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メンタルとRainbow Six SiegeのPro Leagueについて好き勝手に考察する。ついった@Fuji3_R6

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シージ試合雑感想#87 NIP vs oNe - Six Major Raleigh - Qualifiers - LATAM -

NIP vs oNe - Six Major Raleigh - Qualifiers - LATAM -

※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



Team oNe eSports vs. Ninjas in Pyjamas - Six Major Raleigh – Qualifiers – LATAM


(感想)

NIP vs oNe


Map:国境(NIP)、カフェ(oNe)、ヴィラ


1Map目:国境(NIP)

カピタオ、ミラ、NIP ban
バック、エコー、oNe ban
oNe攻撃スタート



1ラウンド目、2階防衛
oNeはセキュリティにアプローチ。

NIPは見方の報告かヴァルカメか、正面玄関から飛び出して1カットした。

oNeは思いきって資料N窓からエントリーして、武器庫外入り口からも同時にアプローチしていた?

流石に強引すぎるのはあるし、不意を突いたとはいえ、NIPの個人技を突破するのは容易ではない。


2ラウンド目、換気作業防衛
oNeは武器庫を取るのではなく、吹き抜けから平面で作業に詰めた?

最初は2階に人員が居たように見えるので、様子を見て途中で方針を変えたのかもしれない。

うまく作業は制圧できているが、平面やハッチドロップ?からのリテイクを防ぎきれなかった。
詰の判断は早いぶん、クリアリングや位置特定は出来ていなかったのだろう。

oNeがロックしていた場所とは違うところからリテイクが通ってしまったか。

そうなると、待ち受けているNIPと真正面から戦わなくてはならない。
2階に行った判断など良かったが、2人のタイミングを合わせられない。


3ラウンド目、税関防衛
NIPはセキュリティだけでなく、武器庫など広く守っている。

oNeもオフィスや吹き抜けなど平面にも2階にもアプローチ。
NIPは居場所がバレると中央階段から引いていった。時間だけ稼ぐ良い判断だ。

しかし、セキュリティにはMUZIドクが残ったままだったか。ラペなどに対して1カット。

NIPの引き際が手早かったので、クリアリングミスも責められないか?

oNeは吹き抜けに居た人員がいつのまにかセキュリティ詰めに変わっていたりと、チームの方針転換がキッパリとしていて面白い。

しかし、これまでのラウンドもそうだが、重要な所での詰めが甘い。確実性を持たせられていない。


4ラウンド目、2階防衛
oNeはセキュリティ殲滅の連携が見事だ。中央廊下からのCoverもしっかり対処した?

NIPは特に増援を寄越すわけでも無いので、oNeに人数有利が傾く。

しかし、やはりoNeはその後の詰めが甘い気がする。(NIPの撃ち合いが強いのはあるだろうが。)

囲むような攻めは1点ずつカットされることに繋がる。
なんとか2on1に持ち込んでからは、plantで誘ってプランターが勝負したのが良い判断だった。


5ラウンド目、2階防衛
NIPはJULIOヴァルが吹き抜けのリスクある位置取りから東階段をを突き上げニトロ。

oNeは今度はセキュリティを放置して、オフィスから資料plantを狙った。
うまくロックを掻い潜ってplant成立。

しかし、NIPのリテイクが刺さりに刺さる。oNeの配置が悪いのか、NIPの撃ち合いが強いのか、画面に映らないのでよく分からないが、oNeがCoverを入れられていないことは確かだ。

