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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#83 CAG vs C9 - Road to Cloud9 - オフライン決勝 -

CAG vs C9 - Road to Cloud9 - オフライン決勝 -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



【タイムシフト】レインボーシックス シージ ROAD TO CLOUD9 AMD x LEVEL∞ (キャスター:ふり~だ 解説:中川)





(感想)

CAG vs C9

MAP:カフェ、国境、銀行




1map目、カフェ

カピタオ、マエストロ、CAG ban
サッチャー、ミラ、C9 ban
C9攻撃スタート


1ラウンド目、暖炉防衛
ナイフラウンド。
毒針やイングレなどなりたい放題だ。


2ラウンド目、3階防衛
CAGはタチャンカ。

C9はフラグでなく、シガーショップの小部屋にいるタチャンカをドロップで倒した。

しかし、同時にCAGはハッチ下にシガーラウンジ、シガーショップ、おそらく2階からも逆ラッシュ。

あっという間に殲滅した。


3ラウンド目、1階防衛
CAGは外カメを頼りにしてリスキル。
C9に読まれていたのか、後ろからカットされる。

CAGは2カットの状況で食料保管庫の補強も割れて突き上げも入っているが、柔軟に前線や位置取りを変えてC9を翻弄した。


4ラウンド目、読書防衛
CAGは逆ラッシュが上手い。

C9は3階から攻めていくがハッチを降りて、クリアリングが出来ていないか?

シガーショップの小部屋からハッチドロップの音で逆襲したか。
しっかりとバーからもCoverが入っているのも素晴らしい。

C9の対応を許さない。


5ラウンド目、3階防衛
CAGはハッチに対して積極的に攻撃、gatoradaヴァルの外カメと飛び出しの用意がやっと刺さった。

C9の注意が別に逸れた瞬間に一気に勝負を仕掛けている。


6ラウンド目、1階防衛
CAGのハッチドロップに対する勝負に、C9は怖れずPeekしていった。しかし、CAGのCoverと逃げの判断が良い。

1階に籠って戦うような形になると、C9の本領が発揮され始める。

それでもPeekで1on1に持っていくCAGは流石だ。





CAG攻撃スタート
7ラウンド目、3階防衛
C9は前めの全線設定だが、チーム全体で前線を設定できている訳ではないので、屋上への対処など甘い。

CAGは3階の奥には決め撃ち多用で安全を取りつつ、着実に圧力をかけている。

白階段からも上がって圧力をかけつつ、包囲するように攻勢をしかけている。




CAGマッチポイント
8ラウンド目、1階防衛
gatorada IQが掘削に入ったのをC9は捉えられているが、gatoradaは超反応で勝った。

CAGはいつのまにか人数が集まっており、戦いの場が掘削周辺になっている。

リテイクを防ぐロックもしっかりと入っていて、2階の攻防では完全に有利を作った。

CAGが突き下げを行っている段階で、C9は再びリテイク。おそらくカメラが生きていたのだろう。

C9は1階のプッシュ方向を把握すると、そこに積極的にリテイクをかけ、Coverもしっかりと入れられている。


9ラウンド目、3階防衛
C9は屋上からの射線管理が甘い。

モンターニュが進行して白階段からの廊下を塞いでいる。

C9はやはり防衛におけるPeekのタイミングが上手い。ダブルカットを発生させている。

それによってモンターニュの存在が薄れ、無理押しは通用しきらなかった。


10ラウンド目、暖炉防衛
CAGはシガーラウンジや3階を制圧するまでになかなか時間がかかっている。

丁寧に攻めて、突き下げも行っていく。
突き下げと平面の射線を同時に行っているか?

