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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#101 CAG vs Rogue - Six Major Raleigh 2019 - Group Stage - GroupB -

CAG vs Rogue - Six Major Raleigh 2019 - Group Stage - groupB -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



Cyclops vs. Rogue – Raleigh Major 2019 – Group stage – Day Two




(感想)

CAG vs Rogue


Map:銀行(Rogue)、クラブハウス(Rogue)、国境



1Map目:銀行(CAG)

カピタオ、ミラ、CAG ban
火花、エコー、Rogue ban
CAG攻撃スタート



Rogueは銀行地下防衛でVertclが単独で遊撃に出たりしている。
時間稼ぎの死に役かもしれない。CAGの丁寧な攻めを逆手に取っているか?


Rogueはヴァルカメやイーヴィルアイで孤立しているCAGを見つけると、複数人でCoverしながら積極的に勝負してくる。
これもCAGのロック感の薄さを逆手に取っているかもしれない。

CAGはいつも自分達がやっているようなことをやられて対応出来てないとも言える。


Rogueはリスキル、活発に動き回る遊撃、丁寧に攻めたいCAGの阻害をする。

CAGは時間を稼がれないようにという思いもあるのか詰めが早いが、単独での勝負が多く、雑さに繋がってしまっているかもしれない。


Rogueは心拍センサーの使い方が上手い。中央階段のリテイクを心拍センサーの情報をもとに虎視眈々と狙っている。

CAGはスモークがなく、地下防衛に対してplantアプローチをするには微妙な構成なのだが、イマイチ判断が甘いかもしれない。動きも判断もいつもより良くない。

待ち構えるRogueがやりやすいカタチデノ勝負になってしまっている。


CAGは攻めの型があって、ポジションが固定的なことが多い。それに対してRogueは情報ガジェットをもとに勝負を挑んでいる。

その勝負は個人単位も多いが、CAGも個人行動が多いので、情報があるぶんRogueが有利になることが多いか?


CAGの地下防衛と1階に遊撃を出すパターンに対する、Rogueの完璧な回答。

遊撃を放置し、サーバーとガレージからラッシュ。慌てて戻ってくる遊撃に対してノマドと2階からのロック。
ハッチに対してもしっかり警戒。

完璧に隙を突いた攻めだ。日本チームにはこれが必要だ。


CAG防衛は自分達で戦い所を定めて、自分達でアクションを起こすのが強み。
しかし、CAGは受け身になってしまっている。Coverも遅れている。Rogueのセットプレイを許している。


CAGの飛び出しやPeekの勝負感はRogueに読まれている。
Rogueの警戒が強い。CAGはRogueの想定を越えられない。







2MAP目:クラブハウス

ジャッカル、エコー、CAG ban
カピタオ、ミラ、Rogue ban
Rogue攻撃スタート



RogueはCAGの現地外遊撃に対する別の回答。
遊撃に全力で構いつつ、引きロックを付けて引きを許さない。

Rogueのセットプレイが上手い。味方との距離感、射線の配分、Cover。
CAGはその連携に対して個人勝負になりがちか?


2階の防衛でも、Rogueは地下遊撃に対して2人で殲滅する動きを見せている。CAGの単独遊撃は多いのでそれに対する対応だろう。

CAGの前めの位置取りも警戒が強い。

この試合はVertclのエントリーフラッガーとしての能力が爆発している。


Rogueの引きロックや局所殲滅に対して、CAGはさらに遊撃の人数を増やしてさらにマップを広く使っている。

それは人数有利を生み出したが、不利を背負ったRogueの直攻めの判断も早い。
CAGは戻りが遅れた。


CAGはもはや地下防衛でも1階のエントリー周辺を主戦場としている。包囲に対して内側から全方向に勝負を仕掛けるようなイメージ。

しかし、やはりRogueの現地攻め選択する判断の早さが勝る。


CAGの地下攻め。思いきった祭壇突入など良いところはある。
Rogueはしっかりと武器庫側を警戒していたり、CAGの射線管理ミスのようなものもあり、Rogueの連携と逆ラッシュ的な反抗をCAGは抑えきれない。


最終ラウンド、Rogueはラウンド余裕があるので、ガツガツと室外に戦っていける。
CAGは取るべき場所が取りきれずに、金庫階段の上がり頼りになってしまっているとも言える。







CAG vs Rogue
Rogueのやりたいことは「CAGの隙を突き、CAGのやりたいことを阻害する」それに尽きる。

遊撃が多いなら現地を取りきり、孤立した遊撃がいればCoverが来る前に包囲殲滅する。
容易に引かせないように引きロックを多く取り入れ、真正面のハードな戦いにはクロスなどで厳重に警戒する。




CAGはG2戦に引き続いて自分達のスタイルをガチガチに対策され、メンタル的な落ち込みもあっただろう。
Rogueの対策や連携が巧みだったのは間違いないが、CAGは個人もチームも本来のパフォーマンスを出せていたとは言いがたい。

明らかに厳重に対策されていたが、CAGは他の手札を持ち得なかった。




Rogueは防衛でも対策が見える。
丁寧にMAP制圧を行いたいCAGに対して、積極的に動き回る遊撃を採用して時間を稼ぎながらカットを重ねる。
CAGの固定ポジションに対して、情報ガジェットを用いて勝負の確実性を上げた。

セットプレイだけでなく、その前の段階の強気な勝負への対応力も向上してきている。




CAGは自分達のスタイルを対策された時の対応策を用意できていなかったことが明示されています。

それはCAGの落ち度なのは間違いないでしょう。

しかし、その裏にはまた違った事実があります。

"ガチガチに対策され、劣勢に陥る感覚。対策の対策を練らなければならない感覚"



その感覚を日本のあらゆるチームがCAGに突きつけることが出来なかったという事実です。

日本のチームはCAGの試合を見て反省しなければなりません。
「なぜ自分達はG2やRogueのようにCAGを攻略することが出来なかったのか」
「これから強力なチームが出てきた時にどうやったら対策を構築出来るのか」




是非考えてください。
現時点の日本最強が完膚なきまでに叩きのめされた理由を原因を。

乱暴な言い方をすれば、日本の環境がCAGを負かしました。

成長を求められているのはCAG、nRだけではありません。
日本の競技シーン全体です。あなた方のチームです。

今後の日本競技シーンの発展を期待します。