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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#4 DarkZero vs Empire S9 Final

DarkZero vs Empire S9 Final



※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



R6 Pro League - Season 9 Finals - DarkZero Esports vs. Team Empire - Quarter final



(感想)
DarkZero vs Empire S9 Final

Map:銀行(DZ pick)


モンタ、ミラ、DZ ban
ジャッカル、エコー、Empire ban
Empire攻撃スタート



DZは地下守りにも関わらず、ロビーに向けて盾を置いてまでの前めの防衛
Empireの土台で戦わない。
1ラウンドで一瞬で修正してきた。


DZはEmpireの準備ができる前に勝負したり、レベルの高いcover感により相手の優位を崩していった。
うまくEmpireの撃ち合いたい所で撃ち合わずに、上手いタイミングでpeekした。


資料守りに対してEmpireはとれる場所を取りきれていなかったのだが、タイミングを合わせて全員で詰めることで、逆ラッシュや現地を殲滅に成功。

DZはNAの中では若干撃ち合いに不安があるが、それは撃ち合いを真正面からガツガツやるNAだからであるから
と言えるかもしれない。


地下守りに対して正攻法で戦うと、正攻法メタ世界最強のEmpireを止められない。
Empireに対して正攻法で戦う形は、総じて「下策」になってしまうのが、本当に恐ろしい。


DZは正攻法から外れる戦いかたでNA撃ち合いの洗礼を受けると、Empireは人数を削られる。
EUではまず負けないロックがDZには負けてしまう。




DZ攻撃スタート
BCのフラグと同時の詰めが素晴らしい。フラグの使い方がうまい。
plantにこだわりきらずに、半殲滅のような形で人数差を作り、plant成功。


BC TK
BCと言えばTKだ。
思わずニッコリしてしまった。(不運な事故だったが)
サーバーを取るまでに時間をかけすぎるので、正攻法なアプローチをするには時間が足らない。


2階の補強と同時にNyxアッシュが素早く詰める。相手の想定を完全に裏切って、撃ち合わずに敵を倒せる。
G36Cと言えばNyxだ。


2階攻めでラッシュ的にplant、Empireは反応できていない。かなりDZのタイミングの上手さに翻弄されているか。
撃ち合わずに優位にたてている。


DZはマッチポイントでだめ押しのイン。
1分の段階でplantアプローチ。しかし、逆ラッシュのタイミングが被り、インが活かしきれなかった。



danが証券ハイド、Empireとしては珍しい戦い。新メンバー故の新鮮さ?
karazekaがエレベーターを固執せず、柔軟に動きたのが素晴らしい。決め撃ちを行ってすぐに移動することで、相手のヘイトをずらす。


延長へ
DZはリスクのある場所での戦いを、高いcover意識も用いて成立させてしまうのがうまいのだが、
Empireの特質、奇策や前めの守りを潰して自分達のフィールドに持ち込むことができる。


地下守りでJoystickがメイン階途中上がりを力で成功させるのだが、DZは途中上がりをされた途端に2階から倒されるような位置から外れ、逆に現地を潰せている。途中上がりを無効化できている。


最終ラウンド
karazekaゾフィアの裏の1の動きが刺さる。plantとタイミングを合わせてのアプローチで勝敗が決まった。







2Map目:オレゴンEmpire pick?)

ノマド、エコー、DZ ban
ブリッツ、ミラ、Empire ban


DZ攻撃スタート
Joystickイエーガーの食堂飛び出しを止められない。ロックが入っていた(?)はずだが…

Empireは会議守りとキャッスルを合わせる。キャッスルの採用は基本メタとしてもオレゴンEmpireとしても珍しい。
DZはteamで視点誘導して会議を潰し、人数差を作ることに成功。
やはりタイミングを合わせるのが非常に上手い。


会議のエロクトロクロウによって連絡通路の補強もビリビリするという小技?

DZはラウンド中途ラッシュを選択するが、Empireはかなり現地が厚めなので、(オレゴンというのもあるが)厳しかった。


4ラウンド目
オフィスからのjoystickイエーガー飛び出しを再び成功させられる。
DZは子供攻めについてはイマイチプランニングが見えない。
攻撃有利のmapのはずが、防衛有利にすら見えるのはEmpireオレゴンの特徴だ。


5ラウンド目
2階を1分半以上かけて制圧するのだが、danのヴァルの遊撃が刺さり、リテイクをされてしまう。
joystickの耐えも素晴らしい。
DZはtowerからの射線を恐れて、joystickをうまく囲みきれなかったか。


6ラウンド目
DZモンタ登場。しかし、モンタの後ろをうまく決め撃ちで抜かれる。
1カットで遊撃全員が素早く下がって、タワー側に移動。時間稼ぎとヘイト誘導している。
DZ攻撃はcover感強く、団体行動しているので防衛側は広くmapを使える。
DZはEmpireのpeekを恐れている節もあり、遊撃排除がが完璧な形で行えない。





7ラウンド目
Empire攻撃スタート
DZは盾など用いて、Empireのセットプレイの形が成立する前に撃ち合って人数を削る。Empireが予測しにくい場所、タイミングでの戦い。


8ラウンド目
DZはバンカー重視守りのような非常に珍しい防衛。
Empireは困惑が大きい。joystickカピタオが階段下にpeekするが、Nyxイエーガーの待ちを崩すのは厳しい。
DZ得意のリスクのある場所をcover強く守る形。



9ラウンド目
タワー3階を守る1人に対するEmpireの連携とcoverが素晴らしい。
きつくなった防衛がやってきそうなpeekに対して、キッチリとロックがされており、かつ負けない。逃がさない。
メタの範囲内の行動だとEmpireに勝れない。

10ラウンド目
DZは飛び出しやリスクのある位置取りで人数差を作るが…
正面の戦いをすべてEmpireが勝ち、勝敗の決着。

銀行では拮抗していたように見えもした撃ち合いだが、オレゴンでははっきりと違いが見えてしまった。(オレゴンに関してはDZ側の動揺?恐れ?があって、強気に撃ち合えなかった側面もあったようには感じる。)

オレゴンではメタ/基本型以外のアプローチというのが、あまり行えないので、自然にEmpireの望む土台での戦い、一般的な土台での戦いになり、その土台では個人技を見ても、チームとしての技術を見ても、Empireは非常に高い。

DZは得意とする独自の防衛が行えず、オレゴンではきつかった。
ブリッツ banも大きく、攻めのプッシュ力が足りなかった。

shockは非常に優秀なサポーターだったが、danはshockよりもオールラウンダーなプレイヤーで、Empireはあまり見せないハイドを見せたり、遊撃の面でjoystickやkarazekaの補助を行う形ができるようになっている。

DZとしては想定外だったかもしれない。



銀行においてはDZ得意の、リスクのある場所での守りを高いcover力によって成立させる防衛法がよく刺さっていた。
DZ攻撃ではEmpireの意識外でのタイミングで勝負を数多く行えており、高いチーム連携も相まって撃ち合わずに人数差を作ることが出来ていた。特にタイミングの面は素晴らしい


しかしDZの防衛で効果的だった部分はかなり奇策寄りであり、オレゴンにおいてもバンカー重視防衛など面白い防衛を見せはしたもの、それ以外の面では真正面から戦わざるを得ず、真正面からの戦いではEmpireが強かった。
(そこでもタイミングや位置取り、盾の位置などで成果は挙げられてはいたが…)


最悪、DZがボコボコにされる可能性も十分に考えていただけに、銀行の戦いには興奮させられた。

銀行の戦いの勝敗は実際に分からず、銀行でDZが勝っていたら試合結果は変わっていたかもしれない…