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シージ試合雑感想#91 Rogue vs TSM - US Nationals - 2019 | Stage 2 | Western Conference Final -

Rogue vs TSM - US Nationals - 2019 | Stage 2 | Western Conference Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



Rogue vs. TSM | Rainbow Six: US Nationals - 2019 | Stage 2 | Western Conference Final




(感想)

Rogue vs TSM


Map:カフェ(Rogue)、海岸線(TSM)、クラブハウス



1Map目:カフェ(Rogue

カピタオ、ミラ、Rogue ban
ジャッカル、マエストロ、TSM ban
Rogue攻撃スタート



1ラウンド目、3階防衛
TSMはシガーラウンジには人員を配置せず、妖怪のみ置いて突き上げ。
その後もシガーラウンジから白廊下へ出てこようとするRougeに積極的に戦っている。

Rogueは屋上に人員を配置する余裕が無く、冷蔵庫周辺でTSMは自由に動き回ることができた。

最後、Rogueは別々の場所から進行する選択をしたが、裏目に出た。


2ラウンド目、1階防衛
Rogueは3階から丁寧に取っていく。
TSMはヴィジルなど使いながら時間を稼ぐが、Rogue側のリテイク警戒が強いか。

2階での攻防でも列車で孤立しているミュートにTSMは複数方向からリテイクを行って、逆包囲しようとしたのかもしれないが、Rogueは階段の上がりをかなり警戒していたようだ。


3ラウンド目、読書防衛
TSMは今度はシガーラウンジに入って守っている。1カット。Rogueもしっかりとラペリングのロックが入っていて引きを逃がさない。

TSMのハッチドロップに対するニトロ。TSMは入りや停滞するところに積極的に勝負する意識が見える。その勝負の仕方もニトロや複数人でのリテイクなどいくつかのパターンがあるように見える。

Rogueは最後の詰めのタイミングを合わせられなかった。


4ラウンド目、3階防衛
Rogueはまたシガーラウンジで突き上げされている。

Rogueが何回やられているんだという見方も出来るし、TSMのニトロの投げ方が多様過ぎるとも言える。カメラの設置も多彩だ。

白階段にいるBeauloリージョンが決め撃ちを多用してカットしていく。
Rogueは人数が減ってから雑になりやすい。


5ラウンド目、1階防衛
TSMは突き下げに戦ったり、階段を降りさせないように戦ったり、室外のエントリーに対して積極的に戦ったりと、1階へ戦術的なアプローチやチームアプローチが行われる前に勝負を仕掛けている。

Rogueは現地以外にも突き下げするなど対応しようとはしているが、包囲しようとするあまり個人の勝負が多くなってしまった。
TSMの人数配置と射線によるCoverも良い感じだろう。


6ラウンド目、読書防衛
6ラウンド目、読書防衛
Rogueは白階段から白廊下で積極的に勝負を仕掛けてくるということで、白階段にEラペすることでカットした。良い対応だろう。

TSMは2カットされてからの引きなど良いが、不利を覆すための位置取りなど裏目に出ている。人数差が付きすぎた。




TSM攻撃スタート
7ラウンド目、3階防衛
RogueもTSMと似たような位置取りだ。ただ、シガーラウンジに積極的に勝負しようという感じでは無い。

TSM攻撃がRogueと違うところは、屋上天窓にしっかりとロックがいることだ。TSM防衛は冷蔵庫付近で動き回っていたので、Rogue攻撃も同様に天窓ロックがいるべきだっただろう。

Rogueはシガーショップに対する突き上げなど良いが、最後の2on2の勝負は必要だったのだろうか。殲滅狙いと誤認した?




TSMマッチポイント
8ラウンド目、3階防衛
Rogueは冷蔵庫が開いてかの対応策が微妙か?

真正面から撃ち合いで負けていくのはともかく、シガーラウンジのクロスに単独で飛び込むリテイクなどはリスクが大きすぎるだろう。

TSMは突き上げニトロに対してしっかりと2階にドローンを回していて好印象だ。







2Map目:海岸線(TSM)

カピタオ、エコー、Rogue ban
ジャッカル、マエストロ、TSM ban
Rogue攻撃スタート

一貫したジャッカルBanはVertcl対策?

