猫、Siege、F3

メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

MENU

シージ試合雑感想#121 FAV vs CAG - PL Season10 - JP - Day9 -

FAV vs FAV - PL Season10 - JP - Day9 -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



【タイムシフト】レインボーシックス Japan プロリーグ シーズンⅩ PlayDay9(コメンテーター : ふり〜だ)
※(時間指定済み)



(感想)

FAV vs CAG


Map:銀行


モンタ、ミラ、FAV ban
火花、マエストロ、CAG ban
CAG攻撃スタート



1ラウンド目、地下防衛
CAGはシックスピックで入れたインを頼りに詰めたのだろうが、FAVの展開シールドの位置も良かったのだろうか、FAVが一方的に勝っていった。


2ラウンド目、窓口防衛
CAGは割職無しの思いきった選択。

ライオンを使って階段をかけ上がったりして、2階への包囲がすごい勢いで狭められていく。

その早さはFAVの想定を越えて、2階遊撃との攻防で優位を得た。

しかし、詰めの段階でエントリールートが限られており、突き下げも活かしきれていないとなると、厳しいものがあった。

ラウンドは敗北したが、CAG攻撃の明確な変化に期待感が高まる。


3ラウンド目、2階防衛
CAGは再び割職なし。

スモーク、ライオン、トラックススティンガー、ドッケビを使って、会議室に雪崩れ込む面白い動き。

FAVは予測や対応が間に合っていないか。

終盤のくろろヴィジルの勝負はshuヴァルの帰りを待ちたかった。


5ラウンド目、地下防衛
FAVはサーバーを早めに引いていく形。

そして隙を見た中央階段の大人数リテイク。
最近のFAVはこの動きをチーム連携重視の動きをしていた故に、一点突破の動きを読まれて対処されていた。

今回はバラバラに動いてリテイクの動きを絞らせなかった。

CAGの1階を取られた後の素早い現地詰めの判断も素晴らしい。


5ラウンド目、窓口防衛
FAVはCAGの包囲の早さを理解しているのだろう。1カットして早めに引いていく。

FAVはヴァルカメの情報を頼りにもして、中央階段からまたもや大人数リテイク。

CAGは普段はドローンロックに留めていることが多いのだが、このラウンドではかなり人でのロックが厚かった。

その柔軟な対応が勝負を分けた。


6ラウンド目、空き部屋防衛
FAVは室外に対しても早めに勝負している。

それに対するカンデラ使用の判断も非常に早い。

ライブドローンを利用したAnitunアッシュの1の動きも強力だ。





FAV攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
CAGは資料窓口遊撃で時間とリソースを削るいつもの形。

