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シージ試合雑感想#115 SSG vs EG - DreamHack Montreal 2019 - Day2 - Quarterfinals -

SSG vs EG - DreamHack Montreal 2019 - Day2 - Quarterfinals -


※注意事項※

・生放送を見ての初見の感想/考察であることが多いです。
・内容の細かい推考/修正は行っておりません。文章として成り立っていない部分もあります。
・人名や場所名が所々間違っているかもしれません。誤字、脱字もあるかもしれません。
Twitterに短く纏めて投稿する前の下書きのようなものです。
・すなわち色々と雑です。ご了承下さい。



DreamHack Montreal Minor 2019: Day 2
※時間指定済み




(感想)

SSG vs EG


Map:海岸線(EG)、クラブハウス(SSG)、ヴィラ



1Map目:海岸線(EG)

ジャッカル、ヴァル、SSG ban
ノマド、マエストロ、EG ban
SSG攻撃スタート



1ラウンド目、フッカー防衛
SSGは必要なところを取りきらずに勝手口から半ラッシュな詰め。

飛び出しなどで対応される。

その後のキッチンへのローテーションもEGが察知してフッカー階段から対処した。


2ラウンド目、フッカー防衛
SSGはフッカー外とサンライズからの突き上げだけで作戦を完結させた。

突き上げと多数のロックによる確実なフッカー排除、リテイクへのドローン、引きに対する決め撃ち、火矢と同時の複数人でのフッカー階段上がり、良い点がたくさんある。


3ラウンド目、フッカー防衛
EGはアクアリウムエントリーやサンライズのハイドなど、早い段階で勝負出来ている。

SSGに対しては必要な動きだ。

SSGは目標を一点に絞ってチームの総力を注ぐことが得意なので、それ以前の段階で集中させないように乱さなければならない。


4ラウンド目、キッチン防衛
SSGはライオンを失いつつも、キッチンから押していく形。

カピタオの火矢の使い方が上手いチームだ。

最終的にはRampyバックの裏からの奇襲が刺さった。


5ラウンド目、キッチン防衛
SSGは丁寧に2階から取っていくいつもの形。

EGは結構早めに引いていった。
そして平面展開する、こちらもEGが得意とするような流れの戦い方だ。

勝負を決めたのは火矢に対するNecroxスモークの勇気ある突進。

しかし、それによってplantが崩壊しても、タイミングを合わせた攻勢でギリギリのところまで持っていくSSGは流石だ。


6ラウンド目、フッカー防衛
EGは現地が薄くなっていることが多く、さらにそれをドローンによって悟られている。

そうすると、SSGはとっとと現地を潰しきる体勢に入り、ただでさえ強力なセットプレイを少人数で受けなくてはならない。

その強力さはクレイモアとも合わさって、遊撃のリテイク、逆ラッシュを許さない。





EG攻撃スタート
7ラウンド目、キッチン防衛
EGは2階には基本的に構わずに平面的な圧力を高めている。

SSGもしっかりと工事がしてあってエントリーは許さないのだが、射線までは防ぎきれない。

無理にCoverに行く動きも裏目に出ている。

最後になって2階に圧力をかける動きも含め、geoツイッチの活躍が非常に大きい。


8ラウンド目、キッチン防衛
SSGは防衛が弱点なのは変わり無いか。

しかし、SSGが悪いというよりはEGが良いと言えるだろう。

一時期は戦術的なチームプレイがグダグダな時期もあったEG.
せっかく工事してもそれを全く活かせないこともあった。

しかし、現在はしっかりと工事を活用して確実に戦術を通せているように見える。

戦術のEGが復活してきているか?


9ラウンド目、フッカー防衛
EGは2階を取って現地とは関係ないところでも突き下げをして圧力をかけている。

SSGの居られるところを限定させてカットを重ねたか?

nvKツイッチの1の動きがいい感じだ。




EGマッチポイント
10ラウンド目、ダブルバー防衛
EGは色々と1の動きを増やしたことが良い方向に働いている気がする。

nvKツイッチの活躍は今回のラウンドも大きかったが、Moddigaやgeoも含めて3人で1の動きをしていることもある。

EGの狙いや詰めたい所をSSGは理解できていないラウンドが多かったように見えた。

最後はCanadianのハイドが刺さったが、plantをギリギリ止められず。
その後の勇気ある解除続行も読みあいで負けた。









2MAP目:クラブハウス(SSG)


