンマーも同時に一ヶ所からラッシュした。

良い判断、良い選択だ。
そこに至るまでの味方との距離感も優れている。


4ラウンド目、3階防衛
Liquidは冷蔵庫の補強を割った後、定番の設置位置からずらしてplant.

加えて、天窓ドロップなどで相手の逆ラッシュを封じる位置取り(おそらくいざという時の死に役を兼ねている。)も素晴らしい。

強力なチームプレイとして成立している。
EGは飛び出しなどで先にアクションを起こそうとしているが、優位を取りきれない。


5ラウンド目、1階防衛
EGは3階を2人で守る形に切り替えた。
床も工事して、2階に圧力をかけている。

Liquidはそれをほぼ無視して、今まで通りの戦術を行っている。

Liquidはplant段階てのスモークの使い方、プランター以外の人員の配置、使い方が素晴らしい。

plantの時間を稼ぐような詰めで確実にplantを通せる。


6ラウンド目、1階防衛
EGはリテイク型の防衛をやめて、ベーカリーに籠って真正面から受け止める形になった。

Liquidは撃ち合いで解決しようとしたが撃ち勝てず。

EGはもっと早くに試してみるべきだった。





EG攻撃スタート
7ラウンド目、3階防衛
EGは冷蔵庫補強の電撃を破れずに、バーから奇襲的な殲滅アプローチ。

かなり面白く、そしてあの状況では有効な選択だったが噛み合わなかった。

カクテルラウンジを潰すのか、冷蔵庫を潰すのかどちらかに統一した方が良かったかもしれない。




Liquidマッチポイント
8ラウンド目、1階防衛
Liquidは手荷物預かり所など、1階の定番強ボジをクロスによって堅実に守る。

EGは多少力押しだが、手荷物預かり所を突破し、それによって裏からのnvKゾフィアの詰めが活きることとなった。


9ラウンド目、読書防衛
Liquidはバーにヴァルカメ、妖怪、多くの情報ガジェットを置き、自分達の戦いの場を確実なものとしている。

多少グダりはしたが、相手の動きを完全に追えていることは大きかった。

psk1イエーガーのCoverで決着。










2MAP目:領事館(EG)

ノマド、マエストロ、Liquid ban
カピタオ、ミラ、EG ban
EG攻撃スタート


1ラウンド目、地下防衛
EGは2階遊撃に対して、前後から挟むように攻められてはいるものの、時間がかかかりすぎである。

Liquidは時間を稼ぐだけ稼いで引き、さらについでのごとくカットもすることが出来た。


2ラウンド目、2階防衛
Liquidは窓枠妖怪でリスキル。成功。

EGはクリアリングミス?
イージーカットされている。

1階の攻防でgeoが頑張ったが、流石に単独では無理があった。


3ラウンド目、ロビー防衛
EGは平面攻めと見せかけて2階殲滅を行った?

予備動作がないまままに、一気に人数差が開いた。

その後の詰めには若干甘いところ、というか情報を集められていない部分があるが、人数差を活かしきった。


4ラウンド目、地下防衛
Liquidは管理事務まで遊撃を出している。

EGはそれに構う姿勢を見せつつも、途中で大幅に作戦転換し、現地を前後から殲滅する動きに変わった。

現地の薄さを利用したいい攻めだ。

リスクに対する判断か良い。少し前のEGなら出来なかったことだ。


5ラウンド目、2階防衛
Liquidは妖怪の使い方が素晴らしい。

自分達が戦いたい場所、前線構築した手前に置くことで、勝負の確実性を上げている。


6ラウンド目、地下防衛
EGは2階の遊撃に対するライブドローン、コンカッション、同時の詰め、途中上がりをドローンロックで警戒するNecroxなどいい感じだ。

しかし、時間は浪費している。

ガレージを割った時には既に16秒。
それではハイドにも気づけない。





Liquid攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
Liquidはplantに入れると判断してからの行動が素早い。そして堅実だ。

EG側のミスとも取れるが、その早さはEGの対応の遅れを導いた。


8ラウンド目、2階防衛
Liquidは1階にパルスがいることを察知していて、plantに入るよりも殲滅の方が得策と判断したか。

積極的に待合室まで詰める動きはいい感じだが、殲滅寄りの選択は何度も見せているので、EGの対応も進んでいるか。

妖怪の位置もいい感じだ。


9ラウンド目、ロビー防衛
EGは最初のplant阻害など良かったが、その後は強気に勝負しすぎたかもしれない。

Liquidはplant判断、やめる判断、位置を変える判断、どれも適切だ。

味方との距離感も優れている。





Liquidマッチポイント
10ラウンド目、地下防衛
EGは積極的に勝負するのだが、Neskスレッジに狩られていった。

その後は強気に勝負していく必要があったが、それもトラックススティンガーなどによって妨げられる。

打開できぬまままに勝敗はLiquidに傾いた。











Liquid vs EG
Liquidの判断や戦術の良さ、EGの新しい姿と熟練度の低さ、ある意味相対的な試合だったか。

EGは2マンセル遊撃が本大会で特徴的に見られていた。

それに向けたLiquidの警戒と対応は、ノマドグリッドロックの多用、丁寧なロックなどに表れていたか。

Liquidは全盛期を取り戻した?






EGには長らく「べき思考」があったのかもしれない。

つまりmust,shouldな思考。
それは行動や思考を固執させる。

今のEGは柔軟に試せているように見える。それはラッシュなどに表れている。

この柔らかさは良い方向に働くのではないか。
まだ詰めきれてない所は多いが、悲観しなくても良い気がする。






Liquidは、plantを確実に成立させる為の「死に役」としての詰め、スモークを活用した射線とクロス作り、plant実行と中断、位置変えの判断など良い点が多く見られた。

現地の薄さを利用したラッシュも行えており、抗えないチームプレイを形作れている。

細かい味方との距離感も良く、評価点は多い。