猫、Siege、F3

メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

MENU

シージ試合雑感想#154 NaVi vs TR - PL Season10 - Season Final - Semi Final -

NaVi vs TR - PL Season10 - Season Final - Semi Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。


(後ほど動画貼り付け)




(感想)

NaVi vs TR


Map:領事館(NaVi)、ヴィラ(TR)、クラブハウス



1Map目:領事館(NaVi)

カピタオ、マエストロ、NaVi ban
ノマド、ヴァル、TR ban
TR攻撃スタート


1ラウンド目、ビザ防衛
TRは2階から丁寧に取ってはいくが、ロックやMAPの制圧に穴がある。
その隙間を縫うようにリテイクが決まってしまっている。

TRの特質である地下エントリーによる隙を突くような進行も、NaVi側の位置取りを把握しきれていないので効果を発揮されない。


2ラウンド目、ロビー防衛
NaViはTRのドローン回しの薄さを利用するようなハイドだったか?

地下の攻防でNaViが勝つ。TRの1の動きを抑制できるのは大きい。

TRは会議を潰せたが、妖怪が居る状況でのPlant選択Onlyは下策だ。


3ラウンド目、地下防衛
NaViのガレージ外ミラ張りとインパクトとエレクトロクロウによる餅つきに抗えていない。

単独での進行も上手くいってない。というよりはNaViの単独行動に優位に立たれてしまっている。

クリアリングの薄い部分をしっかりと利用されてしまっている。


4ラウンド目、2階防衛
NaViは領事オフィスを図々しく占拠して非常階段に撃ち込んでいる。

TRの射線構築が上手くいってないので、メタを敷けていない。
ゆえにNaViが自由に動けてしまっている。Coverもほぼ発生しない。

Mapを攻めるという観点でTRは完全に負けている。


5ラウンド目、ビザ防衛
NaViはTRの単独エントリーに対して積極的に戦っていくような形だろうか。

TRはエントリーが成功しても、遊撃を組織立って処理できていないので苦戦している。

しかし、TRは2階遊撃に構うことよりも少ない人数での現地殲滅を優先し、それが功を奏した。TRの柔軟な要素の強みが出た。


6ラウンド目、地下防衛
NaViは突き下げの薄さに対してガレージ内で前に戦っている。

TRは非常階のケアが甘いが、裏からのハッチダイブによる強襲が刺さった。
そのまま現地を優位に制圧して現地を崩壊させた。

誰もが1の動きができるのがTRの強みだ。





NaVi攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
NaViは会議室まで進行してPantに突入出来ているが、クラッシュの強引な廊下進行とPlantカットが大きい。

TRは決め撃ちの精度も高かった。
NaViの裏の動きがさらに思い切りよくいけば分からなかったが、相手のCoverを待つ姿勢も悪いわけでは無い。


8ラウンド目、地下攻め
NaViはピアノを取って設置に至るまでは非常に良い動きだった。

TRは飛び出しを幾重にも繰り返し、リテイクをチームで同時多発的に行って解除を成立させた。

TRは非常階段の管理やガレージ外直近の射線で優位に立った。


9ラウンド目、ロビー防衛
NaViは地下からの複数人での上がりを検討しているが、TRに動きを読まれている。

TRはピアノ側に寄っていて正面玄関が薄い所をしっかりと利用して飛び出している。

NaViは攻めが崩壊して地下の位置取りもバレている中で、しっかりとリスクを背負って戦いを変えることができた。
何度も戦い方を変えることで予測を裏切ることができている。


10ラウンド目、ロビー防衛
NaViは変わらず非常階段からの攻めを行っている。
現地にはラペロックが入っているが、非常階段はケアされていないのでTRは自由に動けている。

NaViは人数が減ってもしっかりとリスクを背負えるが、TRはPlantに入ったときのチーム連携が良い感じだ。撃ち合いでロックも抜いていく。


11ラウンド目、地下防衛
TRはPlantアプローチを気づけていない、ガジェット使用が遅れることが多い。

しかし、全員で動き回ってリテイクを行うことでPlant解除を悟らせなかったのか。
TRのリスク選択がプラスに働いている。

人数差を背負っている状況では悪くない判断だ。遊撃が急激に状況を動かしている状態でもあった。




TRマッチポイント
12ラウンド目、2階防衛
NaViのロックの強靭さが効果を発揮した。
TRがかなりNaViのロックを抜いていたのでその強みが発揮されなかったが、このラウンドでは違った。

