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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#152 Aero vs GIANTS - PL Season10 - Season Final -

Aero vs GIANTS - PL Season10 - Season Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



Giants Gaming vs. Aerowolf - quarterfinals - Rainbow Six Pro League - Season X - Finals





(感想)

Aero vs GIANTS


Map:カフェ(GIANTS)、ヴィラ(Aero)、海岸線



1Map目:カフェ(GIANTS)

サッチャー、マエストロ、Aero ban
マーベリック、カイド、GIANTS ban
GIANTS攻撃スタート


1ラウンド目、3階防衛
GIANTSは仕込みドローンを入れて、飛び出しを抑制している。

情報戦でかなり優位に立っている。

Aeroは射線管理ミスも発生している。


2ラウンド目、読書防衛
GIANTSは現地にラッシュ。いつの間にか暖炉にまで進行が進んでいる。

Aeroはしっかりと人数圧力をかけてリテイクを成立させた。

情報共有によるAeroのクロス作りが素晴らしかった。GIANTSの策を潰せたのは大きい。


3ラウンド目、3階防衛
GIANTSはシガーラウンジの籠りをフラグでなんとかしようとするが、倒せない。
そこから下からの突き上げと平面ロックに変わったのは素晴らしいが、Aeroの勝負感が上手かった。


4ラウンド目、1階防衛
GiantsはMapに広くアプローチしているのが、裏目に出ているか。

単独での進行にドローンなどついてきていないので、自由な遊撃の動きを許してしまっている。

GIANTSは不利を背負った中で、人数と距離感を保って詰めていくのが素晴らしい。
しかし、GIANTSの場所や進行を把握しての待ちと射線の敷き方が良かった。

GIANTSは情報収集よりも不意を突くリスクを選択したか?


5ラウンド目、読書防衛
AceZの1の動きによるロック、ローテーションカットが強力に働いている。

GIANTSはシガーショップを強めの正統派の形では無かった。
それに対して、妖怪によって情報を取得したリテイクをAeroは決めている。

GIANTSはドローンが積極的に回らない、仕込みに回しているのか?
室内の情報収集でAeroが優位に立てている。オペレーターBanの影響が出ているか。

Aeroは瞬間的なクロスの形成が素晴らしい。


6ラウンド目、3階防衛
GIANTSがドローンを回せなくて仕込みを外そうというタイミングでAeroは再び飛び出しているか?

GIANTSのPlantアプローチの瞬間的な形成は流石だ。
しっかりと2階にも人数が配分されている。警戒するべきところに人数を分けている。




Aero攻撃スタート
7ラウンド目、3階防衛
Aeroは自分達の行ったシガーラウンジの籠りを凌ぎきれない。

Aeroはラペリングの段階でニトロなどでカットを奪われるが、Eラペからの強引なエントリーの判断。

選択は強引だが、選択の早さがGIANTSに上回ることに繋がった。
GIANTSの想定よりAeroの進行が早かったか?


8ラウンド目、1階防衛
AeroはGIANTS遊撃の位置取りをドローンでつかめているが、位置が室外の段階だったのでPeekも読まれてしまった。
Coverも間に合わず。

Giantsは大きな人数有利を得てからはかなり籠り目の防衛に変化している。


9ラウンド目、3階防衛
GIANTSは外カメによって大きく情報を得ることができている。
1階遊撃の勝負もGIANTSが勝利している。

GIANTSは相手エントリーに合わせたニトロ、さらにそれに合わせたリテイクで勝利をもぎ取った。
最終局面での瞬間的な前線の構築も素晴らしい。


10ラウンド目、読書防衛
Hicksのショットガンの詰めが勝敗を分けたか。

読書を2カフェから詰めたいであろう意識が読まれてしまったので、リスクある詰めがプラスに働いた。

白階段のGIANTSの確保の仕方が上手い。うまくCoverが敷けるようになっている。


11ラウンド目、1階防衛
外カメが強力に働いている。
室外への戦いをAeroは抑えられない。

IQを入れていてもカメラをとらえきれないのに、このラウンドでは入ってすらいなかった。
GIANTSは得られた情報を基に積極的に勝負してくる。

Aeroはああいった前めの攻めに対して1の動きによる局所突破など行えるが、カフェではその戦術は厳しい。



GIANTSマッチポイント
12ラウンド目、3階防衛
Aeroは1の動きで勝利できたのが大きかった。相手のローテーションの多さを見て、ドローンロックによるローテーションカットを狙ったのか。

