猫、Siege、F3

メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#153 Aero vs DZ - PL Season10 - Season Final - Semi Final -

Aero vs DZ - PL Season10 - Season Final - Semi Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。


(後ほど動画貼り付け)




(感想)

Aero vs DZ


Map:国境(Aero)、銀行(DZ)、クラブハウス



1Map目:国境(Aero)

サッチャー、ミラ、Aero ban
モンタ、ヴァル、DZ ban
Aero攻撃スタート


1ラウンド目、2階防衛
Aeroはオフィスを割る際に奇襲的に中央廊下を詰めたりしている。

セキュリティ放置の形と見せかけて、連携して強襲している。
フラッシュの使い方、意図の読めない強襲が変わらず強力だ。

現地に詰める段階で、DZの前の位置取りを想定できていなかった部分がもったいないか。


2ラウンド目、換気作業防衛
Aeroはかなりのスピードで平面的に詰めていく。
税関を強襲して、重要拠点を素早く奪えている。

DZは冷静に2階を保持し、周辺警戒も怠っていない。
DZの立ち回りも素晴らしい。

Aeroのリスクをしっかりと背負ったPlantアプローチが勝利を呼び込んでいる。
いったん停滞したにも関わらず、この勝利を呼び込めたのは大きい。


3ラウンド目、換気作業防衛
DZは2武器庫を重点的に守っている。
Aeroは時間をかけて隙を伺っていたか?

DZは固めに守っていたのでAeroが付け入るスキがなかなか無かったか。

トイレ前の進行がAeroは雑になってしまった。
遊撃で勝負するのではなく、現地に固く守る形に対するAeroの勝率がやはり鍵になりそうだ。


4ラウンド目、2階防衛
AeroはHisterixの隙を見た位置取りが効果を発揮している。

Aeroの攻撃はいくつも手札があり、アプローチも複雑なのでああいった単独の位置取りが効果を発揮する。

チームとしての意図の読めなさが彼の活躍を支えている。


5ラウンド目、2階防衛
DZは室外窓に勝負を仕掛けている。

Aeroはセキュリティを取ることには成功しているが、現地の硬さをなかなか崩せない。

DZのCoverやAeroのスイッチを理解した意識管理が巧みだ。
意識の配分が優れている。

やはり固い守りを崩せるかが課題だ。時間も使いすぎている。


6ラウンド目、トイレ防衛
DZが時間を稼ぎつつ引いていく動き、予測しにくい位置の待ちが優れている。

Aeroは丁寧に崩していくのだが、時間がかかりすぎている。
DZの引く動き、待つ動き、ハイドする動き、その時間配分の判断が素晴らしい。





DZ攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
DZはセキュリティ防衛を突き下げやフラグ、多数の射線で囲い込むが突破口が開けない。

DZが時間制限で行動を早めた瞬間にPeekしたAeroの勝利。
状況が急変した瞬間に味方のデスを援護するように積極的に前に出る動きがプラスに働いている。良い。


8ラウンド目、換気作業防衛
DZはドローンロックを強めに行っている。
リテイクの動きが読まれる。

DZはしっかりと薄いところを察知して、かなり特殊なPlantアプローチを成立させている。
特殊な位置取りではあるが、戦術として成立しているいいPlantだ。


9ラウンド目、換気作業防衛
DZの射線の敷き方、包囲の敷き方が素晴らしい。
着実に人数を削る動きが出来ている。

浮いた遊撃は連携して潰されていく。着実な攻めの構築が素晴らしい。

1の動きも刺さっている。遊撃Coverのリテイクも間に合わず。




DZマッチポイント
10ラウンド目、2階防衛
Aeroはセキュリティ突き下げの税関に対して2人で詰めるが、その動きはDZに予想されていた。

同じ防衛を繰り返したのがきつかった部分ではあるだろうか。
固定的なポジションを守るBCの強さも発揮された。

















2Map目:銀行(DZ)