マップ制圧率の関係で、NIPはリテイクが行いやすかっただろう。


6ラウンド目、換気作業防衛
NIPはセキュリティの単独遊撃が速効で狩られる。

NIPは下から平面からと同時にリテイクをかけるような形でセキュリティのoNeを削っていく。

下からカットを発生させたと同時の平面詰めを行ったNIPは素晴らしいだろうが、oNeはロックなど不足していたのだろうか。

それでもoNeも撃ち合いは強い。上下の撃ち合いをすべて制していった。






NIP攻撃スタート
7ラウンド目、2階防衛
NIPはサッチャーがおらず、ジャッカルやドッケビといった攻撃的な構成。

1階から制圧して2階にでもかけ上がろうとしたのだろうか?
時間をかけすぎたことにより、上から見られていてさっそくインジャーが発生する。

その後のNIPは動きがバラバラになってしまった感は否めない。個々の撃ち合いで勝てなければいけないような攻めを展開してしまった。


8ラウンド目、換気作業防衛
oNeはバラバラに遊撃を配置するような形。わりと狭めに守っている。

NIPは税関の孤立した遊撃を見つけると、上から工事してもらって平面から詰めるという良い連携を見せている。

NIPが武器庫にアプローチしないのをいいことに、oNeは平面で積極的に勝負したか。

NIPが人数有利を保ってはいるが、細かい撃ち合いのタイミングや人の位置取りでoNeが勝利した。


9ラウンド目、税関防衛
oNeは留置場外の補強を割ろうとした瞬間にセキュリティから飛び出している。

NIPは警戒していなかった訳ではないが、タイミング悪く別の場所を見ていたか。

oNeは単独遊撃が多いのと、NIPの撃ち合い強さで、遊撃との1on1にNIPが勝っていく。

最後の2on1はNIPの判断が悪かった。上に居るということが分かっていたなら、勝負するのではなく、安全な場所でplantしてもよかった。
実際はイーヴィルアイによって上から抜かれたかもしれないが、それでも個人で勝負する位置にいたのは間違いだろう。


10ラウンド目、2階防衛
oNeが室外に積極的に撃ち合ってくれるので、NIPは人数差を簡単に作れている。

東階段からSMG11で室外機の後ろを倒すoNeもすごいが、NIPの屋上からのCoverがしっかり入った。

NIPは4on2だが、その後の取り組みが悪い。個人で勝負して人数が削られていくシーンが続いた。もったいない負け方をしている。




oNeマッチポイント
11ラウンド目、窓口防衛
oNeのオフィス防衛に対して、NIPは中央廊下多めの配置をしている。リスキーな選択だが、狭めに守っていることの多いoNeには有効かもしれない。

NIPはオフィスを取りきることに成功し、上からと室外からの射線、スモークによる税関からの射線カットで窓口にエントリーした。

oNeは明らかにオフィスを取られてからの解決策が用意できていなかった。


12ラウンド目、換気作業防衛
oNeは留置所から決めニトロ。oNeは情報も無いだろうにセンスで行うことが結構刺さったりしているのは驚愕だ。

NIPはオフィスと武器庫からの同時の詰めはいい感じと言っても良いが、ライブドローンがあるわけではないので、ハイドを許してしまっている。

oNeのリテイクしたイエーガーが強かった。位置がバレていても決め撃ちを駆使して勝ちきった。

oNeは現地がかなり薄いので、それに気づければNIPの勝ち筋は十分あったのではないかと思うが、やはりドローンを回していないので遊撃に先にカットされてしまう。








2Map目:カフェ(oNe)


サッチャー、ミラ、NIP ban
テルミ、エコー、oNe ban
oNe攻撃スタート


1ラウンド目、3階防衛
NIPはシガーラウンジやシガーショップにキャッスルや展開シールドを置いてガッツリ守っている。

oNeはそれに付き合わず、天窓からドロップして無理矢理カクテルラウンジを制圧した。

oNeはplant成立させたが、MUZIヴィジルのリテイクが強すぎた。最後のラペもPhycoアリバイが飛び出してカットしている。


2ラウンド目、1階防衛
NIPもoNeも4、1の人数割り当てで動いている。

1の勝負はoNeが勝つが、真正面からの撃ち合いはNIPが勝つことが多い。

oNeは真正面から単独でショットガンに勝負を挑み続けたりと、撃ち合いに頼りすぎだ。


3ラウンド目、読書防衛
NIPは上下に面白い射線を通している。
それによって2カフェ(ピラールーム)の階段を上がってくる1の動きを易々と処理した。

oNeはドッケビなど使った3階の制圧を上手く通すが、やはりドローンが回っていないのでハイドを許すし、その間に階段途中上がりからのリテイクも決まってしまう。

その後のoNeは現地に詰めようという判断は良かったと思うが、遊撃の位置は把握できていない。


4ラウンド目、3階防衛
NIPはpinoイエーガーが屋上に決め撃ち。oNeのロックは定番位置過ぎた。

そのままpinoは飛び出すが、勘で飛び出したのだろうか。そこにはおらず、帰りを1の動きのツイッチに狩られた。

ツイッチはそのまま白階段にアプローチし、その1の動きをバレていなかったように見えるが、情報が無いために攻めには出られなかった。

その間に本陣が壊滅。シガーラウンジで待ち受けるNIPに、ラペなども用いずに平面で受けたって負けていった。


5ラウンド目、1階防衛
NIPは回線落ちで、oNeの勝利ラウンドに。


6ラウンド目、読書防衛
NIPは白階段からE外にメチャクチャ勝負を仕掛けていく。ロックもされていて不利なはずだが、勝ちそうになるあたり個人技のおかしな強さが見える。

