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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#96 Secret vs Rogue - Six Major Raleigh 2019 - Group Stage - GroupB -

Secret vs Rogue - Six Major Raleigh 2019 - Group Stage - GroupB -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



Rogue vs. Team Secret – Raleigh Major 2019 – Group stage – Day One




(感想)

Secret vs Rogue


Map:クラブハウス(Secret)、銀行(Rogue)、海岸線



1Map目:クラブハウス(Secret)

マーベリック、マエストロ、Secret ban
カピタオ、ミラ、Rogue ban
Secret攻撃スタート



1ラウンド目、地下防衛
Rogueは地下に籠るが、ハッチや突き下げに対して積極的に戦う。

しかし、その間に射線管理などが甘くなったりしている。
勝負も個々でキツイ戦いだ。


2ラウンド目、地下防衛
Rogueが地下に籠りっぱなしなので、Secretのクリアリングとハッチ破壊が非常に早い。

Rogueは積極的に戦うのをやめてインパクト餅つきも成功するが、Secretのヘイト誘導と武器庫ラッシュが決まった。

Rogueはその動きを読めていた節があるが、人数差は作れなかった。


3ラウンド目、金庫防衛
Rogueはニトロやラペに対する勝負で人数有利。

不利を背負ったSecretの現地奇襲も素早い判断で凄いが、最後の一人に対してCoverを入れきれなかった。


4ラウンド目、ベッド防衛
Secretのラッシュ力、現地を殲滅しきる力、同時多発的に状況を動かす力が凄い。

いつの間にかチームでの勝負が始まっていて、カメラが追った頃には試合の優勢が決していることも多い。




Rogueタクティカルタイムアウト
5ラウンド目、地下防衛
RogueはSecretの簡略化されたクリアリングの間を縫って、序盤に人数を削る作戦?
1カットして引いていく。

Secretはサッチャーを失って選択肢が少ないので、得意のラッシュ力も読まれた感がある。

それでも洞窟を排除できれば分からなかったラウンドだ。Vertclイエーガーの活躍が大きいか。

Secretがかなり殲滅一辺倒とも言えるので、Rogueの対応が進みつつあるようにも感じる。どうなるか。


6ラウンド目、金庫防衛
Vertclヴァルの遊撃やリスキルが刺さる。2カット。

Rogueは地下から心拍センサーを回しながら倉庫に勝負を仕掛ける動きも見せているか。素晴らしい連携だ。

Secretのチームアプローチに対する対応としても正しい対応だ。最近のRogueはこういった局所突破のような防衛が上手くなっている。





Rogue攻撃スタート
7ラウンド目、金庫防衛
Secretは改装現場に積極的に勝負して負けた後、改装現場からの強気なロックに狩られていった。


8ラウンド目、金庫防衛
Rogueの狙いが見えないラウンドだった。時間をかけて何をしたかったのか?
Secretのリテイク待ち?

Secretは先程のラウンドの反省から改装現場に妖怪を設置して勝負を把握した。


9ラウンド目、地下防衛
Rogueはクリアリングを丁寧にやっている。Secretクラブの地下防衛では2階に遊撃に行く形をよく見せているので、その警戒か。

Rogueは時間がかかりすぎている。
最初のプッシュ=本気の勝負ということがバレてしまう時間だ。
それでもセットプレイを通せる力はRogueにあるが、警戒されている所を突破するのは容易ではない。


10ラウンド目、ベッド防衛
LeonGidsイエーガーの飛び出しが刺さってしまう。

その後もRogueは内側からのPeekを抑えられなかった?

人数が減ると雑になるRogueは相変わらずだ。


11ラウンド目、金庫防衛
SecretはRogueのセットプレイが始まる前に人数を削ろうという算段なのだろうか。

窓外に勝負したエコーがカットされている。

Rogueはガレージ制圧のガジェットと人数の取り方が良いが、正攻法のplantにはニトロがある。

LeonGidsイエーガーのリスクを背負った裏取りも決まった。










2Map目:銀行(Rogue

カピタオ、ミラ、Secret ban
火花、エコー、Rogue ban
Rogue攻撃スタート


1ラウンド目、空き部屋防衛
Secretは2階を主戦場にする形。積極的に飛び出しも行って人数差を作る。

Rogueの素早い囲い込みもよく、人数差はイーブン。

Secretはヴァルが積極的な位置取りで負けたのが大きかった。


2ラウンド目、地下防衛
Secretは1階や階段など早めの段階でチームで勝負できている。
この動きがSecretには必要だ。FonkersやFerralの加入によって行えるようになった動きだろう。