ファーストブラッドのスモークカットが大きかった。
NaViの突き上げ警戒の1の動き判断も良かった。




延長
13ラウンド目、地下防衛
TRは相変わらずPlant止めの妖怪を上手く扱えていない。

NaViのロックが火を噴いている。
TRの動きが制限され、非常階段も勝てない。決め撃ちで現地が崩壊しかける。

ビザ階段を抑える動きがいい感じだ。EU中でも発揮していた要素がいい感じに出ている。




NaViマッチポイント
14ラウンド目、ロビー防衛
NaViはあまり積極的に戦わずに、引き目引き目で後からリテイクするような動き。
しかし、そういって下がった動きにTRがどんどん進行していく。

それによってNaViの想定よりも前線が引きあがっており、リテイクの動きも上手く決まらなかった。

TRのPlantに合わせたハッチドロップも良いだろう。


15ラウンド目、地下防衛
TRは1階を走り回っている。

NaViはTRのトイレ単独防衛を放置して突き下げを決めた。
NaViのロックを配置して無視の判断は決して悪いものでは無かったが、FoxAヴィジルの立ち回りが全てを決めた。
真正面からピアノに詰めるのではなく、非常階段側から詰める動きでカットを複数奪い取った。

その後の非常階段1.5に逃げ込む動きも良い。

NaViはピアノを取られてから思考停止な動きに陥ってしまったか。
















2Map目:ヴィラ(TR)

マーベリック、ミラ、NaVi ban
ノマド、エコー、TR ban
TR攻撃スタート


1ラウンド目、キッチン防衛
TRは2階を抑えて突き下げ。

NaViは現地の突き下げには付き合わずに引きめに位置取ったが、TRの2階からの射線で
その位置取りもマイナスに働いてしまっている。

NaViはもしかしたらヴィラの経験不足かもしれない。


2ラウンド目、彫像展示防衛
TRは素早い進行でNaViの想定よりもPeekが早い。

NaViは引き目の防衛で、勝負タイミングを自分達で作れていないか?
TRはクリアリングミスが発生してしまっている。

NaViはしっかりと周辺警戒して包囲の成立を許さなかった。


3ラウンド目、飛行展示防衛
NaViは固めの防衛を続けている。

そうなるとPeekも固定的になるので、伏せロックなどが刺さってしまう。

NaViはクラッシュが孤立したが、下からの突き上げで援護した。素晴らしいCoverだ。


4ラウンド目、キッチン防衛
NaViは変わらず引きめの防衛。
TRは同じように進行してPlantを狙ったが、NaViの裏からの進行警戒がしっかりしていいたのと、TRのロックの薄さが勝敗を分けた。

TRの選択は2階を取らせないだけで突き上げなど活用していないので、NaViはそれを利用できたか。


5ラウンド目、彫像展示防衛
NaViは固めに守る。元々遊撃を出しまくるようなチームでは無いので、メタ的な勝負になりがちだ。

遊撃を大量に出している状況にはTRは強いが、籠られてのメタ勝負になるときつい部分はある。

TRの進行の連携は良かったが、NaViの射線管理も巧みだった。
割職がニトロで飛んだのは大きかった。


6ラウンド目、飛行展示防衛
NaViの狭く固い動きとクラッシュを合わせた防衛に時間的余裕が失われる。

TRは戦術的に突破しきれない。
しかし撃ち合いとタイミングの連携で人数差を作るが、NaViの現地ブラックアイと突き上げが刺さった。






NaVi攻撃スタート
7ラウンド目、飛行展示防衛
NaViは逆棟から超急激な進行でラッシュ的に現地を取り切った。
いいラッシュだ。

TRはかなり遊撃強めなのでそれを理解しての選択かもしれない。
現地を取り切った後の冷静なロックも良かった。




NaViマッチポイント
8ラウンド目、飛行展示防衛
NaViは進行が早い。現地近くの必要な場所をガンガン取っていく。

NaViは最低限の場所を取って真正面からの撃ち合いはロックで対処し、下からの遊撃にもしっかりと予測しにくい位置でローテーションロックが入っている。
上手い選択だ。