oNeはEラペしつつ、シガーラウンジ方面からも攻めている。
しかし、イマイチ目的というか、チームでどこにアプローチしようというのが曖昧だ。

突き上げなどは仕方ないところはあるが、個人でバラバラな場所に勝負して負けていった。






NIP攻撃スタート
7ラウンド目、3階防衛
NIPはモンタ。oNeはかなり引きめに守っている。

NIPはモンタを用いてどこを押そうというのが明確だった。
白階段の窓からロック、モンタが廊下を進行し、その背後のシガーラウンジからPeekでカットする。
明確に挟み込めているので、確実に人数を削れた。

oNeはシガーラウンジリテイクを成功させるものの、NIPは既にカクテルラウンジまで進行して、現地を殲滅させていた。





NIPマッチポイント
8ラウンド目、1階防衛
NIPは食料保管庫方面から攻める姿勢を見せている。
同時に2階掘削や列車からも突き下げして、現地に圧力をかけた。

oNeはまたもや狭く守る形だが、そのぶんCoversは厚い。
VIPに詰めようとしているモンタにクロスが敷かれていることに、NIPはドローンで気づけていた。
こういった連携は今のメンバーになってから強く見られるようになった部分か。

NIPは途中からベーカリー攻めに切り替えたが、時間が足りない。

しかし、NIPの個人技の高さである。MUZIアッシュが暴れてギリギリで殲滅しきることに成功した。










3map目:ヴィラ

火花、エコー、NIP ban
サッチャー、マエストロoNe ban
oNe攻撃スタート


1ラウンド目、飛行展示防衛
oNeは1階から取っていく。仕込みドローンなとはあるようだが、その後のクリアリングは体で行われるので、遊撃の待ちに簡単にカットされる。

カットされてからドローンが回るが、囲むこともなく逃げられてしまう。

NIPは遊撃1人以外は、S階段を守る姿勢を見せるくらいだった。早めに引いて、クラシックホール角も明け渡している。

それで守りきるには餅つきを完遂させる必要があっただろうが、壁は開いてしまった。
それでは攻撃側がやりたい放題だ。


2ラウンド目、彫像展示防衛
NIPは遊撃が早めに勝負している。このリスキーな感じは昔からだ。

遊撃以外は狭めに守っているので、けっこうoNeがやりたいことをやりたいようにやれている。

NIPの勝負は囲みの内側から正面突破を試みる形になり、勝ちきれない。

しかし、oNeの最後の詰めの部分だ。相変わらず詰めが甘い。

どこを潰して何をするかが明確でないままエントリーや進行が行われるので、NIPのクラッチを許してしまっている。


3ラウンド目、飛行展示防衛
先ほどの1階に対する重点的な詰めを見てか、NIPは1階に展開シールドやプリズマを置いて守りそうな姿勢を見せている。

oNeは今度は逆棟から主に詰めていくような形。

NIPはS階段以外は現地の外を守らないので、クラシックホールはすぐに制圧され、包囲に対して真正面から抗うしかなくなる。流石にきつすぎる。


4ラウンド目、飛行展示防衛
NIPは防衛を変えない。しかし、早めのリテイクという変化はつけている。1カット。

NIPが餅つきをしないので、oNeは娯楽室の補強をかなり開けられているのだが、なぜか飛行展示に勝負したりしている。

oNeは娯楽室のハードブリーチを生かしきれずに、遊撃のリテイクなどで荒らされて終わった。


5ラウンド目、彫像展示防衛
oNeは時間がかかっているものの、遊撃を放置して逆棟から彫像展示に詰めることに成功している。

NIPは小さく守っているので、遊撃のリテイクが決まらないとなかなか守りきれない。
その遊撃の型もほとんど変化がない。


6ラウンド目、彫像展示防衛
oNeはまた1階に人数をかけて制圧する形に変わっている。

NIPの幅の狭い防衛に比べて、oNeはまだいろんなことが出来ている。

NIPは戦い方を変えた?たまたまスモークが下に降りただけ?
よく分からないが、1階で交戦が起こる。籠って守っていた時とは大きな違いだ。
その違いは大きかったかもしれない。






