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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#155 NaVi vs DZ - PL Season10 - Season Final - Grand Final -

NaVi vs DZ - PL Season10 - Season Final - Grand Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。


(後ほど動画貼り付け)





(感想)

NaVi vs DZ


Map:領事館(DZ)、海岸線(NaVi)、国境



1Map目:領事館(DZ)

カピタオ、マエストロ、NaVi ban
テルミット、エコー、DZ ban
DZ攻撃スタート


1ラウンド目、2階防衛
DZの非常階へのセットプレイ。相変わらず堅実だ。引きロックもしっかりしている。

非常階下からのリテイクもしっかりと屋上に上ったロックを行っている。

不利を背負ったNaViの強気なPeekもしっかりと対処していく。


2ラウンド目、ロビー防衛
DZは仕込みドローンも含めて着実に情報収集し、ロックで容易に人数が削れていく。

単独でのリテイクは仕込みドローンで情報を取られ、フラッガーのHyperが突っ込んでくる。

DZは優位を取って油断とまではいかないが、スニークインからの相手の油断を誘った動きを取った。
それが裏目に出て人数が削れ、多くのリテイクを咎められない。


3ラウンド目、地下防衛
DZの索敵に対して単独で階段を上がってくる勇気である。
DZは珍しくクリアリングミスとも言えるミスだが、Coverも尋常じゃなく早い。

DZは火花のバグで通れる穴ができず、非常階段から突っ込むしかなかった。

裏の動きも刺さっていたが、サーバーで籠っていたCTZNイエーガーが大きかった。


4ラウンド目、ビザ防衛
管理事務ラペに対するニトロ。

DZは管理事務を制圧するのに時間を使い、ビザ籠りを倒すのも厳しい状況になっていたが、思い切ってエントリーしたNyxアッシュが勝敗を導いた。

2on2でのNaViが地下にいることも分かっていたのだろうか、Plantと離れた位置で螺旋階段ロックなど、DZはかなりリスクのある選択に見える。

DZはCTZNの単独遊撃に対して、絶対にばれない位置でロックを行っている。


5ラウンド目、ロビー防衛
DZのフラグとブリーチング弾で確実に領事オフィスのドクを倒している。
ガジェットの使い方がうますぎる。リソースを迷いなく使い切る判断も素晴らしい。

人数が減ってCoverが薄くならざるを得ない状況になると、Nyxアッシュが現地にすら攻勢を仕掛けている。

BCの固定的なポジションを守る強さが堅牢だ。
DZの仕込みドローンも驚異となっている。


6ラウンド目、地下防衛
NaViは室外に対しての戦いが始まっている。
室内でのチーム連携が厄介なので、理解できる勝負だ。

NaViは積極的な勝負とみせかけてハッチをエレクトロクロウで餅つきしたりなど、知性的な面もしっかり見せている。

DZの前後を囲むような詰め、ジャッカルによるサーバー周辺の抑えなど効いているが、時間が足り切らない。





NaVi攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
NaViは1分付近で裏攻めに本命を映した。

その素早い判断がプラスに働き、察知した前線構築をも突破した。

しっかりと裏のリテイクの抑えが用意されているのも素晴らしい。


8ラウンド目、ビザ防衛
地下を固く守るようなDZに対して、NaViは引き腰にならずにビザにエントリーしていった。

地下を単独で攻めるCTZNの圧力によって、DZも対応の的を決めかねたか?
DZもPlant止めが惜しかったが、ギリギリで間に合わなかった。

NaViの2階からのロックもいい感じだ。


9ラウンド目、ロビー防衛
ロビー防衛に対してピアノラッシュ。
いつものNaViらしくなってきた。

DZですらあまりの早さにPlantを抑えられなかった。

ピアノラペに対して飛び出しがDZは少し雑だったか。少し焦ったか。



NaVi攻撃スタート
9ラウンド目、地下防衛
NaVIはガレージ補強が割ることができなかったが、トイレの単独籠りに対して連携して処理できている。

DZがビザ階段で勝利したのが大きかった。
NaViのロックがあそこで負けないのがNaViの領事館の強みであるので、そこが崩れるときつくなる。
今までの試合を見て、おおよそのロック位置を把握できているのだろう。


10ラウンド目、2階防衛
NaViのリスク選択。オンライン通りの強さが発揮されている。
非常階で1カットされるが、思い切ってラペエントリーして設置を決めた。

DZは不意を突かれたか。気づくことが出来なかった。
あの土壇場でラペリングだけで終わらせる精神力の高さである。非常階段を取り切れている訳では無かったので、リスクのある行為であった。

DZも屋上からのロックを警戒したか。
DZのような合理的なチームには対応のしにくい選択かもしれない。











2Map目:海岸線(NaVi)

カピタオ、ミラ、NaVi ban
火花、エコー、DZ ban
DZ攻撃スタート


1ラウンド目、キッチン防衛
DZは仕込みドローンと進行ドローン、人の位置取りのバランスが優れている。
時間はかかって先にカットを取られるものの、動揺せずにしっかりと2階の遊撃を連携で潰しきった。

DZに2階を明け渡すと、突き下げによる戦術的な取り組みによって現地がきつくなっていく。戻りもしっかりとロックされている。

DZに戦術的なチーム連携させると抗うのが難しい。


2ラウンド目、ダブルバー防衛
DZは領事館でやっていた屋上からのロックなど活用していない。

CTZNの1の動きが危険だったが、うまく刺さらなかった(ミスで落ちた?)