現地に詰める要員に対してC9はハードに戦うが、CAGはしっかりとCoverを入れている。

plantのロック位置も良く、ワンチャンplant妨害を許さない。







2map目、国境


カピタオ、エコー、CAG ban
ノマド、ミラ、C9 ban
CAG攻撃スタート


1ラウンド目、2階防衛
CAGの素早いエントリーを見てなのだろう、C9はフロストを入れている。

CAGの積極的な進行と個人での勝負の慌ただしさにC9は対応が間に合い始めている。

C9は有利が取れたあとも、積極的に前線を引き上げて待つことで、CAGの予想を越えた。


2ラウンド目、換気作業防衛
CAGは平面と2階両方にアプローチしている。

C9のリテイク待機も含めた人員は削られていき、リテイクに行くにはマップ占有率が少ない。C9のリテイク感が生かされない。


3ラウンド目、換気作業防衛
CAGは1階の配分が多め。2階には東階段にロックを配置するのみ。

CAGはかなり丁寧に攻めを組み立てているので、C9に狙いの察知と対応を練る時間を与えてしまっている。

C9は2階の部隊が1階に対して?東階段に対して?リテイクを仕掛け、人数有利を獲得した。

CAGはリスクを負って素早い現地制圧を目指したが、C9の警戒とCoverが早かった。


4ラウンド目、2階防衛
CAGはオフィスから丁寧に攻めていく。

噴水、資料まで取れてplantだが、C9の突き上げが刺さった。

CAGは中央階段からの戻りに殲滅寄りのアプローチで時間を稼いだか?

セキュリティのAnitunゾフィアがカメラによって発見され続けていたので、C9は二人がかりでリテイクした。


5ラウンド目、窓口防衛
C9は早めに勝負していく。CAGも早めの勝負を苦手としている。自分達がやることを(やり方はかなり違うものの)やられて対処できていないとも言える。

CAGのプッシュ方向は察知され、人数と情報量は足りず、遊撃の場所を把握できずに体の進行は咎められていく。


6ラウンド目、税関防衛
C9は前線を引き上げて外周、室外にまで積極的に戦う。

CAGは囲いこみの段階では個人行動も多いので、積極的な勝負を咎められないと不利が積み重なっていく。自分達のやりたいことが出来なくなっていく。





C9攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
CAGは室外へのPeekを警戒出来ていたか?
早い段階からカットが続く。

CAGはモンタにクロスを敷いて倒せたが、その間に武器庫にもラッシュが入っていて堪えきれない。


8ラウンド目、2階防衛
C9はモンタとライオンを使ってのセキュリティ殲滅が上手い。
それによって、CAGの前線をチームで整えてくる形を封じられている。

モンタで引かせてplantに入り、リテイクにもしっかりとロックが入っている。








3map目、銀行

火花、エコー、CAG ban
カピタオ、ミラ、C9 ban
CAG攻撃スタート


1ラウンド目、地下防衛
C9は地下防衛でも、2階にまで遊撃が行っている。
C9は既にCAGの弱点というものを理解できているだろう。

CAGは勝っていくが、残り二人となったC9のリスクを背負った1階ハイドが刺さり、1階遊撃が引きながら地下は積極的に勝負を仕掛けている。

CAGは1階遊撃に警戒していたので、地下へCoverか入れられない。

CAGはスモークの使い方など素晴らしいが、C9の対応が勝った。


2ラウンド目、2階防衛
C9は早めの勝負、CAGの準備が整う前の勝負が有効だと理解して行動している。

CAGは窓ラペが図々しいので、C9はそれをカットできたのは大きかった。

CAGは人数が減るとリテイクを防ぎきれない。


3ラウンド目、窓口資料防衛
CAGは2階へ丁寧にアプローチ。

窓ラペのgatoradaエントリーと合わせて、用務に詰める動きなどで人数有利を作った。

その後のCAGの資料へのチームで息を合わせたアプローチが素晴らしい。確実に人数有利を保った。


4ラウンド目、地下防衛
C9は2階窓から室外にまで飛び出してテルミットを倒した。

C9は設置に行くのが難しいということを分かっていて、ドントピークを徹底している。

CAGは上手くplantまで通したが、補強の関係もあってロックが敷ききれない。


5ラウンド目、2階防衛
CAGは中央階段のリテイクを素早く排除できている。

C9はロビーに対して積極的に勝負を仕掛けてカットすることに成功している。かなりリスクはあるが、ラペは居ないと判断できる何かがあったか?

CAGはC9に仕掛けられる前に、早めにplantアプローチを行ったか。

C9は飛び出しなどチームで対応できていたが勝ちきれない。


6ラウンド目、2階防衛
CAGは中央階段のリテイクに屋上からロックが入っている。1カット。

CAGは補強も両方割れて、かなり完璧な状況でplantアプローチを行えたが、イーヴィルアイによる逆ラッシュと、Nラペがなかったことが、悪い方向に転がった。

先ほどのラウンドを見てのplant位置に対する対応だろう。





CAG攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
C9は洞窟とガレージからラッシュ。それに拘りすぎずに、途中で通常通りの戦いに変えている。