oNe攻撃スタート
7ラウンド目、飛行展示防衛
oNeは遊撃のイエーガー以外は籠って守る形に近い。

NIPはあまり戦術的なアプローチを組み立てられずにいる。前後から遊撃を挟むような動きは見せているものの、個々でエントリーして個々で勝負するような形なのだが、oNeのドントピークや情報共有の面に助けられている。

NIPのリスクある進行を咎められない。


8ラウンド目、飛行展示防衛
oNeはクラシックホール角の補強がマーベリックで開けられたので、ヴァルカメを使って下からニトロ突き上げという選択をしている。良い判断だ。

それに対するNIPの対応も良く、突き上げによって開いた穴を覗きながらおおよその位置を共有。そしてドッケビで電話を鳴らした瞬間にバックが穴を開けて強襲した。

このラウンドのNIPは時間がかかりすぎているが、殲滅判断の連携による現地制圧は素晴らしい。
複数箇所からエントリーしながらも、しっかりと娯楽室に詰められている。選手の距離感が良い感じだ。


9ラウンド目、彫像展示防衛
oNeはクラッシュを持ち出している。

NIPのファーストカットはクラッシュの後ろから勝負しようとして負けた?

クラッシュはそれなりに刺さっていたように見えるが、NIPは一方向の詰めから包囲する攻めに変えることによってカットを続けていった。

NIPの撃ち合いの強さとタイミングの良さはあるだろうが、oNeは急変する状況での情報共有が怪しい気がする。

NIPは強力な個人技を取り揃えたことにより、このような包囲が強みとなっている。



NIPマッチポイント
10ラウンド目、彫像展示防衛
oNeは逆棟から詰めてくるNIPに対して、逆棟を戦いの場とする選択。

これに関してはNIPの仕込みドローンと殲滅が上手かった。人数不利を背負っても迷いなく殲滅を行った。

最後の2on2での二人の連携も良い。
最後は単純に個人技だろうか。クラッシュは足も遅いし不利であった。










NIPもoNeも人数有利が取れた後、重要な部屋を取れた後のアプローチが悪いことが多い。

ドローンを回さずに撃ち合いに行ってしまうので、強気な撃ち合いを仕掛けて来ている防衛を読みきれず、無駄に打ち負けてしまうシーンも多い。

oNeは局所殲滅力は高いものの、戦術的な動きになると人員配置などイマイチだ。
おそらく情報が無いであろうセンスによる動きをいくつも通すのは驚愕。

NIPは連携が上手いところも見え、昔よりは確実に強くなっているが、攻撃はまだ甘い。
上から工事しての平面詰めや、下からカットしたと同時の平面リテイクなど巧みな連携も行っている。

どちらのチームも中盤以降や仕切り直しの段階でのドローン回しが無いので、防衛のクラッチプレイが起こりやすい。





NIP vs oNe(今更Major予選)
oNeの局所殲滅力、NIPの目標の統一感など良いところは見られた。

しかし、両チーム共に中盤でのクリアリングが甘く、体で行うことによって防衛のクラッチを招いてしまうことも多い。(LATAM全体の課題な気もするが。)

NIPの細かい所での連携の良さが勝負を決めた。





oNeは目標を"チームで共有出来ていれば"強いのだが、人数が減った後のバラバラな詰めなど見られる。

情報共有や役割分担の甘さも感じられ、状況を動かす側は得意でも動かされる側に回ると、途端にパフォーマンスが低下する。

防衛では遊撃1人、現地4の体制を多用したが、NIPの包囲殲滅力に抗えない。




NIPは先述したような甘い部分はあるが、カフェ白階段と廊下を挟み込むアプローチ、ヴィラの包囲殲滅など、細かい連携と目標設定は優れている。

特に5人の高い個人技は包囲を強靭なものにしており、リテイクなどで邪魔されなければ、強力な戦術として効果を発揮する。

防衛のクラッチ具合も異常だ。