この動きが見たかった。


3ラウンド目、窓口防衛
Ferralキャッスルが2階でVertclジャッカルを食っていくが、ゲームクラッシュ。

Secretの流れだけに惜しい。


3ラウンド目、窓口防衛(再開)
Secretは2階の遊撃がやられたら引いていった。

Rogueは突き下げを行うが、現地にはmeepeYスモークしかいない。

ロビー詰めを選択したところで、遊撃の位置を追いきる時間が無い。
現地を壊滅させたが、2階のリテイクによりplantを阻害された。


4ラウンド目、空き部屋防衛
SecretはLeonGidsヴァルが証券で存在を主張だけして、素早く引いていった。

Rogueが2階遊撃にどうするかを考えているうちに、Secretはロビーに逆ラッシュ的にチームで勝負できている。素晴らしい。すごく良い動きだった。


5ラウンド目、2階防衛
Secretは補強が割れた瞬間に単独で飛び出して狩られる。

Rogueがタイミングを合わせようとするところにSecretがちょっかいをかけるような形でRogueは攻めが整えきれないが、攻めを完遂させるよりもリテイクを防ぐことに意識を向けてSecretのやりたいことを阻害した。

最後のコンカッションを撃ってのplant判断も見事。


6ラウンド目、地下防衛
RogueはSlushugが奇襲的にガレージに凸る動き。

Secretが1階に遊撃を大量に出しているので、悪くない判断だ。単独だったのは悪い方向に働いた。

Rogueが丁寧に纏めようとするところに、Secretはリテイクを何度も重ねていく。
同時展開的なリテイクもあり、Rogueは対応できない。






Secret攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
Rogueはヴァルカメと心拍センサーを両方使って、中央階段を複数人でリテイクしたいような動きを見せているの。

Secretやplant-ニトロのやり取りで優位に立てていたが、パルスのニトロで2人飛んだのが勝敗を決した。


8ラウンド目、2階防衛
Ferralツイッチの1の動きによるラッシュ的な詰めが目立つが、味方が牽制撃ちしてヘイトをずらす動きなどSecretの連携も素晴らしい。

しかし…Ferralだろう。撃ち合いのセンスは全盛期のjiNSzkiなど思い出す。


9ラウンド目、2階防衛
Rogueは証券や用務室からPeekして吹き抜けに早めに勝負した。2カット。

しかし、Secretの不利を背負ってからの判断とリスクの背負い方が素早い。素早いがゆえに強引でもそれは良さに変わる。

最後はLeonGidsだが、RogueはSecretのスピード感に着いていけていない。




Secretマッチポイント
10ラウンド目、地下防衛
Secretはわりかし正攻法で攻めようとしている。

ガレージマエストロの射線がやはり強力だ。

それでもplantを成立させるSecretは凄いが、撃ち合いでは勝ちきれなかった。


11ラウンド目、窓口防衛
Rogueはスタッフルームから窓口に向けてかなりロングの射線がある。その射線が大きかったか?

Secretは最後のplantで同時に中央階段に勝負したが、結果的には裏目に出た。

正攻法の範囲ではRogueは強い。特に防衛ではそうだ。


12ラウンド目、2階防衛
SecretはLeonGidsが奇襲的に突撃した?
カメラで見られていたか?

Secretはロビーのロックを外してからスピード感があれば結果は違ったかもしれない。

ラペがカットされて、受け身になってしまったか?





