シージ試合雑感想#137 G2 vs NaVi - PL Season10 - EU - 後半 -
G2 vs NaVi - PL Season10 - EU - 後半 -
※注意事項※
・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
・Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。
G2 Esports vs. Natus Vincere - Consulate - Rainbow Six Pro League - Season X - EU
(感想)
G2 vs NaVi
Map:領事館
グリッドロック、モジー、G2 ban
ライオン、マエストロ、NaVi ban
G2攻撃スタート
1ラウンド目、ロビー防衛
G2は2階の領事と非常階段、地下を素早く抑えてささっとラペリングエントリー、Plantに入っている。
ロビー防衛は現地の弱さを突けるかどうかは重要だが、どこのプロチームもその点については警戒している。
その警戒と対応を許さないG2の戦術的構成に脱帽だ。
今のG2は行うアクションの重要な場所を押さえることが出来ている。
2ラウンド目、2階防衛
NaViは早い段階から室外に勝負して人数を削っていく。
1階の攻防でFabianが勝てたのが大きかった。
Fabianバックの1の動きによる突き上げ、それに合わせる味方の動き。
少ない人数で有効なアプローチを行えているのは素晴らしい。
ここ最近はFabianの1の動きのセンスの良さがあふれ出ている。状況によってはUUNOも1に入り、チームの戦術をサポートする。
3ラウンド目、ビザ防衛
G2は薄くなっている、ビザにチーム全体でエントリーしていって素早く地下まで下りてPlantしている。
戻りに対するロックや報告精度も高く、NaViは慌ててしまってリテイクのタイミングを合わせられない。
G2の攻撃が素晴らしい。
4ラウンド目、地下防衛
NaViの突き下げに対する決めニトロ。
G2は突き下げによる抑えが1人しかいないのもあって、Plant阻害を抑えきれない。
しかし、ロックでミスっているという訳でもないだろう。
少人数になるとACOGを持っている攻撃側が有利で、G2は人数有利を維持して勝ち切った。
NaViは籠る割には解決策が薄い気もする。
5ラウンド目、ロビー防衛
G2はマップを広く使って、NaViに動きを悟らせないような攻めだ。
今度は2階制圧を積極的な室内戦によって成立させている。
一つ一つは薄いが、相手に対応の焦点を絞らせない。
場面ごとの布陣、Coverの入りようが優れている。
6ラウンド目、2階防衛
G2はFabianの裏の動きを失ってから、Plantに入った際の妖怪によって位置取りがバレているか。
裏のリテイク警戒の読みが外れたというのもあるだろう。
NaViは真正面からのリテイクを潰され続けているので、やってこないだろうという判断だったのかもしれない。
NaVi攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
NaViは素早い裏攻めと息を合わせた殲滅ラッシュによって現地を潰しきる。
G2は側面からのリテイクを実行出来ていたが、NaViが気にせず突っ切ったことにより勝利を獲得した。
8ラウンド目、地下防衛
G2は2階防衛で、NaViはそれに真正面から構うそぶりを見せた。
実際の本命だったのかは分からないが、NaViの目的の一つには変わらず現地攻めがあり、2階処理が難しいとなると、放置して引きロックの形に変わっている。
NaViの詰めにおける距離感も優れているだろう。
NaViも相手の薄い所を突けている。
G2は少し報告精度が甘い感じもする。
9ラウンド目、2階防衛
G2は1階に2、2階に3の遊撃2、現地3の体制を一貫している。
G2は序盤に人数有利を作るが、会議を潰す段階で確実にCoverに来るだろうことを読まれた決め撃ちなど入ってしまっている。
最近はG2のCover感の高さを理解した対応というのも見られるようになってきていて、それに苦戦している感じもある。
10ラウンド目、ロビー防衛
NaViは地下を取ってIQがエコーを抜いている。妖怪をいじった位置から動いていなかったか。
NaViもMapを広く用いて、相手に焦点を絞らせず、さらに薄い所を着実に突いていっている。
良い攻めだ。防衛は対応が難しい。
11ラウンド目、地下防衛
G2は2階と地下で耐えるような形。
NaViは無視してピアノやガレージ外を詰めている。
G2が活用したいMap有利、防衛の優位なポジション、射線というのを最近のEUはよく理解しているようだ。
GiFuも有利な射線を逆に利用して人数差を作れていた。
G2は複数人で前線を形成する動きから離れ、単独での対応、アプローチが多い。
もちろん、相手もMapを広く使って単独行動が多いので当然ではある。
しかし、攻撃ではうまくいっている単独行動の多さが裏目に出ていることもありそうだ。
NaViマッチポイント
12ラウンド目、地下防衛
バンディットの餅つきの護衛がいないのは、G2がまさに複数人で連携していない証拠の一つか。
NaViは妖怪が居る状況で頻繁にPlantを選択する。
どちらかと言えば下策であるため、G2としても想定の範囲外であるような印象だ。(妖怪の位置がそれを示している。)
とはいえ、G2は妖怪を使った遊撃補助などはよく見せるので、それの対応として現地攻めだとすれば納得は出来る。
G2の防衛に付き合わずに現地を直接攻め、仕込みドローンでリテイクを予防?
NaViの攻めはそのような形だっただろうか。
G2が相手に合わせて前線を変化させるような形は持続しているが、それを読んだ相手チームの行動が増えている気もする。
G2 vs NaVi
両チームともに、攻撃側の団体行動が戦術として定着している領事館において、MAPを広く使った見事な攻撃を見せた。
入れる場所からエントリーし、遊撃の自由な動きを制限する。そして現地の薄さを突く。
多少のMAP的戦術を無視してでも、薄いところを突く選択。背後の抑えも優れている。
最近のG2は着実な距離感を保った詰め、勝負が見られなくなっている。(”位置感”は保たれていると言えるかもしれないが。)
Fabianの1の動きの素晴らしさもあって、攻撃ではプラスに働いている。
しかし、防衛においては単独対応の多さに繋がり、チームとして状況に対処できていない印象も受ける。
防衛の想定以上に奥深くまで入られている状況が発生していた。
つまり、攻撃は単独行動が多いということで、単独対応が多くなるのは当然と言える。
攻撃側の位置取りが掴みにくいので、チーム対応というのも難しい。互いに引きロックも巧みだった。
だが、G2が防衛に課題を抱えるのは間違いない。