カピタオ、エコー、SSG ban
火花、マエストロ、EG ban
SSG攻撃スタート


1ラウンド目、地下防衛
EGはヴィジルを使って2階遊撃で時間を稼ぐ形。

圧力が高まったら引いていった。

SSGもしっかり引きロックが入っているが、遊撃殲滅にリソースを注いでいるのでロックは1つしかなく、それを利用されて人数交換に持ち込まれた。


2ラウンド目、金庫防衛
EGはガレージ2階を捨てて、ラウンジ含む1階を重点的に守っている。

ヴァルカメによる突き上げ狙いだろう。

SSGはしっかりと予測出来ていた。
plantアプローチのタイミングで倉庫から圧力をかけているのが素晴らしい。


3ラウンド目、ベッド防衛
SSGは金庫籠りに対して、監視側の補強を割ると見せかけながら実際には金庫階段側が本命。

こういったチーム連携はSSGの大きな利点だ。

そしてSSGの負け方で目立つのは、準備段階で勝負されること。

自分達でアクションを起こすのは得意なのだが、準備が整う前の勝負を防げないことも多い。


4ラウンド目、地下防衛
EGは変わらずヴィジルを使いつつ、2階遊撃で時間とリソースを削る。

EGが広く遊撃に出ているので、SSGは確実に包囲殲滅しきれない。

3on3になるが、SSGにとって人数が減るというのは大きく、単なる人数イーブンではない。

それがEGの狙いだろう。


5ラウンド目、金庫防衛
EGは監視外に向けて張る謎ミラ。
1階を強めに守っているのも同じ。違うのはガレージにドクが配置されたこと。

SSGは改装現場から詰める選択と倉庫からの圧力を選んだが、圧力をかけきれずに中途半端な詰めになってしまったか。


6ラウンド目、ベッド防衛
EGの金庫籠りに対してSSGは時間がかかかり、加えてEGは早めに引いたので成果を得られなかった。

しかし、最終局面でのSSG強みが発揮か。
目標がきちっと定まっていればSSGは非常に強い。

SSGの準備が整う前のEGの勝負が失敗し続けたのも大きかった。




EG攻撃スタート
7ラウンド目、地下防衛
SSGが1階にキャッスルを貼っていることに対して、EGはラッシュが適切だと判断したのか?

それともラウンド余裕があるからの選択なのか?