Aeroはスモークを焚いてどこから詰めたのか見えなかったが、GIANTSの想定するEラペからの分かりやすい詰めを避けたのは賢明だった。
相手の対応力に信頼がありそうだ。




延長
13ラウンド目、1階防衛
GIANTSはテルミットをカットしてからは完全に籠るような防衛になっている。

GIANTSのCoverと射線の敷き方、最終局面での手荷物への移動が大きかった。

土壇場でのリスク選択が行えるのが、GIANTSの強みだ。




GIANTSマッチポイント
14ラウンド目、3階防衛
GIANTSは自分達が行うぶん、外カメへの視覚的な警戒が強い。
Aeroの飛び出し警戒を初めて1階に人数を割いている。ここぞという場面での人数を割く選択を取れるのが恐ろしい。

GIANTSのチーム連携による3階制圧が素晴らしい。スモークの使い方、人数の距離感、見る配分、遊撃による薄さにしっかりと利用した。









2Map目:ヴィラ(Aero)

サッチャーイエーガー、Aero ban
マーベリック、ミラ、GIANTS ban
GIANTS攻撃スタート


1ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは3人がかりで地下を潰すという特殊な選択。
これがAeroの強みだ。さらに1の動きでローテーションロックをしていたゾフィアも隙を見て詰める動きで人数差を広げている。


2ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは逆棟からの攻めに変わっている。
サッチャーが無いので、ミュートが強力に作用している。

お互いに浮いた相手に対する勝負が上手い。隙を見せると狩られていく。

Aeroの現地に詰める連携が強力で定番ポジションにいても勝ち切れない。
割らずとも連携と射線管理で優位を作っていけるのは素晴らしい。


3ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは地下の1の動きを除いて、現地詰めはなかなか解決策を見いだせていない。

GIANTSは相手の停滞を見て、リスクを背負って現地を出る動き、無理に勝負せずに相手の詰めを待つ形で優位を作った。


4ラウンド目、キッチン防衛
GIANTSはマップに広く展開して、Aeroの進行を抑えている。
Aeroの準備が整う前に、チーム連携が成立する前に勝負を仕掛けている。

Aeroもかなりいろんなところから進行しているので、GIANTSも対応しきれないが、人数が減るとぼ英川が有利になってくる。


5ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは逆棟から詰めていく。
GIANTSもそれが分かっているので、前線が構築される。
同時にAeroもGIANTSがチームで対処してくるだろうことを読んで、しっかりとCoverを警戒出来ている。

Aeroは人数優位を確保して、モンタをしっかりと活用してPlantで誘いを成立させた。
上手い。


6ラウンド目、彫像展示防衛
Aeroは得意とする急激な進行を見せている。
Aeroの1の動きに対してGIANTSも積極的な1の動きを見せている。
お互いに単独で行動しながらも、同時に味方の報告共有を行い、瞬間的に連携を作り出せる。

柔軟な動きが互いにできていて、状況が場面ごとに急変する。

GIANTSがクラッシュを活かしきる前に人数を削って、実質的に無効化することができた。





GIANTS攻撃スタート
7ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは心拍センサーで相手のプッシュ方向を把握している。

Aeroが現地内から逆襲する動きは、読まれていて対処された。
結果としては失敗したが、GIANTSの詰めが完成する前にチームで勝負しようという動きは良いだろう。


8ラウンド目、飛行展示防衛
GIANTSはライオンを使ってかなりのスピードで詰めていった。
Aeroは裏からのリテイクを試みるが、単独で孤立した場合はGIANTSのライオンと同時の包囲が素早く成立される。