モンタ、クラッシュ、Aero ban
火花、ミラ、DZ ban
Aero攻撃スタート


1ラウンド目、地下防衛
Aeroはかなり察知の難しそうなタイミングでサーバー階段を制圧している。フラッシュを食らいながら進行する動きは予測が難しいだろう。

AeroはPlantの前段階で人数差を大きくつけ、Plantを成立させた。


2ラウンド目、地下防衛
DZはサーバー階段の上階に位置することで、Aeroの進行をショットガンで抑えた。
一度通された攻撃は二度は通さないというDZの対応力の巧みさがある。

同じことをやるとなかなか通じない。


3ラウンド目、2階防衛
AeroはHisterixノマドの単独強襲がぶっ刺さっている。
メタに強いDZには意味不明の行動だろう。

そういった極大のリスク選択を行って通せたのは大きい。

1マップ取られながらも積極的に行くのを忘れていない。
人数有利ができた後のライブドローンも巧みだ。


4ラウンド目、窓口防衛
Aeroは資料室に強襲。今度はチームで攻め立てることができている。
しかし、DZの現地の耐えが素晴らしかった。

Aeroは現地エントリーが倒されたのは仕方ないが、その後の人数有利を活かしきれなかったのはもったいない。

不利を受け持ったDZの前な位置取りを捌くのに苦戦しているめんもあるか。


5ラウンド目、地下防衛
Aeroはインを使った金庫攻めを実行している。
下りるまでの手順は良いが、赤廊下側からのCoverを想定できていなかったのは居たかった。

DZの布陣のすばらしさはもちろんある。射線の敷き方がやはり優れている。

サーバー側から単独で詰める動きも良いが、間に合わなかった。
金庫内の位置予測で負けた感じだろう。


6ラウンド目、空き部屋防衛
Aeroは再びラッシュ。同じ選択を行いすぎた為にDZの対応と準備も進んでいる。

Plantが決まれば分からなかったが、現地の弱さが攻撃側に不利に働いた。





DZ攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
Aeroは1階遊撃。難しいロックをされていたがしっかりと撃ち勝てたのは大きい。

DZはサーバー単独籠りに対してサーバー側から詰めることができているが、コンカッションマインがプラスに働いた。


8ラウンド目、2階防衛
DZはロビー進行。ゲームクラッシュ。

再開してもDZはロビー階段上がりを試みている。
時間をかけて慎重に行っている。

Aeroも同じような待ち方をしていたのでDZの対応が進んでしまった。

Aeroは二人落としたが、2階に上がり切っていたMint IQの固定的な位置取りを予測しきれなかったか。


9ラウンド目、2階防衛
DZは再び同じロビー上がり攻めをしているが、しっかりとガジェットを使ってAeroの対応を封じている。

手札を変えて似たような攻めを違った攻めに構築出来ているのは大きい。



DZマッチポイント
10ラウンド目、地下防衛
DZはブリッツによってサーバー強襲。
失敗はするが、遊撃の戻りをしっかりとロックできている。

こういった場面で旗手的な選択をできているのが大きい。

Aeroは前めに戦っていったが、単独での勝負になってしまったか。
















Aero vs DZ
DZの勝利は戦術強度によるものではあるが、その根本にあるのは自己と相手への「分析力」かもしれない。

Aero vs GIANTSは似た特性のチームによる”強みのぶつけ合い”だったが、本試合は”必要な要素をより多く取り揃えているか”の戦いであったか。

AeroはDZの土台では強みを発揮しきれない





DZは難しいことを行ってないが、基本的な戦術…射線とクロスの敷き方、組織的MAP制圧、固く現地で守る際の役割分担などシージ的要素で上回った。

AeroのFPS要素は非常に強力だが、DZはそれには一切付き合わずメタ的な部分で勝負し続けた。

その結果、Aeroはラッシュ多用など選択肢が限られていった。





DZは毎ラウンド手札を変えることができ、加えて一つ一つの手札が非常に堅実だ。
対してAeroは、戦術的に大きな変化を引き起こす選択肢をそこまで保有していない。

同じような戦い方をすると、DZは即座に対応を組み立ててくる。そのシージ的感性の高さは、柔軟性のある堅実さを生み出せている。