ガレロンから全員で詰めていったが、SSGの察知と対応が早かった。EGが若干遅いのもあったか。


8ラウンド目、金庫防衛
SSG防衛は個人での勝負、個人技での勝負が多いので結構リスクがある。

それが防衛の弱点感に繋がっている気もするが、今回は上手くいっている。

EGは包囲しようとしたのかもしれないが、イマイチ目標を定めきれていないようにも見えた。


9ラウンド目、ベッド防衛
SSGは金庫でガスグレなどリソースを遠慮なく使っている。

EGは金庫は抑えるだけに留めて、ベッドを直接詰める形だったのかもしれないが、物流小部屋のミラなどSSGの独特な防衛を突破できなかったか。


10ラウンド目、地下防衛
SSGも地下以外に遊撃を出すのだが、EGと違うのはキャッスルで1階をほきょうしたりしているところ。

EGはベッドを取りたい動きを見せているのだが、詰めるまでが遅い。
人員も薄く、リスクも高い。

SSGの狙い通りに時間を浪費して、最後の詰めもCoverなどバラバラ感があった。

包囲をしたいように見えるのだが、包囲が上手くいかないことも多そうだ。




SSGマッチポイント
11ラウンド目、金庫防衛
EGはフラグカット、ガレージ2階との撃ち合いなど勝ちたい勝負にすべて勝てたか。

戦術的にどうという感じでも無かっただろうか。

そういうラウンドもある。


12ラウンド目、ベッド防衛
EGは時間がかかる。その間にSSGの準備が整えられていく。

EGは最終的に全員でスニークインを狙うような、戦術とも言えない下策に頼らざるを得なかった。

クラブに関してはまだ纏めきれてないようだ。










3MAP目:ヴィラ


ジャッカル、ミラ、SSG ban
ノマド、マエストロ、EG ban
EG攻撃スタート


1ラウンド目、飛行展示防衛
SSGは妖怪の使い方、位置取りが非常に巧みだった。

S階段の1階に置いて下からの奇襲を防ぎ、クラシックホールの角にも置いて進行を妨げた。

相手が進行したくなる、撃ち合いたくなる、占拠したくなる場所にいい感じに置かれている。


2ラウンド目、彫像展示防衛
EGは地下から複数人でエントリーして遊撃排除を行っている。

仕込みドローンも効果を発揮している。

個人的には勝手にREC式と呼んでいる「入れる所からこっそり入って遊撃の移動を咎める形」をEGも取り入れ始めている。

遊撃に意識下で圧力をかけられるので広いMAPでは有効だ。


3ラウンド目、キッチン防衛
平面的に広がっているSSGに対して、EGは個人ごとのプレイになってしまったか。

複数人でCoverを入れられる形になっているSSGとなってなかったEG.
その差が出た。


4ラウンド目、飛行展示防衛
EGはクラシックホールまで取れているのだが、そこから先の籠っているSSGを突破する段階で苦戦が多い。

逆に内側から包囲を突破されることが多い。


5ラウンド目、彫像展示防衛
EGは遊撃排除の包囲が今度は上手くいった。

地下からの圧力をかけられていることが尾を引いているだろう。
SSG遊撃は2人体制でCoverを敷ける形にはしているが、見る方向が多くならざるを得ない。


6ラウンド目、キッチン防衛
EGは1階に広く展開する遊撃への対応に苦戦している。

明らかに練習不足というか、作戦が決まりきっていない感じだ。
遊撃へ構うのが中途半端になってしまっている。

一方向から現地を潰しきるのも手だろう。




SSG攻撃スタート
7ラウンド目、飛行展示防衛
SSGの詰めは強力だが、それでもリスクはある。

EGにはもちろん捌ききる力がある。


8ラウンド目、彫像展示防衛
SSGは1階を取って、突き上げして…と昔からやりたいことが変わらない気がする。

1階を取りきるまでは複数人だが、取りきった後は単独行動が多くなるのも昔からかもしれない。

EGは狙ったのかは分からないが、2マンセル遊撃でリテイクを行って有利を取った。

今のEGはこの2マンセル遊撃がキーワードのひとつかもしれない。


9ラウンド目、キッチン防衛
EGはSSGのセットプレイが始まる前に勝負を仕掛けられている。

複数箇所から同時にリテイクを行うような形で上を取りきり、SSGの確実な平面攻めを抑制する。

SSGは時間がかかかりすぎていて、流石のラッシュ力も活かしきれない。


10ラウンド目、リビング防衛
SSGはたっぷり時間をかける。

そうすると、EGは準備が整っていく。リテイクも通しやすい。

SSGは最後のスモークを使った設置など悪くない判断だが、位置取りはどうしても悪くなる。




EGマッチポイント
11ラウンド目、彫像展示防衛
SSGは相変わらず時間がかかるが、モンタとスモークで強引にplant成立。

盾を十分に活かしきった。

EGの突き上げがモンタに刺されば分からなかったかもしれない。


12ラウンド目、彫像展示防衛
Necroxスモークの天文室の耐え、赤階段上がりに対するCover、記念品室の伏せ待ちそういった細かな部分がラウンド勝敗を決したか。

最終ラウンドに関してはSSGのタイミング感もズレが出てしまっていた気もする。










SSG vs EG
熟練度、構築の纏まり具合で言えばSSGだっただろう。

だが、結果はEGに傾いた。

EG勝利には彼らの変化、幅の広がりが関係したのは間違いない。
しかし、SSGの弱点を意識的に突いたEGの選択が大きい。

SSGは準備段階に勝負を仕掛けられたり、多くの過程が要求されると弱みが表れてくる。







EGは2マンセル遊撃によるリテイク、攻撃側における複数の"1の動き"による攪乱(勝手にREC式と呼んでいる)など、新しい要素を見せている。

その姿は以前と比べて堅苦しくない。柔軟性が向上した印象を受けた。

正攻法の戦術はまだまだ詰めきれていないが、一時期のグダグダ状態よりは遥かにマシだ。







SSGは良いところは今まで通りに、新しい姿も見せた。

海岸線における現地の薄さに対するラッシュ的な現地殲滅など。
それがクラブ、ヴィラでも発揮されたら結果は違ったかもしれない。

彼らの強みと弱みは表裏一体なので、簡単に変えられるものでは無いだろうが、何かしらの変化は必要か。