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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#150 DZ vs FaZe - PL Season10 - Season Final -

DZ vs FaZe - PL Season10 - Season Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



DarkZero Esports vs. FaZe Clan - quarterfinals - Rainbow Six Pro League - Season X - Finals



(感想)

DZ vs FaZe


Map:銀行(FaZe)、領事館(DZ)、国境


1Map目:銀行(FaZe)


モンタ、火花
ミラ、エコー


FaZe攻撃スタート
1ラウンド目、地下防衛
FaZeのサーバー排除連携とドロップの思い切りの良さ、アグレッシブプレイが効いている。

DZとしては情報を取れているが、それ以外の部分や情報共有より早い進行の動きに対応ができなかった。


2ラウンド目、地下防衛
FaZeが地下のアグレッシブ勝負で勝っていく。
1階の遊撃勝負ではDZが勝っていった。FaZeは時間がかからざるを得ない。

FaZeは時間を消費して、中央階段とガレージから詰めを試みたが失敗。
DZの対応が早い。


3ラウンド目、2階防衛
FaZeの銀行仕込みドローンは昔から強力だ。
多くのチームがそれに苦しめられている。

FaZeの伏せでの2階エントリーや相手のPlant妨害を潰す射線の敷き方、味方の位置取りが素晴らしかった。
DZはリテイクのタイミングに焦りが見える。


4ラウンド目、窓口防衛
FaZeは突き下げで成果を上げきれなかったが、取れているエリアを利用した現地を包囲するような圧力のかけかた、そのタイミングが素晴らしい。

DZもしっかりと情報を活用して、Plant後のリテイクを成立させた。


5ラウンド目、地下防衛
DZの対応力が流石だ。
FaZeのフラグ、ガジェットを使った連携は見事だが、それでカットを発生させられなかった。

DZがドロップで解決してくるということ、それに合わせて中央階段が進行してくるということ、それを1ラウンドで理解して対応が進んでいる。


6ラウンド目、空き部屋防衛
FaZeの人数をかけて取りたい場所を取りきり、さらに取った場所に仕込みドローンを入れてリテイクを防ぐ形、そうやって自分たちの制圧エリアを広げていくのが素晴らしい。

mavのドローンの使い方が優れている。

最後の詰めの段階でFaZeが現地の動きを把握しきれなかった。
詰めの甘さが出てしまった。




DZ攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
DZのスモークと同時のサーバー階段を無視したハッチドロップ、現地潰し連携の判断の良さが効果を発揮した。

