シージ試合雑感想#140 Empire vs NaVi - PL Season10 - EU - 後半 -
Empire vs NaVi - PL Season10 - EU - 後半 -
※注意事項※
・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
・Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。
Team Empire vs. Natus Vincere - Border - Rainbow Six Pro League - Season X - EU
(感想)
Empire vs NaVi
Map:国境
カピタオ、ミラ、Empire ban
ノマド、エコー、NaVi ban
Empire攻撃スタート
1ラウンド目、2階防衛
Empireはラペリングを税関から狩られるのはともかく、Karzhekaが単独でCoverに入ってカットされてしまうのは、やはり彼ららしくない。(最近の彼ららしいとも言えるが。)
現地に多くのドローンが回せており、思い切ったエントリーとN窓のJoyStiCKを頼りにしたPlantでEmpireが勝利をつかみ切った。
やはり正統派の攻めでは無い。Empireは変わった。
2ラウンド目、税関防衛
NaViはヴァルカメを2階に仕掛けてリテイクのタイミングを伺っていたか?
税関防衛にも関わらず2階を明け渡しているのでどうするのかと思ったら、かなりタイミングよくリテイクが決まった。
Empireは相手の引き目の防衛に対して、突き下げを行うが、NaViは現地にほぼ居ないので成果は出せない。
その間に時間は浪費されていった。
EmpireはCoverが全然入らない。
瞬間的なアプローチが雑になる。
3ラウンド目、換気作業防衛
Empireはドローン回しもかなり変化している?
自分で回して自分で進行が増えた?
NaViはEmpireのN窓固定ラペリングに1階天井の工事からニトロを投げている。
NaViに入ってからこのチームはかなり対策、対応に富むチームになった。
Empireはハッチドロップから現地に詰め行っているが、殲滅なのかPlantなのか中途半端に見えてしまうのは自分だけだろうか。
Empireが得意だったはずの攻撃でラウンドが取れない。
4ラウンド目、2階防衛
Empireの戦術としてはベンチ横の奥まで走りこむことが前提なのだろうか。
人数配分や1階のKarzhekaバックの動きを見る感じだとそう見える。
N窓のJoyStiCKの負担が大きそうだが、結果としては再び成功。
NaViは走り込みを咎めることや設置を止めることが出来ていない。
5ラウンド目、税関防衛
今回もNaViは早めに2階直上から引いていく。
NaViの単独リテイクが的確に決まり続けるが、やはり情報があるとしか思えない。
上下の戦いでもNaViが勝ち、Empireは人数が減ってからの連携が見えない。
6ラウンド目、換気作業防衛
NaViはエントリーの時点で決め撃ちで1カットしている。
カメラが刺さりに刺さっている。的確に突き上げニトロも決まる。
Empireは遊撃は処理できるが、人数が足りないためにロックが足りず、備品室からのPeekでプランターを狩られる。
以前は強力な武器として存在していた少人数連携のよるEmpireの強みが全く見られない。
見返したところ、NaViは一貫して公開フェーズではヴァルを隠していた。
とはいえ、的確なリテイクが何回も入ったのだから、情報ガジェットの存在を疑ってしかるべきだろう。
EmpireがIQを入れなかったのは完全に失策だ。
NaVi攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
EmpireはJoyStiCKがセキュリティに単独展開などはいつもの形だ。
NaViはかなり図々しく中央階段の中腹に居座ったりしている。
NaViの選択としては真正面からの突破で、人数有利は作るものの時間には勝てなかった。
8ラウンド目、換気作業防衛
NaViは先に人数有利を取るが、ファーストプラントをEmpireがうまくニトロで咎めた。
danパルスの動きが素晴らしいラウンドだ。
全体的に見ても、固く守る中で最適の防衛ができたと言えるか。
9ラウンド目、税関防衛
NaViは仕込みドローン?ライブドローン?で遊撃を察知している。
2階を厚く防衛するEmpireに対して、1階を取れるところから取ってしまい、とっとと現地に詰めてPlantしている。
NaViのロック配分が上手かったのはあるかもしれないが、Empireは現地を薄くする割にはPlant止めの方法が曖昧である気がする。
今のNaViは良い攻撃をする。Empireの防衛も分かっていそうな感じだ。
薄い所を的確に突けている。
10ラウンド目、2階防衛
NaViは換気室を2人で取って、下から突き上げ、フラグを噴水に投げ込んでいる。
面白い攻めだ。
それは失敗したが、素早く移動して全方位からの攻めのような形になることで、Empireに対応を集中させなかった。
NaViの攻めの一つのキーワードとして「防衛の意識を集中させない」があるかもしれない。
それは、G2戦でも見えていた。
11ラウンド目、2階防衛
NaViはMapに広くアプローチしたり、取れる場所から取っていく動きで変幻自在に攻められている?
個々の撃ち合いの強さも加わって、それが部分ごとの突破力に変わっているか。
最後の詰めはリスキーだった。1on1が続いてScytherヴァルの立ち回りの勝利。
12ラウンド目、換気作業防衛
NaViは外から見るには無謀とも言える強引なPeekdeカットを奪い取っている。
仕込みドローンによる情報があったのか?たまたま?
その後はリテイクに動こうとするEmpireをロックやクレイモアで処理できている。
残った防衛に対しても赤ピン、突き下げ、詰め、ロックなどチームプレイで堅実に排除できている。
Empireの防衛パターンが限られていることが影響したのかもしれない。
リテイクの型などは読まれている節があった。
情報戦でもNaViが勝った。
Empire vs NaVi
NaViは情報量で完全に勝った。
特に防衛。繰り返し的確に決まるリテイク。
Empireは疑問を持たなかったのか。対策の必要を感じなかったのだろうか。
IQを入れなかったことは完全に失策だ。
最近のNaVi攻撃は広くマップにアプローチし、エントリーできる場所から進行していく攻めが効果的だ。
薄い場所を的確に突けている。
仕込みドローンやライブドローンはEmpireの武器という印象があったが、本試合ではあまり見られない。(NaViが強く意識的に壊していたように見えた。)
防衛では個々の立ち回りセンスの良さが見えている。
やはりチーム連携に問題が生じている。
武器の一つだった確実な少人数連携が見られない。
NaViはPlant阻止など細かい部分では粗があるが、MnM時代に比べて飛躍的にチーム力が増している。
それは自己の改善だけでなく、相手への分析と対策という点でもそうだ。
仕込みドローン、防衛パターン、etc…Empireの理解が高いように見えた。
勝利の一番の原因は停滞する場所に仕込んだヴァルカメ。