1ラウンド目、フッカー防衛
なぜか試合が飛んだ。録画ミス?
Beauloドクの決め撃ちが刺さる。TSMは序盤から積極的に戦ってRougeのセットプレイを阻止しようという狙いだろうか。


2ラウンド目、ダブルバー防衛
飛んで途中から。デフォカメが壊されていなかったのが効いた。


3ラウンド目、キッチン防衛
TSMはやはりRogueのエントリーや進行に対して積極的に決め撃ちなどで戦っている。
序盤から削り合いが発生し、ある程度時間を稼いだらTSMは引いていく。

同時に突き上げの圧力がきつくなってきたくらいにリテイクにも出ており、成果を上げている。

Rogueは人数が減ったり、時間が足りなくなったりすると警戒が緩むというか雑になりがちというか。最後はTSMの対応が早かったのはあるが。


4ラウンド目、フッカー防衛
Rogueはエントリールートを読まれて勝負を仕掛けられているので、マップ制圧の亜婦ローチを変更したか。
1階から遊撃排除していくような形に変わっている。2階を丁寧に取る形ではなくなった。

TSMは前めに戦うことができなくなり、籠もって守るような形になったが、その状態ではRogueの連携が強力だったということか。


5ラウンド目、ダブルバー防衛
Rogueはフッカーへアプローチ。TSMは相変わらず前めに戦おうとするが、カットは出来ずに下がらされる。

サンライズ攻めは突き下げとロックがしっかりしていればフッカーを取った時点で完結させられる。ノマドも上手く使ってリテイクを封じ、素早くPlantに移行したRogueが良かっただろう。


6ラウンド目、ダブルバー防衛
Rogueはまたフッカーを取って突き下げ。TSMはサンライズの突き下げに対して下から戦う意思を見せている。サンライズに居座って時間を稼いでいる。

Rogueはブルーバーにエントリーした1人が単独で勝負して負けている。サンライズの突き下げの射線を見てる要員が居ながらその動きはどうなのだろう。サンライズをロックしつつ、キッチンとサンライズの間にいるであろう防衛を倒そうとした?
通らなかった際にリスクの大きい行為だ。

TSMは現地で状況が動いたと同時に2階にもリテイクをかけているのは良いだろう。ノマドに苦しめられても積極的にリテイクに行く姿勢は凄い。




TSM攻撃スタート
7ラウンド目、フッカー防衛
TSMは1階に対するエントリーが非常に早い!仕込みドローンで遊撃の位置を把握して全員で1階を包囲するように詰めていったか。

Rogueは奇襲的な早さに対応が間に合わずに、個人対応せざるを得なかった。

TSMの仕込みドローンも使った良い選択だ。


8ラウンド目、フッカー防衛
RogueはTSMのようにエントリーが分かった時点で積極的に飛び出したりしている。海岸線では必要な動きだ。
人数差がついてからは突き上げなどもやっており、良い緩急の防衛ができている。


9ラウンド目、キッチン防衛
Rogueは2階、ペントや劇場に遊撃を配置している。
TSMは包囲するようにアプローチしているが、Rogueはカットの発生に合わせて包囲を内側から破るような動き、そして現地から階段を途中上がりしてCoverに来る動きが良い具合に刺さった。

特に2階で勝負を決することを決めて現地からCoverに来たことは賞賛すべき点だ。


10ラウンド目、ダブルバー防衛
Mercの不運なTK。かわいそう。

Rogueはブリーチングペレットの起動時に1カットできたということで、オフィスの人数の少なさを革新したのだろう。オフィスに積極的にリテイクに出ている。良い判断だ。

TSMはよく抵抗したが、人数差が覆せずに時間は過ぎていった。


11ラウンド目、フッカー防衛
Rogueはエントリー近辺より若干後ろで戦っている。包囲しようとするTSMの1点1点をうまく倒すことが出来ている。

TSMのCoverが厚くない部分をマップ全体を通して突けていると言えるか。



Rogueマッチポイント
12ラウンド目、キッチン防衛
今度はTSMはフラグなど使いカットを重ねた。包囲がうまくいった。Rogueは受け身な防衛になってしまったか。