3Map目:クラブハウス

マーベリック、マエストロ、NaVi ban
カピタオ、ミラ、TR ban
TR攻撃スタート


1ラウンド目、ベッド防衛
TRは手順通りに攻めるのに時間が大きくかかっている。
Map進行が遅れている。

しかしながら、NaViが早めに勝負したり、TRの撃ち合いと殲滅連携で勝利した。
昔に比べてチーム連携が向上しているだろう。

NaViの1階確保の選択が結果的にはマイナスに働いている。


2ラウンド目、地下防衛
TRはニトロでウェア離職が飛ばされたのもあって、バイクから真正面に詰めていくしかなかった。

しかし、ボム裏を利用されて一人ずつカットされていく。
倉庫からのドロップもなかなかうまく決まらなかった。


3ラウンド目、金庫防衛
TRは1階倉庫から突き上げで圧力をかけている。それによって餅つきを封じる。

ガレージ2階で孤立したエコーはしっかりと射線作りによって排除した。

NaViは最終局面で突き上げを狙ったが、LaXInGサッチャーのラウンジPeekがGeniusだった。


4ラウンド目、ベッド防衛
TRは金庫籠りを突破することができない。特殊な射線にもしてやられている。

TRはMap的に優位を構築できなかったが、割りを警戒しているNaViに対してチームでの現地殲滅を行った。

最終的に人数が少ない状況で、Plantを試みなければならないTRが不利だった。


5ラウンド目、地下防衛
TRは武器庫攻め。
NaViの前線の位置を把握できていなかったか、チーム全体の詰めが合い切らなかった。

洞窟が割れていないことをNaViはしっかりと利用した。


6ラウンド目、金庫防衛
TRは補強を割るまでは良いが、妖怪とガスグレによる時間稼ぎに苦しみ、最後のロックも角度的にNaViが優位であった。

TRは室外飛び出しへのPlant止めに対するCoverなど良い側面はあるが、金庫廊下からの詰めを抑制できなかったのはミスだ。

戦術的にまとめきれない。





NaVi攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
NaViのドローン仕込みとそれによる情報収集によって現地の情報を得た。

TRと違って現地の位置取りを把握できているので、青階段からの詰めと本体の詰めが完璧に一致する。
いい情報収集と連携だ。


8ラウンド目、地下防衛
NaViは祭壇攻めと見せかけて武器庫攻め。エントリーからのPlantまでは良かったが、バイクが割れていないことによってハイドを許してしまった。

おおきなリスク選択ではあるが、Skysヴィジルの立ち回りが素晴らしかった。


9ラウンド目、金庫防衛
NaViの仕込みドローンが相変わらず効果を発揮している。
それで何人もカットが発生している。

餅つきに対する雷雨ライン突き上げも素晴らしい。

TRは人数が減って、リテイクのタイミングを合わせ切れない。




NaViマッチポイント
9ラウンド目、ベッド防衛
NaViはMapの制圧を広げていく上で屋上との勝負や階段上がりで負けた。

チームとしてタイミングを合わせる前にTRの前線の高さに対応できなかったか。

TRの状況を見た金庫からのリテイクも見事だ。


10ラウンド目、金庫防衛
TRの単独Peekリスク選択。
TRのリスク選択力が効果を発揮している。妖怪で情報収集した。

Plantアプローチの段階でNaViは金庫まで踏み込む勢いを見せたが、Retroスモークが耐えきった。

相手の前めの勝負を予測できていたTRと1階からのPlant阻止選択、妖怪を使ってのハードな戦いを成立させたのが大きかった。


11ラウンド目、地下防衛
TRの地下籠りに対して、祭壇3枚割りをしっかりとNaViは実行した。

それによって祭壇の位置取りがきつくなり、祭壇進行の勢いを止めきれなかった。
展開シールドがあるような中でもしっかりと前に詰めていったNaViが勝利をつかんだ。











NaVi vs TR
最終的な勝利を呼び込んだのは、NaViのメタ力と仕込みドローンによる情報収集を活用した作戦構築力だろうか。

TRの大胆なリスク選択と一人一人のシージセンスの高さはNaViを苦しめたが、チーム戦術の差は覆せなかった。

DZがNaViに対してメタによる勝負を挑むのか。決勝の注目点だろう。





TRは昔から全員の単独行動センスが高い。
個人リテイクとその後の立ち回りで、劣勢展開を数多く逆転させた。

殲滅連携やPlant解除のリテイク連携など、個人リスクをタイミングを合わせたチームリスクにまとめることもできている。

しかし、ロックやガジェットの使い方など戦術の甘さは否めない。





NaViは防衛が若干不安定なので、DZの多様な型にどれだけ抗えるかがカギになるだろう。

”オンライン通りのパフォーマンス”はかなり取り戻せているように見える。
ロックや情報収集と共有、相手の薄さを突くラッシュなど。

DZの分析力、対応力を超えるだけのチーム力を発揮できるか。
期待はできる。