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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#141 G2 vs GIANTS - PL Season10 - EU - 後半 -

G2 vs GIANTS - PL Season10 - EU - 後半 -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



G2 Esports vs. Giants Gaming - Coastline - Rainbow Six Pro League - Season X - EU



(感想)

G2 vs GIANTS


Map:海岸線
ドッケビ、ミラ、G2 ban
火花、キャッスル、GIANTS ban
G2攻撃攻撃スタート


1ラウンド目、キッチン防衛
GIANTSはチームで積極的に室外勝負を仕掛けている。

味方の飛び出しを内側から撃ってバリケードを開ける援護など面白い。
その後も勝手口で大胆に心拍センサーを使って、連携してニトロ突き上げを行っている。

この動きを見る限り、G2は勝手口のロックが居ないと分析しての行動なのだろうか。

最後はGIANTSの距離感の遠さとKoreyモジーのミスでG2勝利。
GIANTS的にはもったいないラウンドだ。


2ラウンド目、ダブルバー防衛
G2はペント、VIPから丁寧に取っていく。

G2はドローンロックで階段上がりを警戒しているが、GIANTSはそれを突破している。

GIANTSは先に人数有利を奪い取ったが、リテイクの段階で動きを読まれている。
ガジェットによるPlant阻止も失敗。

多発的に勝負を仕掛けられているが、同時タイミングよりも早さを重視したような形になって、G2に咎められていった。


3ラウンド目、キッチン防衛
GIANTSは相変わらず積極的な室外飛び出しや先置きニトロによる突き下げを狙っている。

明確に序盤から人数を削ろうという意思が見える。
G2にチームプレイをさせないような立ち回りだ。

大胆なローテーションやリテイクも見せ、大幅に動くことでG2の対応が間に合っていない。
情報ガジェットが効いているか?


4ラウンド目、フッカー防衛
画面に映らなかったのでイマイチ分からなかったが、G2が最近見せている広くMapを包囲するような射線でローテーションを咎め続けたか?

GIANTSが対応を集中させようと移動するところに刺さった形か?


5ラウンド目、ダブルバー防衛
G2は(おそらくは先ほどのラウンドも)屋上からのロックで人数を削っていた。
今回もそれを狙っている。そして、かなり刺さった結果となった。

不利を覆すためのGIANTSのリテイクもUUNOスレッジに咎められ、ここぞという局面でUUNOを補助するようにライオンが入っている。

UUNOの突破力に頼りすぎだった時期もあったが、今はバランスよく強みを活かせているか。


6ラウンド目、キッチン防衛
G2はデフォカメを壊し忘れる初歩的なミス。エントリーを悟られて複数人でリテイクされている。

GIANTSは懲りずに室外への勝負を繰り返し続けている。
実際に人数有利を獲得できていることは多く、刺さっていると言える。

G2はライオンを使ったロビー制圧など試みるが、GIANTSに居場所を特定されて背後を襲われている。






GIANTS攻撃スタート
7ラウンド目、フッカー防衛
GIANTSの奇襲的な攻め。2分20秒の時点で現地に強襲が始まっている。
GIANTS得意の意図の読みにくい攻めだ。

G2もうまく対応した方だろうが、GIANTSの包囲殲滅の方が上手だった。

“早さ”が武器になることを明確に示すラウンドだ。


8ラウンド目、キッチン防衛
G2も序盤から室外に積極的に勝負している。海岸線は相手が強くなればなるほど防衛側のアクションがどこかで必要になるので、必要なことではある。

G2はどこかの一部分にチームで対応しようとした?のかもしれないが、それによってGIANTSの1の動きに対応できていない。

G2が室外に勝負を挑む際、真正面からの勝負ばかりになる傾向があり、それが裏目に出ているか。(inv2019のEmpire戦でもそうだった。)


9ラウンド目、ダブルバー防衛
GIANTSはライオンと同時の包囲殲滅を選択したが、G2がしっかりと多方角を警戒していた。

G2の妖怪を使ったフッカー階段リテイクに対するGIANTSのCoverの早さも素晴らしいが、画面に映らない部分でG2が上回り続けた。

ライオンもある状況でのGIANTSの連携をよく耐えたものだ。


10ラウンド目、フッカー防衛
G2は飛び出しなどで優位を作るが、1の動き対決や強引なラペ狩りで優位を失っている。

難しい部分かもしれないが、2人優位を取ったら勝負は避けても良いのではないか。

GIANTSの包囲殲滅に対し、G2の対応力は高い。しっかりと多方向を警戒できていて素晴らしい。

しかし、やはり無理な勝負が目立つ気がする。優位を無駄に失っているようにしか見えないが…
何かしら目的があるのだろう。

GIANTSのクレイモアの位置はなかなか巧みだ。余ったものを置く割には良い位置に置いた。


11ラウンド目、フッカー防衛
GIANTSは瞬間的にチーム殲滅連携が成立するのが素晴らしい。
いつの間にかロビー殲滅の形が出来上がっている。

ACEZノックの大胆に過ぎる移動がG2の想定を完全に超えている。
G2は対策を構築できない。思考と対応の時間が許されない。

最後はGIANTSの巧みな射線で勝利。FINALを決めた。





GIANTSマッチポイント
12ラウンド目、ダブルバー防衛
G2は単独でも積極的に戦っていく。
それはこのラウンドのようにプラスに働くこともある。

Gogaリージョンの働きが大きかった。GIANTSにチーム連携を成立させる前に人数を削ることができた。




















G2 vs GIANTS
お互いの長所が見られる試合。

チーム連携が強力なG2に対して、GIANTSは積極的に室外へ勝負し、ニトロ突き上げによって人数を削った。
それに応じるG2は、マップを広く包囲するように射線を敷いてローテーションを咎めた。

GIANTSの局所殲滅連携、それを捌くG2の意識配分の巧みさ。





文句をつけるとしたら間違いなくG2。
防衛において人数優位を得た後、無駄な勝負によって優位を失っているラウンドがある。

海岸線は相手が強くなるほど防衛がきつく、加えて相手は殲滅の得意なGIANTS.
どこかで勝負する必要があるのは確かであり、完全否定はできないが…

G2は勝てたのではないか?





GIANTSは海岸線のような比較的自由に動け、エントリーできるMapでは個性が爆発する。

意図の察せない奇襲殲滅はよく刺さった。

特にFINALを確定させた11ラウンド目。
ロビー遊撃に対し、いつの間にか包囲殲滅が成立しているのは素晴らしい。

思考力が高いG2に、思考と対応を練る時間を与えない。



単独行動が増えたG2は、攻撃においてはプラスに働いているシーンも多い。それは事実だ。
しかし、防衛においてはCoverの少なさ、個人負担の大きさに繋がってしまっている。

もう少しチーム連携での防衛が必要なのではないか。
それは昔の良さを取り入れても良いのではないか。