猫、Siege、F3

メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#145 Fnatic vs Aero - PL Season10 - APAC Final -

Fnatic vs Aero - PL Season10 - APAC Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。


(後ほど動画貼り付け)



(感想)

Fnatic vs Aero


Map:ヴィラ(Fnatic)
サッチャー、ミラ、Fnatic ban
モンタ、エコー、Aero ban
Aero攻撃スタート


1ラウンド目、飛行展示防衛
Fnaticの1階防衛に対してAeroは積極的に構う姿勢、2階と1階が連携して勝負を仕掛けられているのは流石だ。

サッチャーbanでFnaticは割りを阻止するための1階遊撃がかなり効いた。


2ラウンド目、彫像展示防衛
Aeroは2階に広く攻める形。どの方向から詰めているのかわかりにくい攻めだ。

Fnaticが対応のために動くような状況に対してロックが入り、Fnaticはチーム対応が難しい。
FnaticはAeroの攻め方によってどこに対してリソースを集中させるか決めきることができない攻めだ。


3ラウンド目、彫像展示防衛
Fnaticは2人でうまく天文を守っているが、2人なので負担が大きい。

Aeroはかなり機の読めない攻めを展開できているか。
FnaticはAeroの意図を読み切れていない感じだ。

最後の展開は危ないが、無理矢理3on1を通しきった。


4ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroはかなり奇襲的なエントリーで2カットを決めている。
遊撃が強力なヴィラでは、こういった意図を読ませない攻めというのが重要だ。

Fnaticの想定を越え続けることができている。
Fnaticの遊撃は戻りをカットされてしまう展開が続いている。単独で戻るような形で勝ち切れない。
形を変える必要があるか。


5ラウンド目、リビング防衛
Aeroはまたもや奇襲的に攻めているが、Fnaticの対応と警戒が進んでいる。
高い対応力を持つFnaticに単純な奇襲は何度も通用しないということだろうか。

別の場所から奇襲を仕掛けるような形であればまた違ったかもしれない。

Aeroが単独で詰めてくる感じも読めている印象がある。


6ラウンド目、キッチン防衛
Fnaticはモジーやミュートで相手の詰めを抑制するような防衛。時間を稼ぐ。

Aeroの奇襲にも近い詰めに対して個人や遊撃で対応するのではなく、籠って時間を稼ぎつつ耐えるようにする防衛で勝利した。

時間はかかったものの最後の詰めの強力さは流石のAeroだ。
しかし、情報を確保しきれていないので現地を潰しきれない。

設置がぎりぎりで通らなかった。






Fnatic攻撃スタート
7ラウンド目、飛行展示防衛
Fnaticは逆棟から詰めていくが、Aeroの前線やPeekホールがかなり前めに配置されている。

想定より前に前線があるので、Fnaticはまともに撃ち合う前に人数を削られて行っている。

Fnaticは人数が減った後、個々で進行していくが、Aeroはしっかり対応した。


8ラウンド目、飛行展示防衛
Fnaticは早めの勝負を警戒してロックを厳重にしている。

FnaticはAeroの遊撃前線に対して積極的に戦っていく。
ショットガンに対して勝負していくのはどうなのか。Aeroのリスクを負った立ち回りなどが半ば奇跡的に効果を発揮しているのはあるが、意図の読みあいという点ではFnaticは完全に負けている。


9ラウンド目、キッチン防衛
Fnaticはチーム全体での攻めをやめ、単独行動を増やした。
今度はFnaticが意図を読ませないことに成功した。

Aeroは部分部分で単独での解決を図ったが、そこはFnaticのCoverやエアジャブが効果を発揮した。


10ラウンド目、飛行展示防衛
Fnaticはやはりチーム全体で一方向から詰める攻めをやめている。
Aeroは心拍センサーで相手の詰めを判断しようとし続けている。

Fnaticは結局逆棟から詰めていく形に変わり、時間が消費されていった。

Aeroは心拍センサーの情報を頼りに?クラシックホールに勝負、失敗。

FnaticはPlantと同時にクラシックホール進行は良い動きではあるが、無理矢理感ある攻めだったのでAeroは咎めたかった。

Plantに意識が集中しすぎたか。パルスがニトロ係で無ければまた違ったかもしれない。


11ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは背豆に守っているように見せて、心拍センサーを頼りに積極的なPeekや突き上げ。