FAVはShiNゾフィアが洞窟をカットしたのが大きかった。

CAGがチームとして連携、戦いの場を作り出す前に人数有利を作れたのは大きい。

現地近くの仕込みドローンも効いたか。


8ラウンド目、地下防衛
CAGは2階まで遊撃に出て時間を稼ぐ。
その広い遊撃でクリアリングミスも呼び込めた。

FAVは時間も制圧拠点も足りない状況で何のリスクを背負うか。

ハッチダイブからの4人での現地奇襲を選んだ。
何かのリスクを取らなくてはいけない状況で取るべきリスクだ。

狭い範囲に入り込むことになったFAVに対するCAGの包囲リテイクも素晴らしい。


9ラウンド目、2階防衛
FAVの奇襲の早さの攻め。

CAGの準備ができる前にチーム全体で勝負を仕掛け、広い遊撃を逆手に取った。

素晴らしい。


10ラウンド目、2階防衛
FAVの素早い設置アプローチに対して、CAGは逆ラッシュや突き上げなど対応の構築が素晴らしく早い。

熾烈な対応、選択が続いている。


11ラウンド目、地下防衛
CAGは緩急を付けてきている。地下に籠る形に。

サーバー補強の穴を開けて、現地からもCoverできる形。

FAVのサーバー殲滅連携と、スモークを使った意外性の高いplant位置がCAGの想定を越えた。

plant位置のリスクの取り方が素晴らしい。素晴らしすぎるぞ。




FAVマッチポイント
12ラウンド目、地下防衛
地下のサーバー守りの厳重さに対して、FAVは金庫攻めを選択。

しかし、その準備の段階でCAGに察知され、対応を構築されることはわかっていたはずだ。

FAVはもう一工夫必要だった。
中央階段のshuバックも先走りすぎたか。







2MAP目:領事館

カピタオ、エコー、FAV ban
テルミット、ミラ、CAG ban
FAV攻撃スタート


1ラウンド目、地下防衛
CAGは2階からピアノまで広く防衛。

ShiNアッシュの1の動きが刺さっている。CAG防衛には大変有効な動きだ。

FAVは非常階段で勝利したり、裏をCoverで潰せたりしたが、CAGの個人ごとの場面ごとの対応が素晴らしい。


2ラウンド目、2階防衛
ShiNアッシュの1の動きは素晴らしいが、FAVが時間をかけているので、CAGの防衛ライン構築が整ってしまう。


3ラウンド目、ロビー防衛
CAGは2階会議から早めに引いていく。
最近の試合ではFAVに潰されることが多かったので、その対応だろうか。

FAVは時間が限られているなかで、plant潰しの逆ラッシュを誘ってロックで倒すというリスクの取り方。

なかなか取れるリスクではない。


4ラウンド目、地下防衛
CAGは単独遊撃で開幕に2カット。
こういった個人技を爆発させることができるのもCAGの強みだ。

裏攻めに切り替えたFAVの動きはいい感じだが、CAGは慌てず対応した。


5ラウンド目、2階防衛
FAVは1階の突き上げに対してShiNアッシュの1の動きで対応。

しかし、plantアプローチのロック不足がもったいない。
逆ラッシュの警戒方向を間違えたのかもしれない。


6ラウンド目、ビザ防衛
FAVは1の動きにライブドローンを入れて現地近くまで進行したが、少し迷ったか。

1階設置ではなく、地下制圧を狙ったのは悪くないとは思うが、plantに行くべきではなかった。
戦うべきだった。




CAG攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
FAVはトイレを単独で守る形が結構きつい。

CAGの包囲に対して、ショットガンで前めに位置取ったり、サーバーから意識しない射線を敷くことでCAGの堅実な包囲を成立させない。


8ラウンド目、2階防衛
配信トラブル



CAGマッチポイント
9ラウンド目、2階防衛
CAGは管理事務をしっかりとフラグで処理していく。

FAVは遊撃でなんとかイーブンまで持ち込むが、CAGの仕込みドローンによるものか?遊撃の動きはバレている?

最後の詰めもギリギリでCAGが勝ちきった。











FAV vs CAG
CAG防衛の情報収集力、情報判断力に基づいたラウンド内/間の対応構築力は驚異的であり、高い個人技は"その場しのぎ感"を感じさせないレベルに至らせている。

しかしそれには、情報を受け取り、判断する時間が必然的に生じる。

銀行で見せたFAVの攻めの早さは、その時間を与えなかった。






FAVの数多くのハイリスクな選択は、早さと予測を越えることを生み出していた。

銀行最終ラウンドにおける「サーバーが厚いから金庫攻め」というのはCAGの予測の1つでしかなく、そして早さも無かった。

ギリギリの所で勝利を逃した一端ではないかと思っている。
一工夫あれば違ったかもしれない。





領事館においては、攻撃の工夫が生み出しづらいマップではあるだろう。
FAVの攻撃のキレの悪さに繋がったか。

1の動きを増やし、動きの多いCAG遊撃のローテーションを咎める形などあっても良かっただろうか。

しかし、銀行では互いの対応と判断の良さが光り、最近の試合の中でも特に良い試合だった。




CAGは攻撃におけるリスクの取り方が明確に変化した。

今までは合理的であるが故に正攻法を選び、結果として時間稼ぎなどの対策をされ易かった。

今は尖った戦術の中で、スモークの使い方などの部分で合理性を見せている。

防衛で見せているような判断・戦術の柔らかさが攻撃でも生まれてきている。