戦術にこだわりきらない柔らかさが生まれてきているか。


8ラウンド目、地下防衛
DZは時間がかかり、サーバー階段で孤立するスモークを排除するのにも苦戦したが、Plantの段階でのFaZeの対応の悪さが出てしまったか。

リテイクに焦りが出すぎたかもしれない。




DZマッチポイント
9ラウンド目、2階防衛
FaZeは室外やラペリングに対して勝負している。
前線を大きく引き上げることによって序盤の有利を生み出している。

FaZeは無茶な飛び出しなどあり、少しもったいない部分もあるが、消極的になるよりいいのかもしれない。

DZは火矢の使い方、それによる勝負の誘導、人数が減った中での射線の敷き方など流石だ。


10ラウンド目、地下防衛
DZはサーバー殲滅ではなく、金庫攻めの素振りを見せつつ再びのハッチドロップ。

エレベータードロップによるアレンジが加わっており、それは効果を発揮したが、赤廊下殲滅への警戒は大きかった。


11ラウンド目、空き部屋防衛
DZは全体的に早めのリテイクを警戒しているように見える。
それによって時間がかかった。

FaZeは最終的に現地が弱い空き部屋で籠るような防衛になったが、しっかりと包囲をしのぎきった。

包囲の周辺警戒と不利な位置取りでの撃ち合いの強さが出ている。
厳しい状況での逆境力が高い。


12ラウンド目、2階防衛
DZはインパクト餅つき対策、それによって飛び出さざるを得ない状況に追い込んでしっかりと遠距離からロックしている。


FaZeは飛び出しがもったいない。単独アグレッシブは通用しきれない。


どちらも対応が早いが、DZは戦術レベルでの対応に対してFaZeは位置取りや意識配分レベルの対応にとどまることが多い。

対応力、対応の幅はDZが勝っている。










2Map目:領事館

テルミット、カピタオ、エコー、ヴァル


FaZe攻撃スタート
1ラウンド目、防衛
FaZeは丁寧に2階から取っていくが、DZの引きをとらえきれない。

DZのテルミッBanによるカイド餅つきなどBanの時点から作り出した戦術で優位を作り出している。

オフアングルでの螺旋階段の抑えや、最終局面での非常階段リテイクなど称賛すべき点は多い。


2ラウンド目、ビザ防衛
FaZeは仕込みドローンが強力だが、そのぶんロックが少ないので同時展開などによるリテイクが発生すると、情報共有の観点から抗いきれない。

DZはPlantを通されてしまったが、心拍センサーを上手く使って相手の位置を把握している。
FaZeは急場の人員もいるためか、周辺警戒の意識配分など甘い。


3ラウンド目、ロビー防衛
FaZeはライオンを使ったラッシュがいい判断だが、DZの情報共有の正確さと焦りの無い立ち回りが素晴らしい。
現地の落ち着きが良かった。

FaZeはラッシュ選択したものの、Plantを成立させるまでの想定が済んでなかったか?
相手の焦ったリテイクを期待していたのかもしれない。


4ラウンド目、地下防衛
FaZeはトイレ籠りに対して、包囲し、ブリーチングペレットも使ってしっかりと対応している。

突き下げで設置の準備を整え、Plant止めを封じた。


5ラウンド目、ビザ防衛
DZは2階で守る形になっている。
FaZeはしっかりと連携して潰しにかかっているが、DZ側のCoverが素晴らしい。
情報共有のすばらしさが見える。

FaZeはドローンで情報を入手出来ても、それを活かしきれていないか。


6ラウンド目、ロビー防衛
FaZeは狭く2階と地下へアプローチして半ば無理矢理設置を通した。
狭く取る形がプラスに働いた。

現地から離れた状況に対して、リテイクのために動くのを想定外の位置から勝負出来ている。





DZ攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
DZは2階遊撃に対して、引きを抑えるようにして包囲できている。

FaZeは引いていくのではなく、真正面から撃ち合っていくことによって勝利をもぎ取った。
これぞブラジル流か。

NAではなかなか見られない立ち回りだ。


8ラウンド目、2階防衛
FaZeは飛び出し、ラペリングへの勝負を積極的に行っていく。
前線の引き上げが有効に効くことが多い。


9ラウンド目、ロビー防衛
DZはドローンの仕込みやピアノを制圧してのPlantアプローチ、ロックの位置取りが素晴らしい。
取れているエリアからどこを活用してどこでアグレッシブに立ち回るのか、判断が素晴らしい。


10ラウンド目、地下防衛
FaZeの2階遊撃に苦戦したため、DZは現地に直接詰めていくように立ち回った。

裏攻めがきっちり決まってしまった。
FaZeの包囲対応は良いが、現地をどれだけ制圧されているか把握しきれずに、迂闊に動いてしまった。


11ラウンド目、2階防衛
DZは管理事務攻め。かなり正攻法に詰めていく。

FaZeは会議や管理事務側に意識を割きすぎた。
領事オフィスへのラペリングに対応できていない。

DZはPlant後の相手の位置取りに対する情報共有や撃たれている人とは違った人が撃ち合う形も素晴らしい。














DZ vs FaZe
お互いに対応が早いのは素晴らしい。同じ戦術を用いると2度は通用しない状況は多かった。

しかし、DZは戦術で大きく変化できるのに対して、FaZeは細かい位置取りや意識配分の変化程度に留まった。

対応力、対応の幅、戦術の幅。
撃ち合いとアグレッシブだけでは解決できない差があった。







DZは情報共有の精度と早さ、得られた情報の活用が極めて優れている。

それは制限時間ギリギリの不利な状況の勝率、人数が減らされても戦術的勝利を得られたことに繋がっているだろう。

自分たちの制圧出来ているエリアを正確に把握し、どこでリスクを取ってどこで控えるのか。
その判断が素晴らしい





FaZeは攻撃における包囲と圧力のかけ方、仕込みドローンとライブドローンによるMao制圧の広げ方など良い面は見られた。

しかし、本来のメンバーで無いのもあるだろうがもったいないと感じるアグレッシブピークは多い。

仕込みドローンが多い故にロックは少なく、そこをDZに利用されている節もあった