シージ試合雑感想#129 Empire vs G2 - PL Season10 - EU - 後半 -
Empire vs G2 - PL Season10 - EU - 後半 -
※注意事項※
・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
・Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。
G2 Esports vs. Team Empire - Consulate - Rainbow Six Pro League - Season X - EU
(感想)
Empire vs G2
Map:領事館
カピタオ、ミラ、Empire ban
ノック、スモーク、G2 ban
G2攻撃スタート
1ラウンド目、地下防衛
G2は引いていくJoyStiCKイエーガーを早めにカット出来ている。
Empireは妖怪を使った1階への勝負も試みるが、G2の警戒が上であった。
それからは籠った防衛に変わり、Kantoスレッジの突き下げからの射線を防ぎきれなかった。
2ラウンド目、2階防衛
G2はリスキルや窓への強気な勝負を咎めて人数有利を作り、後は全方位から射線を敷くようにしてEmpireの動きを封じるだけだった。
Empireの強気なリテイクも多方向からの射線で効果が発揮できない。
Empireとしては真正面以外でラペに勝負を挑まねばならないか?
3ラウンド目、地下防衛
Empireの2階遊撃をG2は素早く処理できている。
G2は3-2の配分に拘らなくなった?…というほどでもないか?
室内の人数はいつものスタイルより少ない気がする。マップを広く包囲するような印象が強い。
このラウンドは突き下げによる工事を利用しなかたことが良くない方向に働いたか。
4ラウンド目、2階防衛
G2はUUNOに非常階段へ突撃させたりしている。どういう根拠で行ったのだろう。
しかし、それによってトイレが早めに取れ、領事オフィスへのアプローチが楽になった。
それをそのまま利用してPlantした。
Plantと同時の待合ラペも有効な一手だ。あの状況で一番ケアしなければならない部屋だ。
Empireが仕掛ける前に仕掛けられている感じだ。自分たちのアプローチの背後を支えるようなロックもしっかりしている。
Empireは若干勝負タイミングがずれている感じもあるが、G2が複数の射線を使ってきているので仕方ないことかもしれない。
5ラウンド目、2階防衛
G2はS側の3枚のラペリングが本隊のようなものだ。
そろそろラペ狩りを本格的に行ってくるのではという読みでピアノへアプローチしたか?
Plantと同時の領事ラペなど、Empireに対応の意識を絞らせない。
Empireがバラバラに行動しているように見えるのは、それだけG2の矛先が分かりにくいということだろうか。
やはり、G2の人数配分の意識が変わっている気がする。
6ラウンド目、地下防衛
EmpireはInvの時とは違って、G2対策のようなものは見せてきていない。
いつも通りのJoyStiCK単独遊撃のスタイルを貫き通している。
それが上手く刺さっていない。
G2は人数配分の意識は変わってはいるが、場面ごとに以前通りのしっかりとしたCover感を見せている。
このラウンドはScytherエコーのラウンド。
Empire攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
G2は管理事務防衛。
Empireは突き上げなど駆使してその前めの防衛を突破していった。
8ラウンド目、ロビー防衛
Empireもテラスラペ、領事ラペを行いつつ管理事務から攻める感じだ。
うまく圧力をかけて囲めているとは思うが、G2のニトロや螺旋階段リテイクがある。
それでも3on1に持って行って、最後はEmpireのミスと言って良いだろう。
特に2on1の選択はミスだ。
9ラウンド目、2階防衛
Empireはフラグが無い状態でも、管理事務籠りに対してインパクトランチャーとブリーチング弾でキルを作る柔軟な選択。
Empireは会議室を処理するのに手間取った。
会議に対する勝負を合わせ切れていない。その後の詰めはチームでタイミングを合わせられてはいるが、結構強引だ。
G2マッチポイント
10ラウンド目、地下防衛
元々ある程度Empireは単独勝負が多いことは多いが、今回の試合に限っては戦術的な部分が衰えてしまったかのように感じた。
詰めやCoverが間に合っていないし、場当たり的な個人ごとの勝負に見えなくもない。
動揺でもあったのだろうか。
今までは個人技でなんとかできていた部分がなんとかできなかっただけか?
Empire vs G2
試合の勝敗を左右したのは、人数配分の意識が変化したG2、戦術的劣化(?)を見せたEmpireの2点にあるかもしれない。
G2はよく言われる3-2の布陣から離れ、単独行動、単独のリスク選択が増えている印象だ。
それによってマップに複雑にアプローチすることが可能になっているか。
G2は単独の動きを増やしたことで、全体的なCoverの厚さは減少している。
しかしその分、ラペリングによる多方向からの射線等に代表される対応を絞らせない戦術が可能となっているか。
Empire防衛は狙いを察知できず、行動のバラバラ感もあったが、それはある程度仕方ないことなのかもしれない。
問題となるのはEmpire攻撃だろう。
Empireは個人技頼りの選択が多いように感じた。
実際それで勝ててしまうことも多いので難しいところなのだが、今回は人数が減った際の確実な距離感と連携といった面が見られなかった。
全体的なCoverの遅れも顕著で、一方的にカットされるシーンが多かった。
G2の変化が確実な強さに繋がっているのか、Empireの変化が弱体化なのか、何かの変革の兆しなのか。
まだ判断することはできない。
今後の試合でそれは明らかになっていくだろう。