Fnaticは情報戦で不利になり、サッチャーbanが逆効果になって補強も割れない。
自分たちのbanを利用されている。時間が無い。




Aeroマッチポイント
12ラウンド目、彫像展示防衛
Fnaticはまたチーム全体での攻めに変わっている。
ただ、1階からの突き上げが入った。平面以外の要素を増やして人数有利を獲得。

Fnaticは時間が無いので相手の位置を予測しきれない。

Aeroはここぞという場面での積極的な防衛ラインの構築が上手い。
瞬間的な伏せの選択も上手かった。



















2Map目:国境

モンタ、エコー、Fnatic ban
サッチャー、ミラ、Aero ban
Aero攻撃スタート


1ラウンド目、2階防衛
Aeroはノックやインが入っている。

Aeroはノックを使って面白いPlant位置。スモーク中で設置している。
Fnaticはその位置を把握できていなかった感じだが、ガスグレの位置が上手い位置に入った。

もう少しガスグレが投げられそうに無い場所なら刺さったかもしれないが。(とはいえ、資料にそんな場所あるのかという感じもある。)


2ラウンド目、換気作業防衛
Aeroのライブドローンと撃ち込み?
1階遊撃がかなり早く落ちる。

Aeroの瞬間的な確実性のある進行が上手い。詰め自体は単独であるのだが、ドローンなどによって確実性を高められている。

Fnaticは税関やメイン階段など複数人で同時展開でリテイクしていくが、個々の勝負は単独であるために有利が取り切れない。


3ラウンド目、換気作業防衛
Aeroは情報に対する意識が高い。
防衛では心拍センサー、攻撃ではIQを積極的に取り入れている。

Aeroのライブドローンとその詰めがFnaticの対応を許さない。
対応を構築する時間が与えられない。

Aeroは2階を圧力をかけるに留めて現地を直接潰している。
Fnaticは相手の本命を読み切れていない。

Fnaticはヴァルカメに情報を依存しているのか?
かなり積極的にリテイクを狙っている感じなだけあって、Aeroのカメラ潰しが刺さっているのかもしれない。


4ラウンド目、2階防衛
Aeroの突き上げと同時の遊撃潰し。上手い。

Fnaticはかなり固めに籠る形に変わっている。
Fnaticの瞬間的な対応と位置取りが上手いが、Aeroの撃ち合い強さもあり勝ち切れない。

Aeroは場面ごとに単独リスク選択も多いので何とか咎めたいのだが、タイミング合わせのうまさなどもあって優位を取り切れない。


5ラウンド目、2階防衛
Aeroのセキュリティ仕込みドローンが効果を発揮し続けている。

Aeroの意図の読みづらい詰めは刺さってもいるが、そういった動きへの警戒もFnaticは高まってきている。

とはいえ、形勢はAero有利だ。自分達のやりたいことを出来ているのはAero側だろう。


6ラウンド目、換気作業防衛
Aeroの平面制圧。ドローンで情報を確保してFnaticのリテイクを封じている。

Aeroの囲い込みの射線とCoverの確実性がFnaticに完全に勝っている。
Fnaticの単独リスク選択が裏目に出ている。

とはいえ、国境の防衛ではある程度仕方ない部分もある。
問題は攻撃だ。





Aero攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
Aeroの積極的な前線設定にFnaticはかなりロックを強めて対応している。