DZはオフィスから一方向で詰める雰囲気を出しながらも、サンライズバーやロビーにしっかりと配分して人数差を作った。

しかし、それが裏目に出てブルーバーへの入りを許した。ロックの不足が生じた結果だ。


3ラウンド目、フッカー防衛
NaViは固く守る動きに見えて、後半に広がって逆包囲を成立させるような形。

包囲を外から打ち崩すような動きを繰り返して、いくつか成功して、いくつか失敗した。

DZは時間ギリギリでHyperのロックを頼りにPlantを強行。
読み合いで勝って勝利した。
その前段階のスモークに紛れたナイフキルを行ったNaViも上手い。


4ラウンド目、キッチン防衛
NaViはリスキルで最初の優位を作る。
上下の射線などもしっかりと活用している。

DZは人数が減って情報が足りなくなると、組織立った行動が難しくなるか。
リスキルがすごく効いてしまうチームなのかもしれない。


5ラウンド目、フッカー防衛
DZは相変わらず仕込みドローンで情報をつかめている。

NaViの弾痕ロックに対して、DZは上手く対応できていない。

DZはもっと遊撃のローテーションを咎められるような要素を取り入れれば違いそうなのだが、チーム連携を重視するがゆえに難しいか。

NaViが広めに前線を敷いてDZがチーム連携を行う前に戦うので(海岸線のスタンダードではあるが)、DZの強みが活かされない。


6ラウンド目、ダブルバー桜栄
NaViは室外にヴァルカメを置いて、前線を室外まで広げているようだ。

チームでの戦いを行えないので、DZの強みが活かされにくい。

DZは人数不利を背負いながらも現地を撃ち抜いていったが、CTZNの1o2で前に出る判断がプラスに働いた。
あの状況で防衛が賭けに出ることは分かっていただろうが、索敵が追い付かなかったか。






NaVi攻撃スタート
7ラウンド目、キッチン防衛
NaVIの入れるところから入っていく動きが遊撃をかなりの早さで引かせていく。

早めに2階を制圧して優位を作っていく。現地が籠れない。

DZはしっかりとMapの使える所を活用して勝ち切った。素晴らしい。
現地はきついが、吹き抜けやキッチンを活用できることを活かして相手の1の動きを封じた。


8ラウンド目、キッチン防衛
NaViが進行できるところ、薄い所から積極的に入っていく。
Map支配率がNaViに圧倒的に傾いてしまい、DZは動きが大きく制限される。

DZも動ける範囲が狭く、Coverを構築しにくい。
Coverに動いても、意識が集中していない場所にロックが敷かれている。


9ラウンド目、キッチン防衛
固く守るDZに対して、NaViは着実に戦術を構築していく。
DZはロックによって抗う術を奪われていく。

チームで対応を構築する前に人数が削られてしまった。

NaViのロックの布陣とPlant位置ずらしが効果を発揮した。




NaViマッチポイント
10ラウンド目、キッチン防衛
この窮地において、DZは室外に走りこんでまでリスキルする思い切りの良さを見せている。

しかし、その前のめりさを察知したか、現地にラッシュ的に詰める判断を行ったか。
DZはラッシュに対して消極的に待ち構える選択を取ってしまったとも言えるか。

メンタル的に不利を背負った点もあるだろうか。

















NaVi vs DZ
NAの合理性の高さは、EUには分かりやすさにしか繋がらないのだろうか。

NaViは数多くの激戦を経て本来のパフォーマンスを十全に発揮。DZのメタに抗えたのが大きい。

そうなると、NaViの積極的なリスク選択が刺さってくる。
設置位置ずらし、急な戦術変更による背後強襲、ラッシュ…





DZの海岸線弱さとDZの足りない部分は、完全に直結した要素だろう。

チームでの合理性と連携を重視するが故に、海岸線で求められる単独でのリスク選択、序盤での積極的な戦い、遊撃のローテーションを封じる1の動きなどが取り入れらない。

結果、NaViは海岸線防衛の強みを強烈に発揮することができた






単独でもリスクを選択することができ、チーム戦術も着実に行えるNaVi.

メタでAeroを叩き潰したDZは、メタで優位を取り切れないNaViに対して大きく自分を変化させる手札を持たなかった。

より複合的に戦い(≠戦術)の幅を持っている方が勝利したのかもしれない。
とはいえ、DZの戦術には称賛しかない





勝てそうなら、刺さりそうなら、合理性を投げ捨てる意思は重要だ。
今この瞬間の相手に効果的なら、Map的合理性が無くともそれは十分に合理的だ。

NaViの選択には博打も見られたが、合理性が高いDZの予測を上回る結果にも繋がった。
DZを撃ち合いに集中できない状態にさせた…のかもしれない。GG.