猫、Siege、F3

メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#148 nR vs Aero - PL Season10 - APAC Final - Semi Final -

nR vs Aero - PL Season10 - APAC Final - Semi Final -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。


(後ほど動画貼り付け)



(感想)

nR vs Aero


Map:国境(nR)、ヴィラ(Aero)、銀行


1Map目:国境(Aero)

テルミ、エコー、nR ban
サッチャー、ミラ、Aero ban
nR攻撃スタート


1ラウンド目、2階防衛
Aeroは噴水とセキュリティに同時に攻勢を仕掛けている。
タイミング合わせの良さはあるが、個人でセキュリティに詰めていって、勝利するAeroの撃ち合いの強さ、それを通す意思、個人リスクを背負う覚悟が流石だ。


2ラウンド目、2階防衛
映像の乱れ。Aeroが2カットされている。

Aeroは浮いている遊撃を確実に詰めて潰すのが上手い。Coverできない距離にいると潰される。
Coverを封じるような射線の敷き方、仕込みドローンによる情報収集、攻撃有利な国境においてAeroのチーム能力が高く発揮されている。


3ラウンド目、2階防衛
nRは狭く守る形に変わった。Aeroはモンタ。

Aeroは補強を割るのに時間がかかるが、ベンチ裏への詰めなどリスク選択が素晴らしい。
nRはラウンド途中での突き上げや飛び出しを試みたが、クレイモアに気付かなかったり、ニトロを投げミスったりと緊張もあるか。

ギリギリの勝負でnRは運に救われた。


4ラウンド目、トイレ防衛
Aeroは相変わらず1の動きをライブドローンで支援するのが上手い。
そうして行われる単独の詰めも強力で、しかもいつの間にかチーム連携も成立したりしている。

Aeroの意図の読めない動きが難しい。
単独のリスク背負いが多く、チーム連携も高く、単独の動きもライブドローンがあるようなパターンと無いパターンがあったりして全体の意図が読みにくくなっている。

遊撃排除能力も高いので、nRも遊撃が引かざるを得ず、その間にAeroの包囲が着実に完成していく。


5ラウンド目、トイレ防衛
nRは単独で勝負していく。国境防衛ではある程度仕方ない。

nRが勝負するところは運悪くCoverが厚いように見えるが、Aero攻撃が取りたい所、取るべき所はしっかりと人数をかけてきている証拠だろう。

単独行動も多いが、チームとして成立させたい所はしっかりと構築できている。


6ラウンド目、2階防衛
Aeroの仕込みドローンがかなり強力だ。
nRの外カメもなかなか刺さっていない。Aeroに警戒されている節がある。

Aeroは射線の敷き方、情報収集による確実な位置特定と連携による潰しがしっかりしている。
間違いなくAPAC最強の攻撃だ。浮いた遊撃はモンタなど使って確実に削られていく。





nR攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
nRはAeroの戦術に真正面から付き合う形。
テルミbanに対してしっかりと方法が用意してある。

nRは噴水排除が巧みだが、それ以外の部分で負けてしまった。
Aeroはしっかりと周辺警戒ができていた。昨日では薄かった部分だが、精神的余裕によって成し遂げられているか。





Aeroマッチポイント
8ラウンド目、換気作業防衛
nRは武器庫補強を割って正統派に攻める形。
しかし、現地に詰め行って1カットして素早く引く動きも見せている。

nRは奇襲的にPlantを決めたが、撃ち合いやロックで負けてしまった。
少しもったいない負け方をした。

室外のみで戦術が完結していたのでおおよその位置取りを把握されており、さらにPlantを使ってnRの詰めを誘う形が上手かった。



























2Map目:ヴィラ(Aero)

モンタ、エコー、nR ban
サッチャー、ミラ、Aero ban
Aero攻撃スタート


1ラウンド目、飛行展示防衛
AeroはS側からかなり狭く攻めている。
リテイクは仕込みドローンと室外ロックの組み合わせで排除している。

1階の室外ロックがあるので、よしんごヴァルのリテイクも慎重にならざるを得ず、遅れる。
しかし、実際はロックは既にクラシックホールラペリングに移っている。

相手に意識づけて行動を阻止出来ているか。

現地の射線管理も甘くなっているnR
精神的な面に心配が残る。


2ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは1階からの突き上げなど隙になりそうなところにしっかりと意識が向けられている。
nRの狙いとしては下からの解決を望んでいるのだが、ドローンによる情報収集。