柔軟性、その場での作戦構築能力はGIANTSの方が上手か。


9ラウンド目、彫像展示防衛
Aeroは1の動きで勝利。
その後のGIANTSの索敵と遊撃殲滅に動く形への移行の早さ、見つけられなかった際の仕込みドローンの設置。
判断の早さが素晴らしい。

GIANTSは遊撃に悩まされて逆棟からの急激な人数配分変更したが、時間は足りなかったし、情報収集する余裕もなかった。


10ラウンド目、飛行展示防衛
GIANTSは突き上げフラグでパルスを倒せた。それが大きい。

GIANTSの現地詰めの連携、距離感が素晴らしい。
しかも、一回取れた現地をあえて捨てて裏からのリテイクを全員で警戒する形に変わる柔軟性も驚嘆すべき点だ。

自分達の取れた有利よりも、相手の予測を超えることを優先させるような動きだ。


10ラウンド目、キッチン防衛
GIANTSの素早いエントリーとライブドローン。
Aeroも得意とするような動きだが、GIANTSの特許でもある。

GIANTSの進行がAeroのものよりさらに読みにくいか。

AeroはGIANTSの包囲が完成しつつある中で、単独リテイクを複数成立させた。
GIANTSが勝負する前に勝負することでGIANTSのやりたいことを阻止できた。

しかし、単独勝負が多いリスクの高さは否めない。




Aeroマッチポイント
12ラウンド目、彫像展示防衛
GIANTSの仕込みドローンは相変わらずの強力さだ。
しっかりと情報を取って、室内の取れている範囲を増やしていく。

Aeroは上手い位置で待って1カットするが、同じ位置で待ち続けるのはきつかった。

GIANTSの包囲の苛烈さは驚異的だ。
複数同時に状況が動くので、報告が追い付かないだろう。
殲滅連携、殲滅包囲がいつの間にか強力な形で成立するのは厄介だ。




延長
13ラウンド目、キッチン防衛
Aeroはここに来て、ラペリング音と合わせて飛び出しリスキルを成立させている。

Aeroは相手のエントリーに対して早め早めに戦って、GIANTSの対応を許さなかった。
GIANTSは瞬間的なチーム連携でAeroを上回っているが、それを成立させる前の段階での戦いになった。

GIANTSがAero攻撃に対して行っていた防衛だとも言える。




Aeroマッチポイント
14ラウンド目、彫像展示防衛
Aeroは逆棟遊撃に対して圧力をかけて、現地攻めに切り替えた。

しかし、切り替えてからの早さが足りず、GIANTSの戻りが間に合ってしまった。

補強破壊が無いので、通常とは違う位置での待つ位置が成立してしまう。



15ラウンド目、彫像展示防衛
GIANTSの早めのエントリーをAeroは狩ることができている。

GIANTSは距離感、相手の位置の予測、裏のラペリングなど素晴らしい。

しかし、Aeroが凌ぎきった。
Aeroも勝負タイミングや瞬間的な連携が素晴らしく、お互いに譲らない熱い勝負が繰り広げられている。











3Map目:海岸線

ドッケビ、エコー、Aero ban
カピタオ、ヴァル、GIANTS ban
GIANTS攻撃スタート


1ラウンド目、ダブルバー防衛
GIANTSは2階から広く取っていく。

狭く守っている、固定的な強ポジにいるAeroにはGIANTSの包囲殲滅、隙を見たエントリーが勝利を導いている。


2ラウンド目、キッチン防衛
Aeroは心拍センサーで相手の動きを読んでいる。

GIANTSの遊撃殲滅に合わせて、Aeroも集団でのリテイクが始まり、すさまじい勢いでCoverが繰り返される。
報告の共有と連携の構築が素晴らしい。


3ラウンド目、ダブルバー防衛
セキュリティに防衛するAeroに対して、GIANTSはどんどん連携包囲が成立していく。

それに対してCoverを成立させに行くAeroも素晴らしい。

GIANTSのリスクを背負った単独エントリーの数々が効果を発揮している。
Aeroとしてはすべてのエントリーに勝負を挑むような(ヴィラ終盤のような)防衛が必要かもしれない。