特にTSMの型が変わったわけでは無いが、勝負タイミングの問題か。



延長
13ラウンド目、フッカー防衛
TSMは現地を二人でラペロックしつつ、1階を3人で取るような形。
リテイクに来たRogue遊撃やそのCoverを排除できるが、Plantのタイミングを伺っている間にリテイクが刺さってしまった。

Rogueはうまく突き上げを避けながら逆に利用してカットしている。


14ラウンド目、フッカー防衛
ここに来てRogueも攻め方を変えた。TSM同様に1階を素早く包囲して遊撃が引いたりCoverを入れる前に、油断している撃ちに勝負を仕掛けた。

ここに来ての大きな変更は不意を突いた。こういった急変には熟練の技を感じさせる。








3Map目:クラブハウス

カピタオ、エコー、Rogue ban
マーベリック、ミラ、TSM ban
Rogue攻撃スタート


1ラウンド目、地下防衛
TSMは籠もって守る。Rogueは祭壇の足下を開けるまでは良かったが、それを活用しきれなかった。

青部屋を取りきれなかったことが大きい。青部屋からの射線がきつかった。


2ラウンド目、金庫防衛
Rogueはガジェットによる連携により確実に補強を割っていく。改装現場の割りは下から撃たれて完全には開ききらなかったが、フラグで金庫をカットできたのが大きかった。

TSMはガレージにもドローンが回ってきたのもあって、どこが主動隊なのか把握出来なかったか。ガレージの射線があったが、金庫になだれ込んで制圧することができている。


3ラウンド目、金庫防衛
Rogueは監視室補強が割れた瞬間のラッシュ的な殲滅を行った。1分30秒で行われている。

良い選択の一つだとは思うが、金庫を潰しきる際に詰めが甘かった。選択はともかく、勝負を決めたのはRogueのミスだ。


4ラウンド目、地下防衛
4ラウンド目、地下防衛
Rogueは祭壇補強をカイド餅つきされる。
ACOGパワーでカットはするが、人数が足りないと祭壇のボックス裏が倒せない。LGは良く耐えた。

Rogeuに祭壇殲滅に動ける余裕があればまた違っただろう。


5ラウンド目、ベッド防衛
LGは窓へのロックや開いた補強へのPeekなど、Rogeuの戦術が始まる前に戦おうという意思が見える。飛び出しなどで成果は上げているが、それでも個人単位の勝負が多いことと、Rogueの警戒が強いことで通し切れていない。


6ラウンド目、金庫防衛
Rogueは40秒を切ったところで改装現場からなだれ込むように金庫に突入している。
1階に遊撃が多いとの情報を得て行けると判断したのだろう。

ガレージに対するロック、1階の遊撃の突き上げやリテイクに対する1の動き、Shuttleバックのショットガンの使い方など、賞賛できる点をたくさんある良い攻めだ。

TSMは突き上げもできないオペレーターが1階に居たのはどういう意図だったのだろう。単純にリテイクだろうか。それにしてもリテイクが間に合うか分からない距離感だが。





TSM攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
TSMは突き下げで上下の勝負に負けたり、青廊下でカットされたりしたのはともかく、倉庫ハッチからCoverを入れられなかったり、人数が減って時間を浪費しながらプランを組み立てられていないのは良くないだろう。

TSMはフルメンバーで無いというのがあるのかもしれないが、攻撃は課題だ。


8ラウンド目、金庫防衛
Rogueは勝負タイミングが良い。おそらくヴァルカメがあるのだろう。
補強が割れた瞬間の飛び出しなどはこの試合中に何回か見せているので、TSMは対応したかった。

監視外のラペリングをカットしたのもヴァルカメによるもの?個人技としたら驚異的だ。
TSMの詰めにもしっかりとCoverが入れられている。


9ラウンド目、ベッド防衛
Rogueはメイン階段の窓から勝負したり、金庫で状況が動いた瞬間に、ベッド外テラスに対しても勝負したりと勝負タイミングの工夫が感じられる。

今回はその勝負感が裏目に出た感じだ。状況の変化に合わせて勝負したが、ロックに勝ちきれなかった。


10ラウンド目、地下防衛
Rogueは武器庫ハッチが開いた段階ではかなりのドントピークなのに、あるタイミングで急に武器庫と中央階段に逆ラッシュ的に前進している。
おそらくはパルスの心拍センサーによってバイクハッチのロックがいないこと、中央階段にロックがいることを把握したうえでのチームでタイミングを合わせた同時アプローチだろうか。

