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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#77 DZ vs TSM - PL Season10 - NA -Day6 -

DZ vs TSM - PL Season10 - NA - Day 6-

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



DarkZero Esports vs. TSM – Bank – Rainbow Six Pro League – Season X – NA



(感想)

DZ vs TSM


Map:銀行

火花、エコー、DZ ban
モンタ、ミラ、TSM ban
TSM攻撃スタート



1ラウンド目、地下防衛
TSMはエントリーとサーバー階段へのアプローチが早い。1分を切る前にアプローチが始まっている。

しかし、サーバー階段へのエントリーは分かりやすかったか。1人ずつショットガンで処されていった。
早い展開で進められていただけにもったいないところだ。


2ラウンド目、2階防衛
TSMはロビーに多くの仕込みドローンを入れている。

Beauloゾフィアがロビーから圧力をかけているが、カットできると判断したのかピークして負けてしまった。
ロビーの抑えが居ないとなると、防衛側はかなり自由に動けるようになってしまう。

TSMは中央階段プッシュとPlantを同時に行うなど良かったが、全体的にロックが不足していた?役割分担が定まっていなかった?
Plantは達成したものの、ロックはDZのPeekにカットされ続けた。Peekを咎めるロックが必要だ。


3ラウンド目、窓口資料防衛
吹き抜けを割ろうとしているテルミットに対して、パルスが1階から突き上げニトロ。
やはりTSMは諸々に対するケアが足りない気がする。

人数が減って、資料と窓口を同時に詰める選択は良かったと思うが、広く展開していたDZに逆包囲される形となった。

DZは亜鉛シーズンと違って、距離感、Cover感覚を巧みにというよりは個人技で動き回りつつ戦うような典型的なNAスタイルになっている。

個人的には悲しい。


4ラウンド目、地下防衛
DZはTSMがCEOなど窓ラペからエントリーしてくることから、その瞬間を突き上げニトロで狙った。1カット。良い対策だ。

人数有利を取ったその後も遊撃はとっとと引いていく。

TSMは序盤に遊撃にしてやられた割りには、かなり早めの展開が出来ているが、ガスグレに3人で飛び込んでショットガンに処されるという珍風景を晒してしまった。


5ラウンド目、2階防衛
TSMは突き上げ、逆ラッシュ、逆包囲など行ってくる遊撃が厄介だと判断したか、ガレージから早めにエントリーして地下のローミングを倒しに行く判断。
2人で囲い込んでジャッカルとゾフィアのコンカッションも使って完璧な殲滅。

DZはロビーからのプッシュが無いのを良いことに、2階受付から面白い射線で中央階段を見ている。1カット

今度はTSMはロックがしっかりしていたか。吹き抜けのMercジャッカルのハードめのPeekが上手くいっただけかもしれない。
しかし、人数有利を獲得して設置成立。DZのリテイクを防いだ。

DZは残った2人で同時に吹き抜けリテイクするなど、連携の良さは見せているが、N窓ラペからは逃れられない。


6ラウンド目、2階防衛
TSMはロビーから人数をかけて進行していく勢いは良いものの、エレベーターのケアが甘いなど、もったいないシーンも見える。

それでも一度決めたアプローチを迷い無く行う判断が良かったのだろう、1on1まで持ち込む。

あとは読み合いでTSMが勝った。





DZ攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
TSMは1階にローテートホールを作って1階でリスクある立ち回りをしている。

DZがライブドローンと共にNyxアッシュとHyperジャッカルのダブルアタッカーコンビが挟むようにして遊撃を追い詰めている。
Hyperはイエーガーの位置に気づけていなかったものの、反応速度でなんとかした。

TSMはサーバーハッチが割れたら引いていく判断は良いが、肝心のPlant止めに関してガスグレ投擲など甘い。


8ラウンド目、2階防衛
TSMはクラッシュ。吹き抜けへ圧力をかける。

DZの吹き抜け主動隊、ロビー1の動きに対してどちらかに(あるいは両方に?)リテイクを試みて、実際にロビーで1カットに成功する。
しかし、リテイクに人数を割いていたために現地が薄くなり、その隙にエントリーを許してしまっている。

あのようなリテイク、遊撃重視の防衛をするのなら、CAGのように現地にカメラを置いておきたい。入られた後、気づくことができていなかった。

一番もったいないのは2on2となってNラペからの射線に気づけなかったこと。




DZマッチポイント
8ラウンド目、2階防衛
TSMはクラッシュを用いたリテイクを成功させた。
資料と2階廊下から同時にアプローチすることで、屋上のロックの意識を逸らすことに成功している。良い連携だ。

その後、DZはクラッシュの対処に苦戦して、アプローチを前に進められない。
Plantアプローチは強引なものとなり、ロックが足りずリテイクを止められない。


9ラウンド目、窓口資料防衛
TSMはヴィジルを用いて2階遊撃。時間とガジェットを消費させて引いた。

DZは突き下げをある程度終えたらロビー攻め、窓口攻めに移行。

TSMはリテイク重視なのはわかるのだが、吹き抜けのロック、中央階段の上がりのロックがしっかり入っており、自分たちのやりたいことが行えない。

しかも、リテイク偏重過ぎるために現地が薄くなりすぎてしまい、そこをしっかりとDZに察知されて利用されている。
DZのチーム研究・対策が優れている証拠でもあるのかもしれない。








DZ vs TSM
DZのTSM理解度と対策の幅広さが勝敗を分けた。

TSM攻撃のエントリーやロックの癖を読んでいるようなニトロ突き上げ、リテイク重視のスタイルに対する素早い現地制圧など、TSMの隙を突いたアプローチが多く見られた。

TSMのやりたいことは分かりやすく、それが潰されると後に続かない。






TSMはボムを両方同時に殲滅するようなアプローチ、一方向から人数をかけて突破するような形など、チームで決めた戦術を通し切ろうとする姿勢は良い点だろう。

しかし、細かい射線のケアやロックなど甘く、固定ポジションの敵に一方的に倒されたり、リテイクを許すことに繋がってしまっている。






DZは前シーズンの距離感やCover感厚めのスタイルから離れ、個人技に依存した遊撃を多く取り入れた、典型的なNAスタイルに変わっている印象だ。

細かい連携や撃ち合いに頼らない有利の作り方など、以前通りの知性は見える。
しかし、典型的なNAスタイルでEGを越え、世界に勝ちきることが出来るだろうか