Aeroは撃ち合い強さもあり、優位を取っていくが瞬間的な武器庫詰めが刺さってFnaticが優位を取った。

ヴァルにニトロがあったらAero勝利だっただろう。
Fnaticはかなり不安定な攻めになってしまっている。

土壇場での周辺警戒、包囲警戒に関してはFnaticが明らかに上だ。


8ラウンド目、2階防衛
オフィスはAeroの固定位置なのだが、Fnaticは積極的な室外の戦いに弱い。

Aeroは前線を押し下げられても単独で再び前線を押し上げている。

Fnaticはドローンでもあったのか、それとも動きを読んていたのか、その前線の押し上げを一方的に潰している。

Aeroはヴィラでは情報をもとにハードに戦っていたが、国境に関してはとりあえず前に勝負しているだけになってしまっているか。


9ラウンド目、2階防衛
Aeroは自分達が開けた穴で射線管理ミス。

Aeroは崩壊した前線を無理矢理人員補充する。厳しい戦いだ。
室外への戦いはFnaticの弱みを突くことにはなっているように見えるが、場面ごとに単独のリスク背負いが国境では裏目に出始めている。

Fnaticに意図を読まれている。防衛の目的意識が凝り固まっている。


10ラウンド目、換気作業防衛
Aeroは変わらず積極的な室外勝負をしている。解決策が固定化されている。

Fnaticの1の動きが刺さっている。

Aeroの現地の薄さをドローンで把握され、現地潰しが刺さっている。ライブドローンもいい感じだ。

Plant時の2階上がりは良い判断だったが、設置位置を把握できなかった。

Aeroの狂犬具合が読まれ続けている。




Fnaticマッチポイント
11ラウンド目、2階防衛
Aeroのオフィス防衛は全く刺さっていない。
Aeroはオフィス潰しの1階の動きに全く対策が行われない。

Fnaticの戦術にただただ受け身か力業で耐えるだけだ。

ただ、個々でPeekしてなんとかイーブンに持って行った。

Fnaticは人数が減って、どうしても確実性の薄いPlantをするしかなかった。


12ラウンド目、換気作業防衛
Aeroは1階遊撃を増やしている。
Aeroは前めに戦うそぶりを見せながら、時間を稼いで引いていく。

Fnaticは時間がかかって強引めのPlantアプローチになったが、Aeroの対応が若干悪かった。

2階のリテイクも決まっていたが、設置位置を把握できず。
























3Map目:クラブハウス

モンタ、ミラ、Fnatic ban
マーベリック、エコー、Aero ban
Aero攻撃スタート


1ラウンド目、地下防衛
Aeroはかなりの攻めの早さ。相手の準備が終わる前に詰めようという意思が見える。

Aeroはしっかりと餅つき妨害して祭壇を割っている。
Fnaticは祭壇割りを事前に想定した盾を用意していたが、インパクトランチャーによってなんとか無効化した。

祭壇前に滞留しているところへ勝負していくFnaticはいい感じではあるが、タイミングはバラついているか。


2ラウンド目、金庫防衛
Fnaticは籠る防衛。
Aeroは囲む攻め。

メタとメタの勝負になりそうだ。

Aeroのスモークを使った連携した詰めが強力だ。素晴らしい。
Fnaticは前めに位置取りしていたが、Aeroの連携と情報収集が勝った。


3ラウンド目、地下防衛
Fnaticは地下で少し前線を上げているが、Aeroが勝る。

祭壇のインパクト餅つきが決まれば分からなかったが、失敗してFnaticはどこに対応するか定められない。
Aeroの連携とタイミング合わせ、リスクを背負った詰めが素晴らしい。


4ラウンド目、地下防衛
Fnaticは遊撃対処ではなく、地下で展開シールドも置いて前線を引き上げる形。

遊撃対応しないのは賢明だ。今までのマップで遊撃を狩られて有利を取られてきたのだから、簡単には出せない。

Fnaticはガレロンに盾をカメラを置いて強めているが、Aeroの勝負の仕方、圧力のかけ方も上手い。

その間に武器庫設置をトライしてしかも成功させている。
Aeroの連携やヘイト誘導がFnaticのチーム対応を許さない。


5ラウンド目、金庫防衛
FnaticはVirtueを自由に動かして優位を取っていった。

Aeroは火矢など使って不利を覆し、地下遊撃へのロック、カットが発生した瞬間の現地へのPeek?
そういったもので優位を奪い切った。


6ラウンド目、ベッド防衛
Fnaticは単独での勝負が多い。
ただ、室外や単独の動きに対してうまく勝ち切ることができた。

戦術ではなく、早めの撃ち合いによって崩すことができた。





Fnatic攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
Aeroはクラッシュ。

Fnaticは祭壇割りと武器庫ハッチ割りと青部屋からの詰めが同時に行われている。
Aeroは武器庫などしっかりと餅つき対応しようとしているが、それが裏目に出て平面の詰めを許してしまう。