パルスによる情報収集を上手く使いながらタイミングを見計らってチームで勝負をしかけている。中央階段の勝負と武器庫からキッチンへの勝負だろうか。

刺さったのはTSMのロックミスとも言えなくは無いが、Rogueのリスクを背負ったチーム勝負が決まった。




Rogueマッチポイント
11ラウンド目、金庫防衛
Rogueはヴァルカメを頼りに監視室外にかなり積極的に勝負している。ガレージからもCoverが入るのも良い。

TSMは仕込みドローンか、現地に回したドローンか、理由は分からないが素早く設置に入れている。現地に防衛がいないことを逆手にとってPlant位置もずらしている。

Rogueは少しリテイクに慌てて、チームでタイミングを合わせることができなかった。


12ラウンド目、金庫防衛
Rogueはリスキルやクラブのパルスなど、さらに勝負を早めている。
ロックに対しても積極的に飛び出す動きは裏目に出ていることも多い。正直TSMの練度を見るに、固く守ってミスを期待するような防衛でも勝てる気がする。(下策ではあるが。)

金庫が空になっているのでTSMはPlantまでが容易だ。ガレージからのニトロなどは良いが、人数差は覆せない。




延長
13ラウンド目、地下防衛
TSMは武器庫ハッチを開けることには成功している。
しかし、ディフューザー持ちの単独エントリーやロックと射線の不足、包囲の未完成さが目立つ。

外から見てると何が狙いなのかよく分からないままにRogueの逆ラッシュ的な詰めを抑えられていない。




Rogue攻撃
14ラウンド目、地下防衛
Rogueは相変わらず祭壇のカイド餅つきに苦戦している。

青部屋を攻撃するVertclアッシュの爆発力が発揮された。
同時にバイクからの詰めも行われており、タイミング合わせかしっかりと行えている。

TSM攻撃にはあまり見られないチームとしての連携が勝敗を分けた。










TSMは停滞するところに勝負しようという意思が透けて見えた。

その方法は、チームによるリテイクやリスクの少ない決め撃ちなどに始まり、多彩なカメラによる多様な突き上げニトロにも良く現れている。

その戦い方は丁寧に正攻法をやろうとするRogueに良く刺さった。


Rogueは人数が減ってからは雑な進行や勝負が多くなって勿体ない。


Rogueは防衛がだいぶ良くなってきているか。
現地を棄てて2階を決戦の場にする動きや、序盤での飛び出しなど見せている。バリエーションが増えたか。

攻撃のガジェットを使ったタクティクスな攻めは、相手が抵抗出来ないレベルまで仕上がっているものもあり、往年の良さを取り戻しつつある。

海岸線最終ラウンドの思いきった戦術変更も見事だった。


TSMは防衛のタイミング合わせなど、防衛は幅の広さもあって良い。自分達で戦い所やタイミングを設定出来ているように見える。

攻撃は1階を素早く進行して遊撃を排除する動きなど良かったが、包囲する攻めを多用した結果、Rogueの1点突破を許すことも多かった。幅の狭さが見える。






Rogue vs TSM(今更USN)
最終的に勝敗を分けたのは攻撃の練度の差。

TSMは包囲をうまく行えずに局所的に突破されることが多かった。ロックの不足など目立つ。

対してRogue攻撃は、序盤の勝負や人数が減ってからは課題が残るものの、ガジェットやチーム連携による"抗えない"攻めが復活してきている。





TSMは前めの勝負の仕方が多彩で、特にニトロの使い方はRogueを苦しめた。

自分達で戦いの場やタイミングを調整できているように見える。
しかし、クラブに至ってはマップ特性もありRogueの警戒を越えられなかった。

攻撃は素早い遊撃排除など思いきった選択を取れるのは利点だが、戦術には甘さが残る




Rogueは特に防衛の成長が著しいように感じる。

リスキル、室外への飛び出し、相手の意識の隙を突くPeekや逆ラッシュなど多様な戦い方を見せた。

ヴァルカメや心拍センサーによる情報を使ったもの、補強が割れた瞬間等、タイミングの妙を突いた動きなど、その選択には合理性が見えるのは流石だ。