さらにC9は金庫ハッチの補強がないことを利用して、ブリチャドロップを敢行している。

全体的にリスクを積極的に背負った判断だ。

ガレージに落ちたディフューザーに対するCAGの対応と、gatoradaアリバイの素早い1階リテイクの判断が良かっただろう。


8ラウンド目、2階防衛
C9はかなり丁寧にロビー攻めを行っている。

h3dyゾフィアのNラペとATMラペにより2カット。ロビーの人数からヘイトが集まっていたので、良い動きだろう。

C9は時間管理の問題もあり、Anitunの真正面からのリテイクと引きを許してしまった。

裏からのIQの詰めも間に合いきらない。


9ラウンド目、空き部屋防衛
C9はやはり時間がかかる。
あまり突き下げも行いきれていない。

その間に吹き抜けを複数人でリテイクしたか。

落ちたディフューザーに対する伏せ待ち二人はなかなか予想できないだろう。
C9はCoverを入れきれずに、人数を一人ずつ削られていった。


10ラウンド目、地下防衛
C9は丁寧にクリアリングするので、サーバーに至るまでに2分近くかかっている。

サーバーを命がけで守るAnitunイエーガーはかなり早めに処理された。

C9は地下plantで1カットされて素早く位置を変えた判断が良かった。同じ場所に拘りすぎ続けたら勝敗は変わっただろう。

CAGは場所を変えられたときの対処はどうするつもりだったのだろう。


11ラウンド目、地下防衛
CAGは2階のヴィジルに囲いこみが入ると、中央階段からの何人も上がってきている。いい戦い方だ。

C9はドローンがあったのもあるし、CAGの戦い方に対して予測が出来始めていたのもあるだろう。しっかりと対処しきった。

アイノックスで1人が特定できると、C9は完全に放置してplantに入り、現地の最後の1人を倒しきった。





C9マッチポイント
12ラウンド目、地下防衛
CAGは1階に強気に遊撃に出て、室外にまで勝負している。時間をかなり稼いだ。

C9はサーバーに対する息の合った詰めが素晴らしい。

残り時間30秒でC9は殲滅に入ったが、CAGはしっかりと警戒できていた。




延長
13ラウンド目、地下防衛
CAGは同じ沸きに対して、2、3人で平面と2階からとリスキルしている。素晴らしい連携と言えるだろう。

C9はリスクを背負って躊躇なくガレージから進行していく。赤廊下など倒されるが、C9のあとが続かない攻めなのがCAGには助かった。

CAGはかなりのドントピークしている。

C9はそれを利用して、適切な位置でplantを行った。
最後のサッチャーの位置取りや立ち回りも素晴らしい。

CAGはドントピークが裏目に出た。





CAG攻撃開始、C9マッチポイント
14ラウンド目、地下防衛
C9は序盤から突き上げニトロなどで勝負している。

CAGは残り30秒まで時間がかかるが、単独でのガレージ進行がぶっ刺さった。

C9はガレージを全く警戒出来ていなかったのはきつかった。


15ラウンド目、地下防衛
CAGは遊撃スタイルと見せかけて、素早く引いている。

その選択は大きく時間を稼ぐことに成功した。
サーバーでの時間稼ぎとカット出来たのも大きかった。

今回はC9のplant場所の移動にしっかりと対応できた。カメラを設置していたか?







CAG vs C9
CAGは柔軟な全線設定による、チームで早めに勝負を仕掛けてくる防衛。
それは丁寧に一つずつ手順を踏んでいくことを好む、APACのあらゆるチームに刺さってしまうだろう。

C9は前半は翻弄されたが、モンタライオンや防衛における積極的な前線の引き上げという回答を示し、CAGを苦しめた。





S10前半からAPAC Final、そして本日まで見え続けているが、CAGは攻撃に課題を抱える。

CAG攻撃は丁寧かつ素早く手順を経ていくが、防衛と違ってリスクの大きすぎる選択は取らない。
防衛に比べればタイミング、時間管理、人数配分など幅は狭い。

C9にプッシュ方向を把握され、多く対応されている。




C9は2マップ目では既にCAGの特徴と弱点を掴めていた。

防衛では室外など含めて、早い段階で勝負した。CAGの準備が整う前に積極的に戦った。
現地は薄くなるが、その"薄さ"を突いてこないチームには、いくらでも前めの戦いを仕掛けることができる。

そしてそれは、CAG防衛がいつも行うことと同じだ。




CAGは防衛で自分達がやっていることを、相手にやり返された時に対応できていない、と言っても良いのかもしれない。

もちろん戦術的には、CAGとC9の行っていたことは異なっている。しかし、奥底の意識は類似している。

攻撃の幅を増やすのか、または既存のリスク管理を高めるのか、Majorの姿に期待だ