周辺警戒という点ではやはりAeroは劣りがちだ。
それを利用され続けると危ない。


8ラウンド目、地下防衛
Aeroは武器庫に下から勝負を続けていく。クラッシュの位置も前めで、フラグによって飛ばされている。

やはりAeroの積極的な勝負、前線の引き上げがFnaticに読まれて不利に働いている。


9ラウンド目、金庫防衛
Fnaticは餅つき妨害が素晴らしい。
固く防衛するAeroに対して、確実に戦術的勝利を得ている。

追い詰められるとハードピークしてくることはFnaticに読まれている。

ヴィラではメタに不安を感じさせたFnaticだが、クラブでは高いメタ精度を見せている。


10ラウンド目、金庫防衛
Virtueバックのフラグと単独のPeekでガレージがつぶれる。強すぎである。

現地の少なさを利用したFnaticの現地潰しも刺さってFnatic勝利。
Fnaticの戦術的判断が素晴らしい。

クラブはレベルが高くなるほど攻撃有利になることを如実に示している。
Aeroは明確な勝負所を作れていない。受け身かハードピークに頼ってしまっている。


11ラウンド目、ベッド防衛
Aeroはクラッシュを使って開いた補強に対して室外勝負を仕掛ける。
自分たちのハードピークを強める選択だ。

Fnaticはクラッシュを無視して人数をかけてクラッシュのCoverを倒すような形で優位を取るが、Aeroのリテイクがうまく決まってしまった。

Fnaticのミスと取るかは微妙なところだ。時間が足りなかった。





Aeroマッチポイント
12ラウンド目、金庫防衛
Fnaticの現地詰めが強力だ。Aeroは相変わらず周辺警戒が甘い。

Aeroの撃ち合い強さとFnaticのCoverの薄さ(あの状況では仕方ないが…)

最後の段階でFnaticは少し日和ってしまったか。仕方のないことではある。

















Fnatic vs Aero
ヴィラではFnatic攻撃のメタ弱さが見え、国境ではAero防衛の凝り固まったスタイルの弱みが見えた。

クラブではFnatic攻撃が以前通りの高い戦術性を見せた為に接戦まで行ったが、Aero攻撃の強靭な型が防衛の弱みをCoverしてギリギリの勝利を得た。

お互いの強みも良く見えた。GG.





Aeroは心拍センサー、ライブドローン、IQの意識的なヴァルカメ潰し、情報に対する意識が高かった。

また、Fnaticの遊撃傾向をよく理解できていた。
機を読ませない奇襲的な詰めをライブドローンによって強めることで、遊撃処理を着実に成し遂げた。

クラブでFnaticが遊撃対応を控えたのも当然だ。





Aeroは遊撃処理だけでなく、戦術的な型でも高いパフォーマンスを発揮した。

ヘイト誘導、タイミング合わせ、射線分担。
連携の高さはFnaticのチーム対応も個人対応も封じ込めた。

型に拘りすぎる所はあり、それは防衛では不利にも働く。
しかし、攻撃は非常に強力だ。真正面から付き合うのは難しい。





Fnaticは対応力の高さは健在だが、ここ最近見せているメタの低下、防衛の個人負担傾向などが不利に働いている。

対応による後半の追い上げは素晴らしい。
しかしそれは、基本的な型では殆ど勝てなかったということだ。
以前の高い戦術性は減じている。

逆に言えば、まだ伸びしろがあるということだ。




Aeroは勝利したが、対応という面では不安が残る。
それが裏目に出るか、強靭な戦術の型を貫き通せるか、APACを突破できるかはまだ読めない。