延長
13ラウンド目、地下防衛
Secretはカメラを厄介と見たかIQが入った。

Rogueは心拍センサーの使い方が上手い。序盤はリテイク判断や人数把握のために金庫側で用いて、サーバーが開いてからは、plant阻害に移る。

Rogueがplant位置に対して読み勝った。



Rogueマッチポイント
14ラウンド目、地下防衛
Rogueはサーバーラッシュ。
サーバー階段を孤立させることに成功した。

Secretがサーバーを上がって吹き抜けに逃げてくるのもしっかりとロックしている。

土壇場での良いリスクの取り方。良い揺さぶりだ。






3MAP目:海岸線

カピタオ、ヴァル、Secret ban
火花、エコー、Rogue ban
Secret攻撃スタート

1ラウンド目、フッカー防衛
Rogueは逆棟に遊撃を出しつつ引いていこうとするが、Secretの引きロックが入念に敷かれている。


2ラウンド目、ダブルバー防衛
Secretは現地攻めのような姿勢を見せているので、Rogueの意識がそっちに向くのだが、Secretはキッチンからの素早いPeekなどで揺さぶれている。


3ラウンド目、ダブルバー防衛
Secretは正面からの撃ち合いで勝ってるのもあるし、Rogueの勝負がが個人なのもあるし、Secretが複数方向からアプローチして狙いを悟らせないのもあるだろう。

3回目の完全勝利。Rogueは前のラウンドからキッチンを厚くしたりしていたが、Secretはすでに別のことをやっている。


4ラウンド目、ペントハウス防衛
SecretのL字に対するCoverの近さは素晴らしい。

Rogueは真正面からの撃ち合って人数を削っていく選択をしている。それを強めるショットガンの詰めというアプローチもgeniusだ。

Secretはリテイク警戒からの劇場攻めに切り替えたが、Rogueに察知されてしまう程度のスピード感だった。


5ラウンド目、キッチン防衛
RogueはSecretが詰めてきた方向、人数をかけている方向に一極集中的に遊撃を投入したか。

真正面から戦うのが得策との判断かもしれない。
読める、分かる所に戦っていこうということか。


6ラウンド目、ダブルバー防衛
Rogueは引きロックで狩られないように狭めに守っている。
Secretのセットプレイに合わせて逆ラッシュするような形、もしくは人数をかけてクロスやロックをしっかりと分担して包囲を無効化しようとの狙いか。

途中までは上手くいったが、孤立した遊撃を狩られたりして、最後はSecretの読み勝ち。






Rogue攻撃スタート
7ラウンド目、フッカー防衛
Rogueは孤立した遊撃に対して、囲うようなセットプレイ。確実に人数差を作った。

その後のSecretの覆すためのリテイクもしっかりロックが入っている。


8ラウンド目、キッチン防衛
Secretはリスキル的な飛び出しや個人リテイクなど、個人での動きが多いので危うい。
引きロックなども入ってしまう。

Rogueは3on1で1on1を繰り返してしまった。


9ラウンド目、フッカー防衛
Rogueは包囲を完全に完成させている。

Secretは今度は頻繁に飛び出したりせずに、窓を割るだけで済ましたりしてRogueを揺さぶる。

Rogueのセットプレイもかなり強力だったろうが。逆包囲的な逆ラッシュがタイミングよく決まった。

Rogueは時間を丁寧にかけるので、勝負タイミングが読みやすい。




Secretマッチポイント
10ラウンド目、ダブルバー防衛
Rogueのラッシュ。サンライズとブルーバー両方から雪崩れ込んで、現地を壊滅させる動きが良い。

Secretは2階から飛び降りて裏回り、リテイクを成功させた。
これに関してはRogueのミスとも言えるだろう。

最後のVertclも焦ってしまったか。







Secret vs Rogue
Rogueは相手の出方を見て対応を変えていく形、SecretはRogueの特性を理解して積極的に仕掛けていく形。
Rogueはチームアプローチを最優先とし、Secretはチームアプローチと個人ごとの動き、両方を武器として使える。

その差は細かい所で出た。ラウンド優勢は基本的にSecretが取った。





Secretはリスクに対する意識が素晴らしいと感じる。
人数不利を背負った際の思いきった選択。そしてその判断の早さ。

それは丁寧に試合を進めたがるRogueとの大きな差となった。

リスクを背負うことを恐れずに、この早さでリスクを取っていけるチームは(特に攻撃では)Secretくらいだと思っている。




Rogueはチームで目標を統一したセットプレイ、正攻法の型での守り(銀行地下など)では優れた素質を見せている。
パルスの使い方、最終盤での思いきりの良い選択も良い。

しかし、時間をかけた攻めは"勝負タイミングの読みやすさ"にも繋がった。
逆包囲への弱さ、人数が減った際などに課題を抱える。