そして遊撃放置されているとおもいきや、ラウンド中途で急激に遊撃排除が行われる。
意図が読みづらい。

圧倒的な人数差ができるが、Aero側が珍しくミスしたと言えるだろう。


3ラウンド目、彫像展示防衛
nRはよしんごまーびーの二人を連携した遊撃に出し続けている。

Aeroはまとまった攻めから単独行動多めのバラバラの攻めに変わっている。

よしんごモジーの仕込みニトロがジーニアスだった。
Aeroの詰めがしっかり連携してくるので、それを予測したかのような起動が素晴らしい。
撃ち合いの強さもあるが、良い立ち回りだった。


4ラウンド目、キッチン防衛
Aeroはいつの間にか包囲が完成する進行の早さがある。
遊撃は数人いてもそれ以上の人数で潰される。

それを責められないのは、Aeroは1の動きも強力で現地を空けるということが難しいからだ。
仕込みドローンも遊撃排除も強力なので、対策構築が難しい。

動きが制限される。


5ラウンド目、飛行展示防衛
Aeroは攻撃で精神的プレッシャーを与えられているので、動ける範囲がどんどん増えている。

包囲殲滅の詰めの連携も非常に高い。奇襲のような現地詰めもあり、刺さらなかったとしても無意識に選択肢を植え付けることができる。

攻めの意識が読みにくいのでnR防衛は個々が見るべき場所、意識するべき場所が多く、ひとりごとの負担が大きい。

nRとしてはチームで一点ずつ削っていく動きが良いのではないかと思うが、Aeroの攻めの本命と人数配分が読みにくいので難しいか。


6ラウンド目、彫像展示防衛
nRは序盤から室外に飛び出しているが、失敗。

Aeroの動ける範囲が大きい。防衛が比較的自由に動けるはずで、かつそれが防衛の強みであるはずのヴィラにおいて、それを活かせない防衛になってしまっているのはつらい。

固く守っている相手の潰し方もAeroは優れている。





nR攻撃スタート
7ラウンド目、飛行展示防衛
nRのスモークに対してAeroはしっかりとニトロで対処している。
nRの攻めのタイミングをしっかりと理解している。

その後の逆ラッシュ的な詰めも流石だ。
nRが対応を構築する前に前線を引き上げることで対応を許さない。


8ラウンド目、彫像展示防衛
Aeroはカメラを頼りにした室外へのPeekや地下ハイド。

nRは人数を削られて詰めや戦術、情報収集が雑になっている。

メンタルだ。




Aeroマッチポイント
9ラウンド目、
Aeroの前めな戦いをnRは止められない。
Aeroの勢いを止められなかった。
























nR vs Aero
Aero攻撃は間違いなくAPAC最強。
いや、世界的に見てもかなり高いレベルにあるかもしれない。

遊撃排除連携、ドローンでの情報収集、個人でのリスク選択のうまさ、現地詰めのタイミング合わせ、様々な観点で称賛できる。

nR防衛の動ける範囲は限定され、対策があまりにも難しい。





nR防衛はイージーミスを連発していたようにも見えるが、それは正しい見方ではない。

Aeroの情報収集力、個人単位で動く意思によって、AeroはnRの意図を読み、nRはAeroの意図を察することが困難だった。

Aeroの本命や詰めの予測が難しい為に、個人ごとに警戒せねばならない範囲が多く、ミスは多くなる






Aeroの高い遊撃処理能力と情報収集力は、nRが得意とする遊撃での積極的な勝負や撃ち合いを制限した。

多様な遊撃を行えるのがヴィラ防衛の強みであるはずなのに、nRは動ける範囲を狭めざるを得ず、段々と狭く籠るような守り方になっていった。

そして、固く籠る相手を突破する”型”もAeroは強力だった






nRは用意した対策が刺さらなかったとはいえ、劣勢という”結果に囚われて”メンタル負けしてしまったのではないか。

終わったことや先のことに囚われて、今現在に最善のパフォーマンスを出せたかには疑問が残るかもしれない。

とはいえ、Aeroが非常に良かった。
全体的にはnRが悪いが故の負けではない