4ラウンド目、フッカー防衛
GIANTSはL字の盾裏を潰すという動きがすさまじいが、VIPの耐えにフッカー飛び出しを組み合わせる動きがすばらしい。

GIANTSは包囲を狭めていくが、Aeroが引かずに前線を上げていた。


5ラウンド目、キッチン防衛
GIANTSのライオンを使ったエントリー強化、遊撃排除強化が抗いがたい。

Aeroは不利を背負ったら、GIANTSの包囲、戦術が完成する前に勝負を仕掛けている。

GIANTSの位置取りが一人でも把握出来たら、積極的にチームで勝負していく。
それによって人数有利を活かしきっている。

人数有利だからと引かずにさらに人数有利を広げるような動きが、前に前にというチームでの動きがプラスに働いている。


6ラウンド目、ダブルバー防衛
Aeroはエントリーの段階での勝負。

心拍センサーで数の少なさを理解すると、複数人でリテイクにかかった。
引く素振りを見せながら引かない選択も良い方向に働いている。

Aeroの油断の無さ。相手の位置がわかると、壁抜きの決め撃ちで圧力をかけつつ複数人でPeekしていく。




Aero攻撃スタート
7ラウンド目、ダブルバー防衛
Aeroの圧力がGIANTSを後ろに下がらせることに繋がっている。

Aeroはスオークに紛れたサンライズPlantと同時にドロップからの殲滅も狙っている。
それに気づいたGIANTSの対応も早い。

お互いに瞬間的な対応が早いので、試合が急激に動いてラウンドの勝敗が分からない。


8ラウンド目、キッチン防衛
Aeroは少し攻撃で迷っている。ドローンによる情報収集が行われない。

しかし、瞬間的な詰めによる不利のひっくり返しが成立するのも素晴らしい。


9ラウンド目、フッカー防衛
Aeroの単独リスク選択がマイナスに働いているか。
GIANTSがエントリーの段階で勝負をしかけてくるので、それに苦戦している感じだ。

Aero攻めはGIANTSに比べて早さも足りていない。
GIANTSの準備が整ってしまう。

タイミングを合わせた包囲では勝ち切れない。


10ラウンド目、ダブルバー防衛
Aeroは時間をかけてしまっているが、GIANTSのリテイク、Peekをしっかりと警戒することで人数有利を生み出した。
Plantで誘う動きを成立できているか。


11ラウンド目、キッチン防衛
GIANTSは序盤で1カット成立させる。

Aeroはオフィスに浮いている遊撃を見つけると、素早く連携を成立させて、Coverもしっかりと警戒していた。

最後の詰めも味方との距離を保って、確実に倒すことができている。




Aeroマッチポイント
12ラウンド目、キッチン防衛
AceZモジーが異常だ。ドローンで把握されての決め撃ちに対して、決め撃ちしかえして勝った。

Aeroの殲滅アプローチをGIANTSは抑えきれない。
Aeroのリテイク警戒、射線警戒も素晴らしい。

GIANTSもニトロなどで対応したが、Aeroのリスクを背負ったロビー攻めに抗い切れなかった。
リスク選択の勝利だ。
























Aero vs GIANTS
お互いに単独リスク選択、そこからの瞬間的なチーム連携構築力に特徴がある。

浮いた遊撃は即座に連携殲滅が始まり、それに対して殲滅されまいとCoverを入れることで、カットが超連続的に発生する。

相手の対応を信頼した対応という、高度な読み合いも発生している驚異的な試合。
GG.





お互いにリスクを積極的に背負っていき、それをチームでの選択にまとめ上げることが出来る。

瞬間的な連携構築力ではGIANTSに分があったが、読みにくいリスク選択という点ではAeroが勝った?

どのラウンドもどちらに勝利が転がり込むのか、どのような展開になるのか、先の読めない楽しさがあった。





称賛すべき点は多く、到底まとめ切れない。

報告の早さ、取るべき場所で選択されるリスク、優位を捨ててでも相手の予測を上回ろうとする意志、以前のラウンドからの修正…

特にAeroに関しては、保守的になれる場面や窮地であっても、チームで積極的に戦う姿勢を忘れなかった。
それが勝因かもしれない。